ガンダムビルドファイターズ ~try hope~
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チーム名を決めましょう
ケルサスガンダムを使ってから二日後、今日は機体の改修作業をすることになった。
「俺、素組なら作ったことあるけど、改造なんてやったことないぞ」
だってガンプラなんか、前までは素組で作ったことは何回かあるけど、改造できるほどの技術なんて、俺にはありません。
「ヒロヤ君は基本ガンプラをいじらないで、武装を考えてて」
「あっ。なるほどな」
武装ね……………ようは使用する武器を選んでろってことか。
確か、元からある武装って、グラディウス(剣の名前)と、ビームサーベルとサブマシンガンだったな。
「あれ?そういえばお前たちは何やるの? 」
「僕はバックパックを作るよ」
「私は自分のガンプラを完成させるつもり」
やっぱ俺だけだな。ガンプラ改造できないの………。
てか武装って、これ以外思いつかねぇ!
と悩んでいるところに、部室の扉が開きムウさんが入ってきた。
「よう。調子はどうだお前ら? 」
「いい具合に出来上がっていますよムウさん」
「私は、完成率六割ってところです」
なかなか作るの早いな。作者は時間を稼げたんだな。
「ん?ヒロヤだけが何もしてないな?暇なのか? 」
「いや暇といわけではないですが………」
「そうか?まるで自分だけ改造出来ないから、取り残されてる感がすごいぞ」
えっ?回りにもわかるぐらい、そんな感じが出てたの?
「なら、俺とバトルでもしているか。いいよな? 」
まぁ武器も全然思いつかなかったし、ちょうどいいかな………。
「じゃあ、お願いします」
「よしきた!じゃあ早速やるとするか」
ムウさんはバトルシステムがある部屋に先に行き、俺も後をついていった。
『Please Set Your GPベース』
『Beginning plavsky particle』
『Dispersal』
『Field Resort』
今回のステージはヤキン・ドゥーエだ。
『Please Set Your GUNPLA』
台座にガンプラを置き、
準備完了だ。
『BATTLE start』
「サオトメ ヒロヤ。ケルサスガンダム!出る! 」
フィールドに出ると、ムウさんのガンプラ『アカツキ』がいた。
「行くぞ! 」
ビームサーベルを引き抜き、サブマシンガンを撃ちながらアカツキに接近する。
「甘い甘い! 」
アカツキはヒラリヒラリとかわしていき、ビームサーベルを抜いて相手も接近してきた。
ケルサスガンダムはビームサーベルを降り下ろし、アカツキはそれをビームサーベルで受け止めてきた。
つばぜり合いをしてると、アカツキはライフルを手放し、マシンガンを握り潰して破壊された。
「はっはぁ!まだまだだなぁやっぱ! 」
「汚い! 」
アカツキは手放したライフルを持ち、すぐに後退していった。
「甘ったれるな。こんなことよくあることだぞ」
そう言い、背部のドラグーンを射出して攻撃してきた。
「これだから大人は! 」
スロットを選択し、するとケルサスガンダムの背中に妖精の羽みたいのが出てきた。
「なかなかファンタジーな羽だな。だが! 」
ドラグーンを一斉に撃ってきたが、それを全てかわした。
「ほう。その羽が出るとスピードが上がるのか………」
「正解!あんたが寝ている間に、いろいろ試してたからな! 」
ケルサスガンダムはドラグーンの攻撃を避けながら、ドラグーンを一基ずつビームサーベルで破壊していった。
「いやお前!教師の仕事って結構大変なんだぞ!?休む暇とかなかなかできないから! 」
アカツキはライフルを撃ってきたが、それもかわしてアカツキに接近する。
「何故に顧問を受け持った!? 」
アカツキにビームサーベルを降り下ろし、ライフルを破壊した。
「何故かって?それはな………」
アカツキはビームサーベルを連結して、思い切り降り下ろしてきた。
「顧問を受け持つと、その分の仕事が減り!なおかつ、休憩できるからだ! 」
そんなこと力説するな!それでも教師か!?
お互いのビームサーベルがぶつかり合い、半ば呆れていると部屋の扉が勢いよく開いた。
「き、教頭!? 」
「ここにいましたかムウ先生!今日の朝に、放課後会議があると言っていたでしょう! 」
「えっ?言っていましたか? 」
「言いました!やはり寝ぼけていたのですか!とにかく、さっさと行きますよ! 」
と、バトル中にも関わらずに教頭に拉致されていったムウさんであった。
「……あわれだな」
そう呟くき、ガンプラを持って部屋をでる俺でした。
戻ると、シノはお茶を淹れていて、トウイはお菓子を食べていた。
「ん?お疲れ。教頭先生がいきなり入ってきたからビックリしたよ」
ポテチを食べながら言ってくる。
てかムウさん………あんたしっかりしろよ。
「そういえば、シノ達のガンプラはいいのか?まだ完成してないように見えるけど」
部室の端っこに、バラバラにパーツが分解されているのを指差しながら言うと
「塗装をしたから、乾くまで手が出せないのよ」
お茶を三人分、机の上に置きながらシノが説明してきた。
「サンキュ。てなると、あとは乾くまで暇になると」
「そうなるね」
お茶を飲みながら、トウイは相づちをうってきた。
にしてもこの暇な時間をどうするか?バトルシステムはさっきやったばっかだしな…。
俺がこの暇な時間をブレイクできないかと考えていると、シノが
「やることないから、チーム名でも考えてみましょう」
チーム名?何で?
「確かにチーム名とか決めてなかったね。あとヒロヤ君、大会とかでは学校名の他にも、チーム名も登録しなきゃいけないからだよ」
そうなのか。たんなる雰囲気作りの為に決めるのかと思った。
「じゃあ、そうするか。各々一人ずつ考え、紙に書いて出しあおう」
「了解」
「わかったわ」
さぁ、シンキングタイムの時間だ。正直どうでもいいが、変なチーム名にされるのだけは避けなければいけない。
ーーー――そうして三分後
「では、一斉に出していこうか。せーの! 」
……………。
ヒロヤ→ミルキーウェイ (理由)天之川から、天の川にし、呼び方を変えただけ。
トウイ→スターホープ (理由)感で書いたらしい
シ→トライアングラー (理由)三人で戦うから
……。
「と、とにかくどうする? 」
「じゃあ、この三つを纏めたのにしましょう? 」
「賛成。ならヒロヤ君お願いね」
おいコラ。なにサラッと人任せにしとんねん。
「じゃあお願い」
手を合わせて頼まれる。
「………ハァ。じゃあ今まとめるから待ってろ」
え~と。ミルキーウェイとスターホープとトライアングラーを纏めると…。
うん。ムズい。こうなりゃ勘で決めてやる。
紙に頭に出たやつを二つ書き、二人に見せる。
「この二つから選べ」
紙には『トライミルキーホープ』と、『スターアングラー』と書かれている。うん。ダサいな。けど仕方ないよ。適当だもん。
二人だって、なんともいえない顔してるもん。
「とりあえず、僕は『トライミルキーホープ』がましかな………」
ましだと?なら何で俺に任せんだよ。
いっこうにシノまだ考えているが、今ちょうど決まったみたいな反応を見せた。
「じゃあ、トウイが選んだやつで、その中の『ミルキー』を外しましょ」
と、名前を一部抜くという考えだったようです。
「あっ。それいいね!チーム『トライホープ』!でっ、ヒロヤ君は? 」
おそらく、これ以上考えてはもっと、なんか…うんってやつしか出ないと思うし、それでいっか。
「んじゃ、それで決定で」
こうして、チーム名は『トライホープ』になりました。
ぶっちゃけ、チーム名決めるのに実際に物語でやるか?やらないだろ?
そんなこんなで、こんな話になりましたとさ。
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