NARUTO after days
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07結婚式
前書き
順調に行けばこの話の完結までこれを含め3話です
ナルトのプロポーズから二週間、木ノ葉ではナルトと日向の結婚式が行われていた。二人はあまり堅苦しく行うつもりはなかったのだが・・
「まさか年下に先を越されるなんて・・・」
「そう言うな水影忍界の英雄の結婚式だぞ」
「そのとうりじゃ」
何故か五影が参加していた。
「なんか緊張するってばよ・・・」
「いいじゃないせっかく来てくれたんだし」
迷惑というわけではないのだが少し間違えると外交問題に発展する可能性がある。特にヒアシと雷影が心配だ。日向と雲は少し複雑な因縁がある。
「ナルト、ヒナタ結婚おめでとう」
突然聞こえた声に振り返るとそこにはいないはずの人物がいた。
「トネリ!!」
かつてナルトとヒナタを奪い合った旧敵、大筒木トネリがそこにはいた。
「二人が結婚するって知ったからチャクラだけ飛ばしてきた僕が見えるのはあの時月に来た君たちだけだよ」
かつての事がありながらナルトはトネリと普段の同期に接するようにして話す。月との道は閉ざされているが普段と変わらない生活で何不自由なく過ごせるらしい。
「そういえばナルト少し前にかぐやが復活したの覚えているか?」
大筒木かぐや、かつて第四次忍界大戦において復活しナルトとサスケによって封印された人物だ。2年前のことではあるがまだ記憶に新しい出来事である。
「実はかぐやには弟がいたらしいんだ最近時間に変な乱れがあるんだ」
トネリは詳しくは語らず気をつけてね、結婚おめでとうと告げ消えた。恐らくチャクラに限界が来たのだろう。
「おーいナルトー早く席に着けよー」
遠くからキバがナルトたちに声をかける。時間を見ると挨拶の時間だ。二人が席につくと司会のイルカが進行を始める。ヒアシの挨拶から始まり班隊長の紅、ナルト班のキュウカク達、そしてイルカ、カカシと続く。
『それでは次に新郎新婦の行きつけの店、ラーメン一楽の店主テウチさんからです』
名前を呼ばれて出てきたのはラーメン一楽の店主テウチだ。テウチはイルカ以前からナルトに普通に接している人物だ。二人の結婚式前日は特別サービスとしてチャーシュー大盛りにするほど二人の結婚を嬉しく思っている。
「ナルト、ヒナタ、結婚おめでとう。ナルトは覚えているか?俺とお前が初めてあったときのことを。あの時お前はずっと一人だった。でもあの日お前が俺のラーメンを食べて笑顔で美味しいって言ってくれた。だから俺は今までやってこれたのかもしれない。二人とも!!子供用のラーメン準備して待ってるからな!!」
テウチの挨拶も終わり今度は五影の挨拶が始まる。我愛羅の友としての挨拶に始まり、水影の結婚についての話、土影の人生の話、そして雷影はなんと日向に対しての謝罪を述べたのだ。その場に土下座し謝る雷影、それに対しヒアシはただ一言、「もう雲を恨んでいない」と告げた。
『この他にも出席できなかった方々からも祝辞が届いておりますので紹介させていただきます「ナルト、ヒナタ結婚おめでとう今回は旅で出席できないが里に戻ったらまた話を聞かせてくれ うちはサスケ」』
今は旅に出て里にいないサスケからも祝辞が届き紹介される。そしてイルカが次の祝辞を見た瞬間少し言葉を詰まらせた。少しの間の後イルカはその祝辞を紹介した。
『ナルト結婚おめでとう弟を闇から救い出してくれたことは本当に感謝している・絶対に嫁を泣かすなよ うちはイタチ』
全員が驚いた。なぜ?あの男が・・・。そんなみんなの疑問を無視し次の祝辞が紹介される。
『ナルト、ヒナタ様結婚おめでとうございますあの戦いのあと俺はヒナタ様が心配だったがナルト、お前ならヒナタ様を任せられる絶対幸せにしろよ 日向ネジ』
それからも奇妙な祝辞は続く。オビト、ヒザシ、ヒルゼンに再不斬に白、長門、小南、自来也。どれもすでに死んでいる者たちだ。どんどんと続く祝辞の紹介に出席者全員が涙を流していた。
『ナルト結婚おめでとう親として君に愛を教えられなかったことが心残りだでも君の奥さんになるヒナタちゃんなら心配いらないよ。ナルト、嫁さん泣かしたらダメだってばね。今度は孫の顔を見せてね うずまきクシナ、波風ミナト』
みんなの祝辞は全て天国からの手紙だろか?その真実は誰も知らない。ただその祝辞に皆涙するだけだった。
二人が結婚して色んなことがあった。ときには喧嘩もしたが離婚もせず仲良く二人は過ごしていた。ナルトには七代目火影の話が来て父の死亡した二十四までは火影の下準備として勉強を重ねていった。さらにヒナタもついに子供を授かった。
いつまでも続くと信じられていたこの幸せはついに訪れた出産の日、その幸せは崩れ去った。
後書き
オビト達の祝辞は希望があれば書きます
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