ソードアート・オンライン~神話と勇者と聖剣と~
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そーどあーと☆おんらいん~しんわとゆーしゃとせーけんと~
HappyNewYear!!
読者の皆様、あけましておめでとうございます!!
一同『『『『あけまして、おめでとうございま――――す!!』』』』
イエ――――イッ!!!
と言うわけで、流行りに乗っかって『神話剣』でも新春特番です!
スマホ打ちなので量が少ない&遅いという駄文ですが、楽しんで頂けたら幸いです。
刹「と言っても、一周年記念で大体語っちゃったので書くこと無いですけどね」
秋「大体どころか全くないな」
……。
ま、まぁ……それを言ってしまうとオシマイな訳ですが。
仕方ないので一応主人公&ヒロインでございますセモンもコハクの年明けを描写します!
清「ええっ!?」
それでは、ナレーションはアスリウでどうぞ!
ア「なんでや! ……まぁいいか」
***
新年。東京圏外れの一軒家。普段は一人しか住んでいないその家に、今日は家主と、もう一人別の人間がいた。
勿論、家主は栗原清文と、恋人の杉浦琥珀である。
テレビをつけっぱなしにして、こたつにくるまって、机を挟んで座っている。
「「あけましておめでとうございま~す!!」」
時計が午前0時00分を指し、新たなる一年が始まった瞬間、二人とも笑顔で新年の挨拶を交わした。
地味に律儀なこの二人のことだ。恐らく清文がイギリスにいた去年も、電話かなにかで言ったのだろう。
「今年もよろしくな、琥珀」
「こちらこそ、清文」
笑顔で額を打ち付け会う二人。ちょっと頬が赤くなっているあたり、未だに初々しさが抜けないのだろうか。リア充の鏡である。
さて、新年と言えば、『今年の豊富』である。規則正しい清文と琥珀は、例にも漏れず、見ている人間(?)がいるというのに、何とも甘い限りの豊富を語ってくれた。
「今年は……そうだな……もっと琥珀を幸せにできたら嬉しいなぁ、なんて」
「清文……」
お互いに見つめ会う清文と琥珀。数秒もそのままでいると、さすがに何となく気恥ずかしくなってきたのか、真っ赤になって目をそらしてしまう清文。
「お、俺だけは不公平だろ! 琥珀も何か言えよ」
「え、ぇぇ!? えっと、えーっと……じゃあ、私は、その……も、もっと清文に幸せにしてもらおうかな」
「……琥珀……」
えへへ、と微笑む琥珀の言葉に感極まったのか、目を潤ませ始める清文。
思わず机を挟んで向こう側に座る彼女を抱き締めて、
「今年も愛してる、琥珀」
「私もだよ、清文」
***
清「……」
琥「……」
うわぁ……激甘。お前ら毎年こんなことやってんの?
刹「そういう風に作ったのは貴方でしょうが」(ばしっ
あうっ! 今年初ダメージ!
刹「そういえば、作者の『今年の豊富』は?」
え? 俺? そうだなぁ……。
まぁ、私事は置いておくとして、やっぱり『神話剣』の完結かなぁ。二年前はこんなに続くとは思ってなかったけど、来てしまったのであればやっぱり完結させるべきだと思うんだ。
あとは公開宣言だけして公開していない『双聖天の断章』と、『マスカレイド』の公開。そして『ノヴァの箱舟』を第二章まで進められたらな、とは考えている。完結はさせたいねぇ。折角相棒からネタをもらって始めたわけだし。
刹「なんというか……」
清「以外と……」
琥「普通ね……」
失礼だな。俺でもそこそこ真面目なこと考えられるんだぞ……まぁ大体狂ったことしか考えてないけど。イラリクも四枚くらい受けてるし。描き上げなくちゃなぁ。下絵は出来てるんだけど……どう完成させるべきか。
陰「あれ? スッゴい今さらなんだけどさ、作者の名前変わってない?」
刹「あ、本当です。なんか文字が増えてます」
Yes! 私、今年から新装しまして《八代明日華》になりました! よろしくお願いします!
さて、それでは彗星の如く現れて彗星の如く去っていく新春スペシャルの最後は、アスリウとアーニャが初日の出を見に行くエピソードで占めましょう。
***
「あ、アーニャ……ぜぇはぁ……待って……ぜぇはぁ……はやいよ……」
「むぅ……私が……はやいのではなくて……はぁはぁ……シェイド様が遅いんでしょう?」
薄暗い、どこなのか分からない山の頂上付近。
カソックめいた服の、青年と幼女の二人組が、行きを切らしながら歩いていた。
この山の麓に住んでいる現地の人々が見たら、「無謀だ」「死ぬつもりか!?」と絶叫するであろう軽装である。
もちろん、青年の方はアスリウ。幼女の方はアーニャだ。
二人ともここまでの道のりで相当疲労しているのか、行きも絶え絶えである。特にダメージがでかそうなのはアスリウの方で、普段の超越者っぷりが影も形もない。
「ほら、もう少しだ! 急ぎましょう! シェイド様」
「ひぇぇぇ……」
情けない悲鳴をあげるアスリウ。終わりが見えてきて元気がわいてきたのか、足取り軽く上っていくアーニャ。
そんなわけで――――
「や、やっと着いたぁぁぁ……し、死ぬかと思った……」
「やー……入口で係の人間に言われたじゃないですか、『そんな装備で大丈夫か?』って。そしたらシェイド様は『大丈夫だ。問題ない』、と」
「あれはネタだよ……まぁ無事着いたわけだし、実際のところ大丈夫なんだけど。アーニャが心配してくれたし、もう大丈夫」
今までの疲労が嘘だったかのように立ち上がり、アーニャの頭を撫でるアスリウ。
「むぅ」
「ごめんごめん。さて……そろそろ始まるかな」
そして――――二人が顔をあげると。
丁度、雲の下から、燦々たる太陽が昇ってくる所であった。
――――すばらしい、日の出であった。その言葉に尽きる。
それをここに記し尽くすことは、不可能に近い。
「……来てよかったね、アーニャ」
「はい、シェイド様」
にっこりと笑いあう超越者達。
次の瞬間には、そこにその姿はなかった。
後書き
急造の新春スペシャルでしたが、いかがでしたでしょうか。今年も『神話剣』をよろしくお願いします!
刹「それでは次回もお楽しみに!」
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