守護者に俺はなる!!!
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目覚めると
目が覚めると、俺は船に乗っていた。
「おっ?気が付いたよい?」
ユウ「ここは?」
「取り合えず、事情は後で説明するとして、親父を呼んでくるよい」
そう言って、パイナップル頭の人は部屋から出ていった。
ユウ「俺は・・・助かったのか?」
自分の体を見ると、包帯が巻かれており治療されていた。すると、先程の男と一緒に大柄で髭を生やした男が一緒に入ってきた。
「グララララ!気が付いた様だな」
ユウ「えっと・・・貴方は」
「俺の名は《エドワード・ニューゲート》だ。だが、白ひげと言えば分かるか?」
ユウ「白ひげ!?」
その名前を聞いて驚いた。白ヒゲと言えば、世界で知らない人はいない程の大海賊だ。
ユウ「どうして俺は、貴方の船なんかに?」
「俺達の仲間が、お前がグランドラインで漂流してるのを助けたんだよい」
ユウ「そうだったんですか」
白ひげ「グララララ。次はこっちの質問だ。何でオメェは、グランドラインを漂流してたんだ?」
ユウ「それは・・・」
俺は、気を失う前の事を思い出すと言葉が出なかった。
白ひげ「どうやら、何か言いにくい事みたいだな」
ユウ「いえ、そういうわけじゃ」
「あんまり無理して言わなくてもよいよい」
ユウ「いえ、すみませんが聞いて下さい」
俺は、自分も村で起きた事を全て話した。
白ひげ「なるほどな。それで、てめェはどうしたい?」
ユウ「一刻も早く帰りたいのが本音ですけど、戻ってもアーロンの支配に従うだけです」
「じゃあどうするよい?」
ユウ「・・・エドワードさん、お願いがあります!!」
白ひげ「なんだ」
ユウ「俺を鍛えて下さい!!あの大海賊白ヒゲの船長にご指導をお願いしたいんです!!」
俺は起き上がり、土下座をして頼み込んだ。
白ひげ「グラララ。おもしれェ小僧だな!俺に直々指導してくれと言った奴は初めてだ!!」
「親父、笑い事じゃないよい!!」
白ひげ「そう言うなマルコ。小僧、本来ならそんな話は受けねェ」
ユウ「そうですか」
ユウはそう言われて、表情を曇らす。
白ひげ「グラララ。けどな、てめェのその根性を認めてやる。俺達が、直々にお前を鍛えてやる。んで、そのクソッタレ野郎をぶっ飛ばして来い!!」
ユウ「あ、ありがとうございます!!」
俺は嬉しさのあまり、泣きながらお礼を言うのであった。
白ひげ「グラララ!!まずは、その傷を全て治してからだ。何かあれば、マルコに聞くといい」
そいて白ヒゲさんは、部屋を出ていき俺とマルコさんだけとなった。
マルコ「そう言えば自己紹介してなかったよい。白ヒゲ海賊団一番隊隊長のマルコだよい」
ユウ「俺はユウと言います。マルコさん、宜しくお願いします!!」
マルコ「ヨロシクよい。まずはゆっくりと休め」
そしてマルコさんも出ていき、俺は再び眠りにつくのであった。それから2週間後、怪我もだいぶ治ってきたので、いよいよ白ヒゲさん達に稽古をつけてもらう事になった。
白ひげ「グラララ!!じゃあまずは、基礎を叩き込むぞ。マルコ、それに今日はジンベエもいる。コイツを任せたぞ」
マルコ「任せるよい!親父!!」
ジンベエ「親父さんの頼みじゃ。厳しくいくぞ!!」
魚人の人もいたが、今はそんな事を気にしてる場合じゃない。少しでも早く強くなって、ナミ達を助けるんだ!!
マルコ「まずは、お前にも覇気を覚えてもらうよい」
ユウ「覇気?」
聞き慣れない言葉に首を傾げる。
ジンベエ「覇気とは、戦闘でかなりの役にたつんじゃ。種類は三つあっての。武装色、見聞色、そして覇王色じゃ」
マルコ「武装色と見聞色は、鍛練すれば誰でも習得できるよい。けど、覇王色だけは才能がなければ無理だよい」
ユウ「なるほど」
ジンベエ「それに、覇気は自然系(ロギア)の能力者に攻撃する事ができる」
ユウ「そうなんですか!?」
その言葉に俺は驚いた。
マルコ「残念ながら、お前には覇王色の才能はないみたいよい。けど、残りの二つはいけそうだよい」
そして、覇気の習得始まった。当然その間は地獄だった。飯を食ってる時、風呂に入ってる時、寝てる時でさえも襲われた。見聞色を鍛えるためらしいけど、正直休まる時間がない。そして武装色訓練も大変だった。マルコさんが動物(ゾオン)系の幻獣種で、不死鳥の能力者だったから、武装色での攻撃を買って出てくれた。当然最初は、こちらの攻撃は一切聞かなかったので、攻撃される度に死にそうになりました。たまに白ヒゲさんも混ざってきますけど、混ざると本当にヤバかった。まさしく混ぜるな危険!!だった。けど、そのお陰で武装色と見聞色の覇気は無事に習得できたのであった。その後は、それを使いながらの格闘や剣術などの訓練。これも死に物狂いでやりました。何度、ナースさん達のお世話になったことか。白ヒゲさん専属かと思ったけど、どうやら違うみたいでした。そして時は流れて8年の歳月が過ぎました。俺も今は23歳だ。後変わった事と言えば、白ヒゲさんの船にエースという男が仲間になった。エースもまた、ロギア系だったので、マルコさんと一緒に鍛練の相手をしてもらった。そして、いよいよお別れの時。
ユウ「皆さん、本当に長い間お世話になりました」
マルコ「元気でな」
エース「また会おうぜ♪」
ジョズ「またな」
白ひげ「グラララ!!気が変わったら、何時でも戻ってこい。お前はもう、俺達の家族だからな」
ユウ「そう言ってもらえて嬉しいです」
ティーチ「ゼハハハ!元気でやれよ!!」
ユウ「そっちもね」
そして俺は、白ヒゲ海賊団の皆と別れたのであった。皆、俺が見えなくなるまで手を振り続けてくれたのが、物凄く嬉しかった。さて、今から帰るからね。ベルメールさん、ナミ、ノジコ。そして、待ってろよアーロン!!必ずお前を倒して、村を救ってやる!!俺は、そう決意しながら、東の海に向けて出航するのであった。
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