| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

守護者に俺はなる!!!

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

目覚めると

目が覚めると、俺は船に乗っていた。

「おっ?気が付いたよい?」

ユウ「ここは?」

「取り合えず、事情は後で説明するとして、親父を呼んでくるよい」

そう言って、パイナップル頭の人は部屋から出ていった。

ユウ「俺は・・・助かったのか?」

自分の体を見ると、包帯が巻かれており治療されていた。すると、先程の男と一緒に大柄で髭を生やした男が一緒に入ってきた。

「グララララ!気が付いた様だな」

ユウ「えっと・・・貴方は」

「俺の名は《エドワード・ニューゲート》だ。だが、白ひげと言えば分かるか?」

ユウ「白ひげ!?」

その名前を聞いて驚いた。白ヒゲと言えば、世界で知らない人はいない程の大海賊だ。

ユウ「どうして俺は、貴方の船なんかに?」

「俺達の仲間が、お前がグランドラインで漂流してるのを助けたんだよい」

ユウ「そうだったんですか」

白ひげ「グララララ。次はこっちの質問だ。何でオメェは、グランドラインを漂流してたんだ?」

ユウ「それは・・・」

俺は、気を失う前の事を思い出すと言葉が出なかった。

白ひげ「どうやら、何か言いにくい事みたいだな」

ユウ「いえ、そういうわけじゃ」

「あんまり無理して言わなくてもよいよい」

ユウ「いえ、すみませんが聞いて下さい」

俺は、自分も村で起きた事を全て話した。

白ひげ「なるほどな。それで、てめェはどうしたい?」

ユウ「一刻も早く帰りたいのが本音ですけど、戻ってもアーロンの支配に従うだけです」

「じゃあどうするよい?」

ユウ「・・・エドワードさん、お願いがあります!!」

白ひげ「なんだ」

ユウ「俺を鍛えて下さい!!あの大海賊白ヒゲの船長にご指導をお願いしたいんです!!」

俺は起き上がり、土下座をして頼み込んだ。

白ひげ「グラララ。おもしれェ小僧だな!俺に直々指導してくれと言った奴は初めてだ!!」

「親父、笑い事じゃないよい!!」

白ひげ「そう言うなマルコ。小僧、本来ならそんな話は受けねェ」

ユウ「そうですか」

ユウはそう言われて、表情を曇らす。

白ひげ「グラララ。けどな、てめェのその根性を認めてやる。俺達が、直々にお前を鍛えてやる。んで、そのクソッタレ野郎をぶっ飛ばして来い!!」

ユウ「あ、ありがとうございます!!」

俺は嬉しさのあまり、泣きながらお礼を言うのであった。

白ひげ「グラララ!!まずは、その傷を全て治してからだ。何かあれば、マルコに聞くといい」

そいて白ヒゲさんは、部屋を出ていき俺とマルコさんだけとなった。

マルコ「そう言えば自己紹介してなかったよい。白ヒゲ海賊団一番隊隊長のマルコだよい」

ユウ「俺はユウと言います。マルコさん、宜しくお願いします!!」

マルコ「ヨロシクよい。まずはゆっくりと休め」

そしてマルコさんも出ていき、俺は再び眠りにつくのであった。それから2週間後、怪我もだいぶ治ってきたので、いよいよ白ヒゲさん達に稽古をつけてもらう事になった。

白ひげ「グラララ!!じゃあまずは、基礎を叩き込むぞ。マルコ、それに今日はジンベエもいる。コイツを任せたぞ」

マルコ「任せるよい!親父!!」

ジンベエ「親父さんの頼みじゃ。厳しくいくぞ!!」

魚人の人もいたが、今はそんな事を気にしてる場合じゃない。少しでも早く強くなって、ナミ達を助けるんだ!!

マルコ「まずは、お前にも覇気を覚えてもらうよい」

ユウ「覇気?」

聞き慣れない言葉に首を傾げる。

ジンベエ「覇気とは、戦闘でかなりの役にたつんじゃ。種類は三つあっての。武装色、見聞色、そして覇王色じゃ」

マルコ「武装色と見聞色は、鍛練すれば誰でも習得できるよい。けど、覇王色だけは才能がなければ無理だよい」

ユウ「なるほど」

ジンベエ「それに、覇気は自然系(ロギア)の能力者に攻撃する事ができる」

ユウ「そうなんですか!?」

その言葉に俺は驚いた。

マルコ「残念ながら、お前には覇王色の才能はないみたいよい。けど、残りの二つはいけそうだよい」

そして、覇気の習得始まった。当然その間は地獄だった。飯を食ってる時、風呂に入ってる時、寝てる時でさえも襲われた。見聞色を鍛えるためらしいけど、正直休まる時間がない。そして武装色訓練も大変だった。マルコさんが動物(ゾオン)系の幻獣種で、不死鳥の能力者だったから、武装色での攻撃を買って出てくれた。当然最初は、こちらの攻撃は一切聞かなかったので、攻撃される度に死にそうになりました。たまに白ヒゲさんも混ざってきますけど、混ざると本当にヤバかった。まさしく混ぜるな危険!!だった。けど、そのお陰で武装色と見聞色の覇気は無事に習得できたのであった。その後は、それを使いながらの格闘や剣術などの訓練。これも死に物狂いでやりました。何度、ナースさん達のお世話になったことか。白ヒゲさん専属かと思ったけど、どうやら違うみたいでした。そして時は流れて8年の歳月が過ぎました。俺も今は23歳だ。後変わった事と言えば、白ヒゲさんの船にエースという男が仲間になった。エースもまた、ロギア系だったので、マルコさんと一緒に鍛練の相手をしてもらった。そして、いよいよお別れの時。

ユウ「皆さん、本当に長い間お世話になりました」

マルコ「元気でな」

エース「また会おうぜ♪」

ジョズ「またな」

白ひげ「グラララ!!気が変わったら、何時でも戻ってこい。お前はもう、俺達の家族だからな」

ユウ「そう言ってもらえて嬉しいです」

ティーチ「ゼハハハ!元気でやれよ!!」

ユウ「そっちもね」

そして俺は、白ヒゲ海賊団の皆と別れたのであった。皆、俺が見えなくなるまで手を振り続けてくれたのが、物凄く嬉しかった。さて、今から帰るからね。ベルメールさん、ナミ、ノジコ。そして、待ってろよアーロン!!必ずお前を倒して、村を救ってやる!!俺は、そう決意しながら、東の海に向けて出航するのであった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧