ハイスクールD×D大和の不死鳥
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20初戦後編
『フェニッモード』で何とかバアル眷属の女王を倒した俺は地面に降り立ち『フェニックスの鎧』をはずすと眷属のみんなが集まってきた
「ヤマト大丈夫?」
「俺は大丈夫だよ、真名、いのりの手当てをお願い」
「わかったわ」
真名がいのりの手当てに入ったとき別館の方から少年と青年が歩いてきた
「俺の女王を簡単に倒してくれたな、さすがリアスが惚れた男だな」
まさか、サイラオーグがここに来るなんて思いもしなかったぞ
「君の眷属もすごいな、特に『二眼龍』の持ち主には驚かされたよ、飛天の使い手と『滅びの剣』の使い手だとは驚いたよ」
「それは、どうも」
なんで、俺の周りには戦闘狂が多いのかね。
「決着をつけようか!ヤマト・グレモリー!」
やるしかないな
「みんな下がって!」
「でも、ヤマト怪我してるじゃん!」
姉さんごめんね
「こんなの平気だよ、それよりも危ないから離れてて」
俺はつけていたリミッターを全て外した
「ヤマト頑張って」
「ああ、任せろ」
みんな俺をギリギリ目視できるところまで下がった
「禁手化しろ、サイラオーグ。全力で勝負だ!」
「ああ、わかった。レオグルス!」
『了解』
兵士と思われる少年が獅子に変わった
「『禁手化(バランス・ブレイク)』」
禁手化を果たしサイラオーグは鎧をまとった
「これが俺の禁手、獅子王の剛皮(レグルス・レイ・レザー・レックス)だ」
獅子王の剛皮か~懐かしいなぁ~昔使っていた人間を見たことがあるな
「俺も『フェニックスモード』」
再び『フェニックスの鎧』を身に着ける
「いくぞ!ヤマト・グレモリー!」
『こい!サイラオーグ・バアル!』
ズゴォォォォォん
二人の拳がぶつかりあった瞬間フィールド内に衝撃波がおきる
「最高だ!」
『そうかよ!』
逆の拳で殴ろうとするがサイラオーグは回避し殴ってくるが俺も回避をする
それが何分、何十分続いただろうか、お互い物理的なダメージは無いが連戦の俺が押されていた
『ハァ……ハァ……ハァ』
「どうした、息があがっているぞ!」
サイラオーグの攻撃を何とか回避する
「どこを見ている?」
既に次の攻撃にうつっていたサイラオーグをとらえきれずよけられないところまで来てしまった
『しまっ………』
ズゴォォォォォん
俺はサイラオーグの一撃うけ地面に倒れ込む
「ヤマト!」
みんなの声が聞こえる……負けちゃうのか俺達?
『頑張ってください、ヤマト先輩!』
小猫ちゃんの……白音の声……そうだ俺は!眷属のみんなと、修行につきあってくれた兵藤眷属、白き翼そしてグレモリー眷属のみんなと勝つって約束したんだ、白音と約束したんだ!
『Phoenix over drive(フェニックスオーバードライブ)』
その言葉のあとに俺がまとっている鎧が崩れていく変わりに体を黄金の炎がつつんでいく
「これはなんなんだ?」
『フェニックスバーストモードだ』
俺の問いに俺に宿っている聖獣フェニックスの魂が答えてくれた
「フェニックスバーストモード?」
『何かを強く願った時に発動するフェニックスの最強形態だ』
勝ちたいと強く願ったから発動したんだな
「これならまた戦える!」
『くるぞ!』
前をみるとサイラオーグが突っ込んできていた
ズゴォォォォォン
再び俺とサイラオーグの拳がぶつかりあう
「まだだぞ!」
「負けるか!」
ズゴォォォォォン
ぶつかりあったが俺の拳が勝ちサイラオーグは吹き飛ばされた
「どうだ!」
「まだだ」
こいつ打たれ強い!
「眷属を心配させると悪いからな、そろそろ、終わらせるぞ!」
「こい!ヤマト・グレモリー!」
突っ込んでいく二人
『ウオォォォォォォ』
ズゴォォォォォン
「見事だ、ヤマト・グレモリー……」
そう言い残しサイラオーグは地面に倒れ込みリタイアの光につつみこまれていった
『サイラオーグ・バアル。リタイヤです。ゲーム終了です。ヤマト眷属の勝利です!!』
最後のアナウンスがされ、会場が熱気に包まれていった。
熱気に包まれている会場にヤマトをみている銀髪の少女がいた
「……ヤマト?」
ヤマトはその少女に気づく分けもなかった。
続く
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