混沌の魔術師と天空の巫女
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第6章 無限時計編
時のスパイラル
「メェーン!
ルーシィさんとナツ君は、我ら青い天馬3人と
妖精の尻尾選抜チームで必ず救い出す!!」
一夜さんはクリスティーナ改の船首に立って、そう言う。
「それが漢!!俺達を行かせようとレーサーに立ち向かった姉ちゃんの為にも!!!」
「そうなのですか・・・!」
エルフマンさんの言葉に俺は驚く。
「ミラなら大丈夫だ。信じよう。」
「・・・・・・そうですね。」
エルザさんの言葉に俺はそう言うのだった。
「2人は大丈夫かな・・・。」
ウェンディはナツさんとルーシィさんの事が心配であった。
「大丈夫だよ!」
そう言ったのはハッピーだった。
「どうしてそう言い切れるんだ?」
リリーが尋ねる。
「オイラ信じてるんだ。ナツは絶対に大丈夫だって!」
「じゃあ、ルーシィは?」
「ナツが大丈夫ならルーシィも大丈夫だよ!!」
シャルルの言葉にハッピーは直ぐにそう言った。
「ああ、俺もそんな気がする。」
グレイさんがそう言う。
「ミラも絶対に大丈夫だ!」
「そう信じるのが漢!!」
ウォーレンさんとエルフマンサンがそう言う。
「めでてぇ、奴等だぜ・・・。」
ガジルさんがそう言う。
「我がギルドが大陸に誇る天馬、魔導爆撃艇クリスティーナ改・・・
ゼントピア大聖殿まではもう少しだ!!!!メェーン!!!!」
一夜さんがそう言う。
「・・・・・・ん?あれは・・・」
俺はあるモノを見た。魔導軍隊がいた。
大砲を用意し、目標を無限時計のあの鎖を狙おうとしていた。
・・・なぜか子供が1人いる様だが・・・・・・大砲を放った。
しかし鎖に当たる直前で大砲の弾が跳ね返って来た。
軍の人達は慌てて避難した。
ドォーーーン!!
「・・・!」
「軍もかなり混乱しています。」
「うむ・・・メェーン。」
ケイさんの言葉に一夜さんがそう言う。
「これも、リアルナイトメアによる影響か。」
「それは一体・・・」
俺がエルザさんに聞こうとした時、ここでも変化があったのだった!
「ざっけんな!!」
「あんにゃろう・・・ていしたこうじゃねぇ・・・」
「!!?」
ガジルさんが突然老人になった!!?さらには!!!
「ふざけている場合か!!?」
「人の事言えねえだろお前!!!」
ウォーレンさんはマッチョに、グレイさんは子供!!?
「それでも漢か。」
うわ!?エルフマンさん、紙みたいに薄っぺら!?声も何か変!!?
「少し落ち着いてください!!私達はゼントピアへ行かなければ!!」
「おおっ・・・!ケイ、美しい・・・・・・!!!!」
ケイさんは女性に、シンさん、何か太ってる!!?
「ど、どうなってるんですか・・・!?」
「誰だお前!!?」
「私に決まってるでしょ、お兄ちゃん?」
嘘だ!!!!!俺のウェンディがこんな訳がない!!!!!
俺は認めなあああああああああああああいぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!!!!
「ウェンディ、大人になっているわよ。」
「そう言うシャルルは狸なっちゃってるし!」
「ハッピーは犬になっているけどな。」
「リリーも兎になっているよ。」
シャルル達にも変だった!!
先程の通りに、シャルルは狸、ハッピーは犬、リリーは兎になっている!
ちなみにミントは狐になっていた。
「皆、落ち着きたまえ、メェーン!!」
一夜さんも体型が違った!!!スラッとしている!!!顔は変わっていないけど・・・
「いかん!みんなにもナイトメアの影響が・・・」
「・・・・・・あれ?」
エルザさんだけが何故か変わっていなかった。
「何故、私とコージは平気なのだ・・・!?」
エルザさんが驚く。
「・・・・・・俺は、コレか?」
俺は歯車を取り出した。黄色いオーラの様なモノが出ていた。
「成程・・・そうか!もしや!!」
「どうかしましたか?」
「換装!!」
エルザさんが出したのは巨大なハンマーであった。
「邪悪なモノを寄せつけないと言う、この古代の武器を使って、
リアルナイトメアの波動を断ち切る!!!はああぁぁぁっ!!!!」
「え、エルザさん・・・ちょ・・・」
この人まさか・・・!?
ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドオンッ!!!
「やっぱりぃぃぃっ!!!」
やると思った!
「「「「「「おわああああああああっ!!!!!」」」」」」
「「「ああああああっ!!!!」」」
「て、殴るのかよぉぉっ!!!!」
みんな殴られた・・・しかし・・・
シュ!シュ!シュ!シュ!シュ!シュ!シュ!シュ!シュ!
「あっ・・・!」
「「「「「「「「「!戻った!!」」」」」」」」」
元に戻りました。けど、まだ次があった・・・
「妖精の尻尾だ!!大聖殿につかづけさせるな!!!
撃て!!!!撃てぇぇっ!!!!!」
いつのまにか大聖殿に近づいていたが、
魔法部隊らしき人達が魔法で俺達を攻撃してきたのだった。
「妖精の球!」
俺はクリスティーナ改全体を妖精の球で囲った。
「(これも・・・・・・あいつによってか・・・)」
『その金印を持つ者は大司教と同じ権限を持つ。』
『私の命令は大司教の命令と心得なさい。』
「・・・・・・。」
俺は闇分身の記憶からイミテイシアとクロドアの言葉を思い出す。
「ほう、なかなかのすごい魔法だ。
では次は、このクリスティーナ改の力を見せてやろう!シン、ケイ!」
「「はい!!」」
「クリスティーナ改、攻撃開始だ!!!メェーン!!!」
「わかりました!!」
「了解です!!」
シンさんとケイさんは急いで中に入り、攻撃を開始しようとした。
「開始します!!」
「よし、解除!!!」
ケイさんの言葉に、俺は妖精の球を解除させた。
「メェェェーン!!!」
ドドォン!!!
「「「「「「うわああああああああっ!!!!」」」」」」
クリスティーナ改の船底についている数個の大砲により、
部隊の人達を倒した。
「すっごぉーい!」
「メェン。」
「・・・ん!?」
俺は下を見ると、巨大な蛸がこっちにやって来たのだった。
「蛸ごときが、クリスティーナ改の敵ではない!メェン!!」
「喰らえ!!!」
ドドン!!
クリスティがーナ改の船底についている数個の大砲の魔法弾
巨大な蛸に向かって放った。しかし、体が柔らかいせいか、効かなかった。
「全部弾き返されちゃってるねぇ・・・」
「しょうがない、もう1度妖精の球を・・・」
俺は再び、クリスティーナ改を妖精の球囲もうとした、次の瞬間だった。
キィィィッ!!
「!?」
突然、魔法陣が俺の目の前に現れた。そして・・・
ズドォーーーーン!!!
「どわあああああああっ!!!!」
突然飛ばされ、俺はクリスティーナ改から落ちてしまった。
「くっ、翼!!」
俺は翼を出す。
「これ・・・まさか・・・!」
俺はこの飛ばされる事にある事に思い出したのだった。
キィィィッ!!
「またか!!!」
俺は急いでその魔法陣から離れる。しかし・・・
キィィィッ!!キィィィッ!!キィィィッ!!
「何っ!!」
先程の魔法陣が何個も出てくるのだった。
「くっそぉ!!!・・・っ!!!」
俺はその魔法陣から逃げながら、クリスティーナ改の方を見る。
巨大な蛸はクリスティーナ改にからみついているのだった。
エルザさん達が何とかしてはいるが、あまり効いていない。
さらに、墨を吐いた。ただの墨じゃない、酸のようにモノを溶かせる墨だった。
「なら・・・闇分身!!!」
俺は1体の闇分身を出し、クリスティーナ改の元へ行かせた。
「こっちを何とかしないとな!!」
俺はそう言い、全速力で魔法陣から逃げ回るのだった。
「いかん!このままでは7年前と二の舞!!
ケイ、サイレントアンカー射出!シン、お前は魔法を!!メェーン!!」
「「了解です!!!」」
一夜の言葉に2人は、ケイはクリスティーナ改を操縦し、
アンカーを出し、巨大な蛸を縛った。
シンは自分の魔法である薔薇魔法で、巨大な薔薇を出し、茨で縛ったのだった。
「一夜さん、一体何をするんですか?」
闇分身はクリスティーナ改に何とか着き、一夜さんに尋ねる。
「この蛸は、クリスティーナ改もろとも始末する!
妖精の尻尾のみんなは脱出しろ!!」
一夜さんは俺達に向かってそう言うのだった。
「でも、それだと一夜さん達が・・・!!!」
「いいから行くんだ!」
「俺とケイ、そして大先生は・・・青い天馬は心配ないよ。
こんな蛸、すぐに片付けるから、安心してください。」
ウェンディの言葉に一夜さんとシンさんはそう言うのだった。
クリスティーナ改はゼントピア大聖殿の、巨大な木の様なモノの近くまで来た。
ゼントピア大聖殿は1本の巨大な木の様なモノに、鉄片に大聖殿があるのだった。
「みんな、行くぞ!!!」
「「「「おう!!」」」」
「「はい!!」」
エルザさんの合図で、俺達はクリスティーナ改から、巨大な木の様なモノに移動した。
「行け、友よ・・・・・・・・・・・・メェェェェェェン!!!!」
クリスティーナ改はどんどん見えなくなっていき・・・・・・。
ドォーーーーーーーン!!!
墜落してしまったようだった。
「一夜さん・・・。」
「あの野郎・・・格好つけやがって・・・・・・。」
「漢の中の漢ぉ・・・!」
ウェンディとグレイさんはそう言い、エルフマンさんは少し泣きながらそう言うのだった。
「どんなに危険な目にあっても、しぶとく生き抜けるのが一夜だ。
あとの2人も大丈夫の筈だ。我々は、ナツとルーシィと助けに行くぞ!」
「「「「おう!!」」」」
「「はい!!」」
エルザさんの言葉に俺達はそう返事をする。
数分後・・・
「何とか着いたな。」
グレイさんがそう言う。俺ったいは大聖殿に到着したのだった。
「そう言えば、あんた分身の方よね?本物のコージはどうしたの?」
シャルルが俺にそう尋ねてきた。
「何か突然魔法陣が出て飛ばされたんだよね?」
ミントがそう言う。
「・・・どうやら、歯車に反応して、飛ばされたんだ。」
「歯車に・・・?」
「まさか、あの日と同じか!」
エルザさんはハッっと思い出す。
最初に歯車をギルドに持って来て、時計の針に文字が出たあの日の事である。
「そうです。
無限時計自体があの歯車の危険を知って、
防衛システム的なモノが発動したんでしょう。壊されない為に。」
「それじゃあ、無限時計を破壊するには、あの歯車は必要不可欠って訳か。」
「そのようです。」
グレイさんの言葉に俺はそう言う。
「じゃあ、本物のお兄ちゃんと歯車をどうやって無限時計につかよらせるかだね。」
「ああ。本物はかなり高い上空におるみたいだ。
地上じゃああの鎖みたいなのが原因か、反応する見たいだ。。
ウェンディの言葉に俺はそう言う。
「っ!!!」
「どうした、ウォーレン?」
ずっと念話しっぱなしのウォーレンさんの様子にエルザさんが気づく。
「ギルダーツの声が届いた!」
何故か分からないけど、どうやら大聖殿にギルダーツさんがいるみたいだ。
「大司教は枢機卿のラポワントに操られていたらしい!」
「何っ!?」
その言葉に俺達は驚く。
「近くにはラキとナツもいて・・・ナツがラポワントの事を、
マスターゼロがどうのこうの・・・」
「マスターゼロ!?」
「まさか!!」
俺とウェンディ、グレイさんとハッピー、シャルル、ミントはその言葉に反応する。
「知ってるのか?」
ガジルさんが尋ねる。
「7年前、六魔将軍のマスターだ。
直接はあった事無いですけど・・・。 」
俺は簡単に説明した。
「急ぐぞ!!!」
「「「「おう!!」」」」
「「はい!!」」
エルザさんの言葉に俺達はそう返事をする。
一方、本物のコージは・・・
「やれやれ・・・こんなに高いとこでようやくか・・・。」
俺はそう言う。ここは無限時計から約1000メートル上空である。
「何とか、闇分身が行ける方法を見つけてくれればいいけど・・・」
俺はここで待つしかなかった。
後書き
どうも、白鋼です。今月、色々あってしまい、少し遅くなってしまいました。
今回の話し、リアルナイトメアの影響を受けたウェンディのあの姿、
コージにとっては色んな意味でのショックでしょうねぇ・・・。
次回もお楽しみに~!!
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