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ドリトル先生と学園の動物達

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第五幕その二

「動物達が虫歯になるのも当然です」
「こうしたものを食べて歯を磨かないと」
「とてもです」
「そうですね、しかし」
「しかしとは」
「これだけ甘いお菓子はやはり市販にはないですね」
 スーパーやお菓子屋さんにあるレベルではないというのです。
「イギリスのケーキ屋さんでもこれだけ甘いケーキはないです」
「日本にもです」
「むしろ日本のケーキは甘さが穏やかですね」
「そうですね、その日本のケーキと比べますと」
 それこそ、と言う日笠さんでした。
「信じられない位です」
「実際にお砂糖等は」
「私これまでケーキはかなり作ってきました」
「それでもですか」
「はい、他のお菓子もですが」
 それでもだおtいうのです。
「いつもの十倍はお砂糖を使っていました」
「十倍ですか」
「こんなに使っていいのかという位に」
 そこまで使っていたというのです。
「使ってです」
「そうして作ったのですか」
「蜂蜜やシロップもかなり使いました」
「それでこの甘さなのですね」
「そうです、これは恐ろしいものになるとさえ」
 その甘さがです。
「そう思って作りましたが」
「実際にこの甘さになったのですね」
「恐ろしいまでに」
「左様ですか、これは」
 本当にとです、先生も食べながら言います。
「甘過ぎますか」
「ここまで甘いお菓子を作られる人はいないです」
 こうまで言う日笠さんでした。
「とても」
「そうですね、イギリスにも」
 そしてついこう言った先生でした。
「ふと思い出したのですが」
「何をでしょうか」
「僕は世界中を巡ってきましたが」
 月にも行ったことがあります、先生はそれこそ世界中を旅しています。それで世界中のお料理も食べてきています。 
 その先生がです、思い出したことはといいますと。
「ここまで甘いのは一つだけです」
「一つだkですか」
「インドですね」
 この国の名前を出すのでした。
「インドのお菓子が」
「ここまでの甘さなのですか」
「そのことを思い出した」
「それじゃあね」
 動物の皆もそのお菓子を食べています、そしてあまりもの甘さにかなり困っています。その中でジップが言ってきました。
「インド人が作ってるのかな、このお菓子」
「それでこんなに甘いっていうんだね」
「だってこんなお菓子他はだよね」
「うん、ないよ」
 インドにしかない甘さだというのです。
「僕の知る限りはね」
「確かにね」
 ガブガブもここで言います、食いしん坊のガブガブですらこのお菓子達の甘さには困り果てて苦労しつつ食べています。
「この甘さはね」
「インドのものだっていうんだね」
「食べてみてそしてね」
 先生を見上げながらです、ガブガブは先生に答えます。
「先生のお話を聞くとね」
「そう思ったんだね」
「これはインドのお菓子だよ」
 そのレベルの甘さだというのです。
「それだよ」
「全くだよ、これはね」
「これだけ甘いとね」
 オシツオサレツもあまりもの甘さに苦労しつつ食べて言うのでした。 
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