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扉の向こうの物語 

作者:水無月♪
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外伝
   Fate/staynightコラボ記念 冬の夜に聖王は生まれる②

 
前書き
※このSSはディバインゲートとFate/staynightのコラボを記念して書いたものです。
また、Fateの原作とは全く異なるものですのでご了承ください。
設定などが間違っていた場合教えてくださると幸いです。 

 
「わーい、セイバー抱っこー」
「はい、いいですよー」

みなさまこんにちは、ベディヴィアです。
あれからなんとかセイバーさんをなだめて色々話を聞きました。
なんでも、聖杯戦争というものがあって他の参加者を全部倒して生き残れば願いを叶えてくれるみたいです(適当)。
そしてセイバーさんは剣を扱うのが得意なクラスらしいです。

「ベディヴィア」
「ベティでいいわよ」
「では、ベティ、お腹が空きました」

騎士王らしからぬ、威厳のかけらもない音が円卓の騎士達の耳に響いた。


「ごちそうさまでした」
「早ッ!」

昨日のパーティの余りを差し出したところ3分足らずで完食してしまいました、どこにあの量が収まったのやら。

「ところで私がここに呼び出されたということはマスターがいるはずなのですが」
「そのマスターには令呪っていうのがあるんですよね、だけど私たちにはそんなものありませんよ」

ガウェインと私、残りの円卓の仲間達にも伺ってみましたがそんなものはありませんでした。

「ならばどうして私がここにいるのでしょうか」


同時刻、冬木町

「クラスとかよくわかんねぇけど俺はアーサーって名前だぜ」
「え?!アーサーってあのアーサー王のこと?」
「一応円卓の騎士のトップ、聖王アーサー、それが俺の肩書きさ」

どうも、遠坂凛です。
アーサー王を呼んでしまいました。
アーサーってこんなにおっさんだったんだ、でも彼レベルになると英霊としてもトップクラスね。

「じゃあ本物の英霊じゃない、これは聖杯戦争勝ったな」
「えーっと…さっきから嬢ちゃんが何を言ってるかわかんないんだけど…」
「え?何も知らないの?」

聖杯戦争に参加する英霊は現代の知識を持って現界するってあのエセ神父が言ってたんだけど

「聖杯戦争っていうのは7人のマスターがそれぞれが呼び出した英霊同士を戦わせ、最後まで生き残ることができたら何でも願いを叶えてくれるっていう感じのものなの」
「ほぉ、じゃあ俺はその英霊として召喚されたと」
「ま、そういうことね、自己紹介がまだだったわね、私があなたのマスター遠坂凛よ」


一方その頃、士郎宅では

「お前…誰だ」
「お前こそ何者なんだよ」

正義の味方と炎神の奇妙な出会い。 
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