| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】

作者:NaoMi
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

予言者

―――そしてここは暗い、暗い部屋の中。


その暗い部屋の中に一人の〝男〟がいた


暗闇の中でも綺麗に光って輝く大きな真珠からは


デスアクアランドの現皇帝であるリオと、


リオが国で最も信頼する三匹の秘書たちと話している姿(光景)が写っていた


まるで部屋に盗撮機器やカメラでも仕掛けたかのように


真珠からははっきりとリオたちの会話が聞こえて筒抜けだった


?「ほほう…この女はやはり私の指示に従ったか。


しかも〝イカレたジジイ〟とはなんだ…〝予言者〟と訂正もしてくれないのか」


男は左眉をクィッと上に上げると


手を顎に当てて何かを考え出したリオをじっと見た


それから何を思いついたのかは分からないが


高級そうな椅子から立ち上がったリオが三匹の人魚たちに指示を出すと


三匹の人魚たちが慌ただしく部屋を出ていったところを見ると


男は満足気に頷いて呟いた


?「ふむ…それでいい。


これから始まるぞ…〝人魚の復讐〟が」


――――男は嬉しそうにそう言うと、


ゆっくりと真珠に布を被せると今度こそ暗い、暗い部屋は


完全に闇に飲み込まれたような気がした 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧