混沌の魔術師と天空の巫女
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第6章 無限時計編
無限城へ!
大聖殿内にて・・・
「ナツ!無事だったんだね!!」
ハッピーがそう言う。俺達は大司教の部屋についたのだった。
「決まってんだろぉー!俺がこいつ等ごときにやられっかよ!」
ナツさんはそう言う。
「ウェンディ、大司教の手当てを。」
「はい!」
エルザさんの言葉にウェンディは返事をし、治癒魔法を大司教にかける。
ウォーレンさんの念話で色々話は聞きました。
「この人が大司教?」
シャルルがそう言う。
「まったく・・・大聖殿にまで押入るとは、つくづく大胆なギルドですね。」
そう言ったのはバイロであった。
「バイロ。」
「テメェッ!」
エルザさんとグレイさんがバイロを見て言う。
「ふっはははは・・・!蛆共がいくら足掻こうとも、リアルナイトメアは止まりはせぬ!
この世界はもう終わる。ゼントピア創設の元となった偉大なる力、その源こそが無限時計!」
後ろで倒れているお河童頭の司教の格好をした男がそう言う。こいつがラポワントか。
「かつて、それは無限城と呼ばれていた。」
「無限城?」
「100年に1度、聖誕祭のまさにその時期、無限城は蓄積した全ての魔力を開放する。
100年分の魔力だ。抗うすべなどない!」
「何でそんな事するのさぁ!!」
「そうだそうだ!!」
ラポワントの言葉にハッピーとミントがそう言う。
「今1度、この世を混沌に期す為、それ以上の意味はありなどせぬ。
リアルナイトメアをコントロールすれば、ゼントピア創設前の無秩序な世に戻す事ができる。
人々が胸に封じた悪意や欲望を解き放つ時がくるのだ!!」
「ネビルはそれを恐れて、何世代にもわたる封印を施したのね。」
ラポワントの言葉にシャルルはそう言う。
「でも、ルーシィさんとは何の関係が・・・?」
「そうだな・・・世代も、無限時計との関係がない・・・。
あったのは、ルーシィさんの父さんがその部品を見つけたことだけだ・・・。」
ウェンディの言葉に俺はそう思う。
「黄道十二門の鍵を多くを所有するルーシィ・ハートフィリアの
異界のゲートを開く魔力は星霊魔導士の中でも高い。
無限城は星霊魔導士とリンクすることで起動する事ができる。
ただし、魔力のみではあるがな。無限時計を止めたければ、あの小娘を殺すしかない。
このゼントピアから、世界の終末が始まるのだ!!ふはははははっ!!!!」
「・・・まだ、わからないぜ。」
ラポワントの話を聞いて、俺がそう言う。
「俺達には、まだアレがある。」
「・・・アレ?」
「・・・アレか・・・!」
「歯車!!!」
そう、俺達にはあの歯車がある!
「・・・愚かな。」
ラポワントがそう言う。
「確かに、あれは無限城にとってはまずいモノ・・・・・・だが、貴様には、代償がくるぞ。」
「・・・?」
「何も知らんのか、ふはははは・・・あっ!?」
突如、ラポワントの体が消えかけていた。
「やっぱりか・・・。」
この部屋に入ってから、こいつ自身、おかしいのは気がついていた。
「どうしたのだ!?私の体が!!?う、ああああっ!!!」
「哀れだな、ラポワント。」
ラポワントの状態にバイロがそう言う。
「成る程な。テメエも偽りの一部だったってわけだ。
自分が擬人化魔法で作られたただのパペットだって知らなかったのが。」
ギルダーツさんがそう言う。
「私はそれを使役する身だ!何を馬鹿な・・・」
「私達はここに来るまでに、たくさんのパペットを見てきた。
アンタと同じ姿のね。だからわかる。」
「オメェは、ただの道具っだったんだよ。」
ラキさんとギルダーツさんはそう言う。
「違う!私はゼントピアの枢機卿!!人形ではないぃぃっ!!!!
私は!!!私はぁぁぁぁぁっ!!!!」
ラポワントはそのまま消えた。そこには束ねて結んである髪の毛があった。
「この臭い!!マスターゼロの髪の毛か!!」
ナツさんがそう言う。そういうことだったのか・・・。
「(髪の毛を使って、擬人化魔法を・・・)」
俺は心の中でそう思うのだった。
「哀れなものだな。」
「自分は人間だと思わされていたのか。」
エルザさんとグレイさんがそう言う。
「ラポワントだけでなく、我々レギオン隊もただの道具としか変わりなかった訳ですね。
しかし、私にもやっと進むべき道がわかりました。」
バイロの言葉に俺達はバイロを見る。嫌な予感がする・・・・・・。
「その歯車で無限城を止める方法がない今、
最善の手で世界を救えるには・・・・・・ルーシィを始末します。」
「させるかよ!!!!」
ナツさんは拳に炎を宿して殴りかかる。
シュイン!
しかし、バイロの魔法で魔法が消されてしまい、
ドーーーーン!!
「ぐぅっ!!ぐはっ!!」
殴られて、飛ばされてしまった。
「野郎ぉっ!!」
ナツさんは起き上がりバイロを睨む。そのバイロはギルダーツさんのほうに視線を向けた。
「こいつには借りがある。お前らはルーシィを助けに行け。」
ギルダーツさんはそう言う。
「100倍返ししてぇところだが、ギルダーツに譲ってやらぁ。」
ナツさんは殴られた左腕を押さえて右手で抑えてそう言う。
「私、無限城の行き方、わかります!」
ココ、さんがそう言う。
「よっしゃぁーっ!案内してくれぇ!!!」
ナツさんのその様子に、どうやら信用できるようだった。
「!」
リリーが少し笑っていた。
「(彼女が無事でよかったんですね・・・。)」
俺は心の中でそう思う。
ドォーーーーン!!!
「お前は!!」
「サミエル!!!」
突然、人型の姿のサミエルが現れた。
「バイロ様の意思は、僕が受け継ぎます。」
「何言ってやがるっ!?」
サミエルの言葉にナツさんは怒鳴って言う。
「どういうつもりだ!?」
「兄さん、これが僕の決断だ。最早一刻の猶予もないだ!!」
リリーの言葉にサミエルはそう言い、翼を出して、飛んだ。
「待て!サミィ!!!」
「兄さん達には悪いけど、計算しなくてもわかる事。
歯車の使い方がわからない今、
世界の終わりと1人の命を天秤にかければ、答えは自ずと出る!」
サミエルはそう言い、無限城へ向かって行った。
「ハッピー!」
「あいさー!!」
リリーとハッピーは翼を出し、サミエルを追いかける。
「邪魔はさせない!!」
しかしバイロが邪魔をした。
ギュイン!ボン!ボン!
「うおいいいっ!!」
「おわあああっ!!?」
「ハッピー!!」
バイロが魔法で翼を消したのだった。
「テメェの相手は俺だって言ってんだろうがぁぁっ!!!!」
ギルダーツさんは怒鳴って、魔法を放つが、バイロはそれを消した。
「ナツ!ルーシィをお願い!!」
「任せろ!」
「こっちです!」
ココさんの後を追うナツさん。
「ウォーレンは連絡係としてここに残り、グレイ、ガジル、エルフマン、
分身のコージは私に続け!!」
「「「おう!」」」
「はい!」
エルザさんの後を俺達は追う。
バイロが追いかけてくるが、ギルダーツさんが何とかしてくれたようでした。
「(さて、歯車・・・・・・レビィさん達の連絡はいつやら・・・・・・。)」
俺は心の中でそう思う。
ナツ達が出て、少しして、ウェンディはずっと治癒魔法、キュアをかけ続けていた。
「見て。」
「少しずつ、顔色が良くなっていく。」
大司教の顔を見て、ラキとリリーはそう言う。
「慎重に・・・繊細に・・・」
ウェンディは今までの治癒魔法の中で、かなりの集中をしていたのだった。
「きつそうだね・・・。」
ハッピーはそう言う。ウェンディの表情は少し辛そうであった。
「そりゃそうだよ・・・。」
「こんな長時間、キュアを発動し続けるなんて、始めてだもの。」
ミントとシャルルはそう言う。
少しして・・・
「っ、ふぅ・・・。」
ウェンディは治癒魔法を止め、一息ついた。
「ウェンディ、あんまり無茶をするとアンタまで危なくなるわ。」
「コージが心配するよぉ~・・・。」
「1度休憩、した方がいいんじゃない?」
シャルル、ミント、ハッピーはウェンディに向かってそう言う。
「大丈夫、もう終わったから。」
ウェンディはそう言う。
「うぇ!?もうぉ!!?」
「すごいよウェンディ!!」
「アンタいつのまにそんなに上達したの?」
ウェンディの言葉にハッピーとミントは驚き、シャルルは魔法の上達の事を聞く。
「湧かずだけはふんでいるから。ともかく、大司教さんは魔法から解放されました。」
ウェンディの言葉を聞いて、ラキは大司教の額に手を置く。
「本当だ!熱も下がってきた!」
「見事な腕だ。」
「頼りになるぜ!」
リリー路ウォーレンはウェンディの魔法の腕が上がり、そう言うのだった。
「魔法を排除して大司教を救った・・・・・・排除して・・・」
「?どうかしたの?」
ハッピーが何か言っているのを見て、ミントがそう言う。
「そうか!!!」
「どうした?」
ハッピーの大声にリリーが反応する。
「サミエルはルーシィを排除する事で、無限時計を止めようとしているけど、
他にも止める手があったんだよ!」
「どんな手なの?」
ハッピーの説明にシャルルが言う。
「新生六魔将軍を全部倒すのさ!」
「新生六魔将軍を、」
「全部倒す!?」
「何でそれが?」
ハッピーの言葉にリリー、ウォーレン、ラキがそう言う。
「無限時計を復活させた時、新生六魔将軍は刻印を刻んだでしょ?」
「それで?」
ハッピーの言葉にミントがそう言う。
「今にして思えば、6つ目の刻印は、ミッシェルが刻んでいたのね・・・。」
シャルルは時計の針を思い出してそう言う。
「あの刻印は無限時計の所有しているって言う証なんだよ。
だから新生六魔将軍を全部倒せば、
時計の所有権は解除されるんじゃない?」
「そしたら、ルーシィも開放されるかも!」
「そっかぁー!!」
「あいさー!」
ハッピーの言葉にシャルルはそう言う。
ミントはルーシィの開放の言葉を聞いて、笑顔で言う。
「よぉーし!早速ナツ達に伝えるぜ!!」
ウォーレンは急いで念話でナツ達に連絡をするのだった。
「オイラはルーシィの元に向かうよ!」
「俺も行こう。」
ハッピーとリリーは無限城へ行く決意をする。
「私とミントはウェンディ達とここに残るけど、みんな気をつけて。」
「あい!」
「うむ!」
シャルルの言葉にハッピーとリリーはそう言い、
翼を出して飛び、無限城へ向かって行った。
一方、ナツ達は、すでに無限城の中にいた。
『おい、みんな聞こえるか!?無限時計の止める方法がわかったぞ。』
「おい、何か聞こえねえか?」
「雑音が混ざってんけど、ウォーレンの念話だ。」
「えっと・・・内容は・・・」
俺達は走りながら、ウォーレンさんの念話を聞く。
「何?新生六魔将軍を全て倒せば・・・」
「・・・無限時計は止められる!?」
「ルーシィも助かるかもしんねえのか!」
「わかりやすくていいぜ。ようは奴らを全員ぶちのめせばいいんだろう!」
「結構単純な作戦ですが・・・今のとこはそれしかないですね。」
「それでこそ漢!!」
「燃えてきたぁーー!!!!」
俺達はウォーレンさんからの念話を聞き、思ったことを言った。
「(しかし・・・・・・それでと歯車は何のために・・・)」
俺は心の中でそう思っていた。
「笑わせやがる。」
そこに1人の男が斜めになっている赤色の石のような柱の上に立っていた。
「お前は!!」
「コブラ!」
新生六魔将軍の1人、コブラであった。
「聞こえるぞ。お前らの不安、焦り、謎、絶望が・・・。」
コブラはそう言う。
「こいつは俺がやる!」
ナツさんがそう言う。
「お前は1番最後だ。それと、また分身か。」
「・・・・・・。」
「まあいい。その前に、やっておきて奴が、いるんだぁ!!!」
コブラはそう言い、右腕を振る。赤黒い色の衝撃波のようなものが俺達に襲い掛かる。
「「「「ごわっ!?」」」」
「あぁっ!」
ナツさん達は受けてしまったが、俺とエルザさんはそれをかわした。
「聞こえたろ、気にいられたらしい。」
どうやらエルザさんが相手のようだ。
「けどよぉ!!」
「私は聞いてしまったのだ。」
「?」
「あいつの心の叫びを。」
どうやら、前に闇分身でコイツと戦った時、闇分身が消えた後に、何かあったようですな。
「ほざけ。」
コブラはエルザさんを見てそう言う。
「ナツ、行くぞ!」
「・・・ああ!エルザ、負けたらぶん殴っぞ!!!」
俺達は急いで、ルーシィさんの元へ走り出す。
それから少しして・・・
「何でえぃ、ここは!?」
エルフマンさんが周りを見てそう言う。
周りには色んな植物があり、古い遺跡のようなものもあった。
「温室か?」
「何でそんなモンが時計の中にあんだよ!?」
「知るか、つーのぉ!!」
「・・・皆さん!!!」
遺跡の1つに、1人達人を俺は見てそう言う。
「そこまでだ、知性なき者達よ。」
新生六魔将軍の1人、エンジェルであった。
「あいつは確か・・・」
「エンジェル・・・。」
ナツさんとグレイさんがそう言う。
「やつは俺がやる!」
グレイさんがそう言う。
「何だよ、さっきから勝手に決めやがって!」
「いいから行け!」
「まあいいかぁ。何か、アイツ苦手だしぃ~・・・。」
「急ぎましょう。」
俺達はグレイさんを残し、先へ行った。
また少しして・・・
「今度は巨大な歯車がありますねぇ・・・。」
俺達は1本の道を走っており、周りには巨大な歯車がある。
まるで時計の中に入っている感じ・・・まぁ、時計に入っているようなものだが・・・。
シュン!ドォーーン!!
「ぬ、ぅ!!」
「「おわっ!?」」
「「っ!?」」
突然、俺達に雷のようなものが襲い掛かるが、怪我はなかった。
「侵入者はっけ~~ん、でございますよぉ~。」
巨大な歯車の上にミッドナイト・・・
もといブレイン二世、右手にはクロドアを握っていた。
「ミッドナイト!じゃなくって・・・ブレイン二世だったな?」
ナツさんがそう言う。
「お前達をこれ以上、上には行かせぬ。」
ブレイン二世はそう言う。
「よっしゃぁー!!コイツの相手は俺が引き受けた!!」
「調子に乗るんじゃねえ火竜。」
「ああぁ!?」
「コイツは俺がやる!」
「今度はガジルかよぉ!?調子に乗ってんのはお前だろ!!」
あーあ・・・喧嘩はしないでくださいよぉ・・・。
「ブレイン二世を名乗る事はよぉ、オメェが新生六魔将軍の頭って事だな?」
あー・・・そう言うこと・・・。
「お前は妖精の尻尾の下っ端か?」
「そいつはオメェ確かめな!」
ブレイン二世の言葉にガジルさんは少し怒るように言った。
「早く行け、火竜。」
「だからぁ、勝手に決めるなってのぉ!!!」
「あ~もう!そんな事を言ってる場合じゃないですよ!!!」
2人の話に俺は急ぐように言った。
「ここはガジルに任せ、先に進むのが漢ぉー!!!!」
エルフマンさんはそう言い、ナツさんを横向きにして持ち、俺達は走り出す。
「急ぎましょう!」
「テメェ!覚えてろよぉー!!!!」
またまた少しして、またも1本道だが、
今度は黄色い変な形のブロックがあり、電気が流れている。
「無限城の魔力が流れる中枢、もう近いはずなんですが・・・。」
「ルーシィの匂いがしねえ。何でだ!?」
ココさんとナツさんがそう言う。
「もしかして、無限時計とリンクしているせいかも!」
「それって・・・」
「ん!?ミッシェルの匂いがすんぞ!!」
ナツさんがそう言う。
「おおっ!その匂いを辿れば、ルーシィに行き着くかも!!」
「よっしゃぁーー!!」
「早くいますか!!!」
俺達はスピードを上げて、急いだ。
「ルーシィ!!!」
ナツさんが大声でルーシィさんの名を叫ぶ。
着いた場所は周りには白くあまり太くなく、長い岩のようなものがたくさんある場所だった。
「あそこです!!!」
俺は指をさす。ルーシィさんは橙色の球体に手と足が取り込まれていた。
球体には時計の歯車をイメージしたようなものがついている。
ルーシィさんは寝ていたのか目を開けるが・・・生気がないような目をしていた・・・。
「姉さんはもう、あなた達の元には帰らない。姉さんが必要なのは私だけ!!!!」
俺達の前にあの人が現れた。ルーシィの元へいける階段がある。そこに立っていた。
「ミッシェル!!」
「この人は、ミッシェルさんじゃない・・・イミテイシア・・・。」
ナツさんが言った言葉に俺はそう言う。
「姉さんは、誰にも渡さない!!!」
一方、妖精の尻尾 ギルドにて・・・
「先代のおかげで、俺達はリアルナイトメアから守られているわけだが。
さすがっつうか、なんつうか・・・。」
ワカバがそう言う。
マカロフは魔力を集中させ、
ギルドにいる者達からリアルナイトメアの影響を受けさせないようにしている。
「うっせぇよぉ!悪かったな、不器用なマスターで。」
マカオはワカバの言葉を聞いてそう言う。
「悪く取るなよぉ一々。」
「キナナの捜索隊は?」
マカオはワカバに尋ねる。実は数時間前に、キナナが行方不明になっていた。
「ああ、フリードの術式で数時間は持つだろうが、
まだ足取りすらつかめてねぇよぉ・・・。」
ワカバはそう説明をする。
「くそ、じれってえなぁ。俺にも何かできる事が・・・」
「マスターってのはドーンっと構えてりゃあいいんだよぉ。
ところでよぉ、ロメオが見かけねえが・・・」
「まだまだ、ガキんちょだと思ってたけどよぉ・・・」
「ああ?」
「男になってきた事はよぉ。たく、誰に似たんだか・・・。」
マカオを少し寂しそうに言う。
「少し前にウォーレンから連絡が来たな。」
「ああ。無限時計に刻まれた刻印を六魔将軍全員を倒せば消せて、
所有権を解除できて、ルーシィを救出できるんだな。」
「今のところ、グリムリーパーとレーサーが倒されたらしいな。」
ワカバとマカオはそんな会話をした。
グリムリーパーはウェンディ達によって、レーサーはミラが見事に倒したのだった。
「残るは4人か・・・。」
「しっかし、それより、まだあっちの方がかかりそうだな・・・。」
マカオはテーブルの上で作業しているレビィ達を見てそう言う。
「ああ。あの絵本だろ?」
レビィ達はコージが見つけた絵本の解読をしていた。
「どうやら、ルーシィの家で見つけた星空の鍵よりかなり厄介みたいだ。
文字に特殊な魔法をして、変な事をしたら全部消える仕組みらしいぜ。」
「フリードが気がついてくれたおかげで消えはしねえが、
他に何をするかわからんからな、慎重に進めているから時間がまだかかりそうだな。」
「1番は六魔将軍を全員倒す事がいいんだけどな・・・。」
ワカバとマカオはそう言うのだった。
一方・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
キナナはどこかに向かって走っていた。
キナナは最近、変な夢にうなされたり、謎の行動をしたりしている。
特に、新生六魔将軍が教会を襲撃する事が多くなったと同時に。
それにかかわるかのような古代ポタメリヤ語やウィル・ネビルについてがあるからである。
「呼んでる・・・私を呼んでる・・・!待っていて・・・!!!」
キナナはそう言うのだった。
誰かがキナナを呼んでいる。しかしその声はキナナにしか聞こえないのである。
彼女を呼び物は一体誰なのか・・・・・・・・・。
後書き
どうも、白鋼です。今回、最後のほうにキナナを出しました。
今まで、主人公サイトが殆どでしたので出してはいないですが、
自分としては、コブラとキナナ、もっとよくしてほうしいと思っています。
無限時計編、あと・・・3話か4話ぐらいで終わると思います。
もう少しお待ちください。次回もお楽しみに!!!
ページ上へ戻る