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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories

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コラボ編 Cross over the various world
  Story-cross1-3 神話剣

 
前書き
IM HF編のネタバレがここから少し入っていきます。 

 
シャオンside

ジンの世界の時と同様に情報収集をし、分かった情報があった。


・この世界には《神話剣》と呼ばれるスキルがあるらしい
名前からして……多分セモンってやつの世界だ。

・最前線は75層
・この世界には多数の武器カテゴリに含まれるものがあるらしい
これはあまり関係ないな。

・最前線に、《神話剣》って呼ばれている剣士がいる。
これは間違いなくこの世界の主人公であろう、セモンのことだろう。



そこにフローラが合流した。

「シャオン君、この世界は……」

「神話剣の世界だろうな」

ピコーン


俺とフローラの視界の端に何かマークがついていた。


なんだろう?


俺とフローラは同時にステータスを開いた。

……………………!!??


「シャオン君! これって…………?」

「出発前に言ってたんだ。神話剣と翡翠の剣士の世界は俺たちよりも強いからステータス上げるって。

だから、作者がステータスを上げたんだろう。この世界でも戦えるように」


俺のレベルは98→126 フローラは95→122となっていた。


ついでに装備品もすべて変わっていた。

といっても……そこまで様変わりしてる訳じゃないけど。


追加スキルと武器の情報は、あとから送られてきたメッセージに書いてあった。


「えーと……メモによると……この世界の人物には、セモンとコハクがいるな」

「探しましょ♪」

俺とフローラは歩き出した。















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















セモンside

今朝、俺のメッセージ欄に見慣れない相手からのメールが届いていた。


内容は……

『To神話剣セモン

今日、君の世界に、異世界から来ている二人がいる。
『蒼藍の剣閃』シャオンと『剣の舞姫』フローラ。
せっかくだから、二人に会ってみてはどうだろうか?

特に、蒼藍の剣閃は彼自身の世界では最速を誇るプレイヤーだ。

From KZM』

特に気にするようなものでもなかったけど、俺は最後の文に引っ掛かった。

最速のプレイヤー…………もしかしたらあいつよりも速いのか……?

だとしたらすごいな。どれくらいの速さなのか比べてみたい。


そこでコハクが扉を開けて来た。

「セモン、私たちの世界に他の世界から来た人がいるみたいだけど」

「気になるから75層に行こう」

「そうね」

俺たちは添付されていた写真を手に、そのメッセージの追記に書かれている通り、75層に向かった。















75層……つい最近解放されたばかりの層だ。

「さっさと探そう」

「そこまでせかさなくても…………」


とこんな会話をしつつも俺たちは二人を探しに店の並ぶ方へ向かった。
















◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆















シャオンside

うーむ……なかなか見つからんなぁ…………


今回の旅、キャラの名前と主装備以外は一切の情報がないので周りのプレイヤーから情報収集しつつセモンとコハクを探している。


「シャオン君……見つからないよー」

「焦るな……きっと見つかるはずだ」

「そのセリフもう3回目だよ」

「…………はぁ……しょうがないか……装飾品の店でも覗いてみるか」


俺は、自分たちの世界の地図を元に装飾品の店に行った。










構造自体は全く変わっていないのか、装飾品の店は全く同じところに店を構えていた。

ただ、ひとつ違うのは……そこがNPCショップだったこと。俺たちの世界で行くとそこはプレイヤーの店なので一通り名が通っている俺たちはだいたい茶化される。


「うわぁ……きれいだなぁ…………」

そこに陳列されていたのは、美しくきらびやかな装飾品の数々。

「シャオン君……」

「…………それ買うの?」

「…………バレた?」

「顔に大きく書いてあるよ」

「う…………」

「いいよ、俺が買うから。

っていっても財布は共通データなんだけどな」

「そう言えばそうでした…………」


俺たちは二人でお揃いの小さなペンダントを買い、店を出た。














第3者side

しばらく歩いていると…………シャオンたちはある二人に出会った。

向こうも、何故かシャオンたちの存在を知っていたらしくこちらに向かってきた。


男女のペア。男の方はシャオンと同じぐらいの身長のようだ。

「ひとつ質問していい?」

女の子の方がしゃべる。

「構いませんけど…………」

――何故にフローラ敬語? 見たところ俺たちとそんなに年変わらない気がするけど…………

「単刀直入に聞くわ。あなたたちが異世界から来た二人……『蒼藍の剣閃』シャオンと『剣の舞姫』フローラね」

――無愛想ッスね…………俺苦手かもしんない。

「そうよ」

「そうか……君たちかぁ」

男の方もしゃべりだす。

「っと、自己紹介がまだだったな。

俺はセモン。よろしくな」

「私はコハク」

「知ってのとおり、俺はシャオン。よろしく」

「私はフローラ。よろしくね」

「シャオンたちは、何をしにこの世界に来たんだ?」

「新婚旅行だ。この世界で具体的に何するかはまだ決めてないけどな」

「…………ふーん」

「じゃあさ、俺たちとクエスト行かないか?」

セモンからの唐突なお願い。シャオンは少しばかり困惑する。

「今、俺たちの仲間はみんな忙しくてさ……高難易度クエストを達成するための人手が欲しかったんだ。

見たところ君たち強そうだし」

「…………それなら協力するよ。この世界での思い出にもなるから俺たちにとっても得だな」

「それなら決まりだな」

女性二人は納得いかないようだ。

「セモン……本気?」

「シャオン君…………本当にやるの?」


その問いに、セモンとシャオンは同時に答える。


「「旅は道連れって言うだろ?」」


女性二人はこの時確信した。

セモンとシャオン…………二人の性格は全く同じといっていいほど似ている、と。
















Story-cross1-3 END 
 

 
後書き
二つ目の世界はAskaさんの小説『神話と勇者と聖剣と』の世界でした!

この世界ではデュエルでなくクエストという形ととらせてもらいました。
Askaさん、こんな感じでよろしいでしょうか?

てなわけでシャオンとフローラは神話剣の世界に来ました。
セモン&コハクと共に行くクエスト、どうなるのか……お楽しみに!

じゃあ……

フローラ「次回も、私たちの冒険に!」

シャオン「ひとっ走り……付き合えよな♪」
 
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