東方仮面果物劇
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vs上白沢慧音
人里の入り口付近で急に挑まれた勝負
勝てばモモタロス
達と共に入れ
負ければモモタロス達、イマジン組は入れないこの勝負……………あれ?これあいつらが我慢したらいいだけの話じゃないか?
別に俺達は普通に入れたよな?
とか思いつつも、今まさに勝負は始まろうとしていた
慧音「行くぞ!」
良太郎「はい!…………って慧音さん?それは?」
あまりにも自然に取り出してしまったから一瞬良太郎と同じようにスルーしかけたがあの人が取り出したのは戦国ドライバーと見たこともないロックシードだった
まさかと思うが…………この世界のある程度の実力を持った住人は皆戦国ドライバーとロックシードを持っているのか?…………いや、まさかな
慧音「見て解らないか?ドライバーだよ」
良太郎「いえ、そうじゃなくて……………………なんで貴女が持っているんですか!?」
慧音「知らない間に家に置いてあったのさ…………変身!」
良太郎「へ、変身!」
『上白沢アームズ!歴史喰い・ザ・イーター!』
『riner form』
先に変身を越されたので良太郎も慌てて変身
ライナーフォームになる
武器のデンカメンソードを手に持ちながら出方を伺う
対する慧音さんは
真上にクラックが開き上から丸い緑の玉に角が生えた様な物が現れる
そして同じクラックから雷が降り注ぎながら玉は慧音さんの頭に被さる
玉の上半分とそこにくっついていた角は玉の部分は肩に
角の部分は外れて手首の外側にくっついた
そして下半分は胸の部分に嵌め込まれる
全体的に緑色だが、腕の側面や腹は白色だったりと所々白も入っていた
そうしてお互いに変身は完了した
まずはお互いに様子見なのか全く動く気配を見せない
だが、先に良太郎が仕掛けた
『モモソード、ウラロッド、キンアックス、リュウガン』
デンカメンソードを素早く切り替え、リュウガンっていうモードに切り替える良太郎
なんでも、あれで戦い方が変わるとか聞いたんだけど…………
慧音「面白い剣だ…………だが!」
慧音さんは腕を振るい、手首に付いた角で攻撃する
しかし、良太郎はそれをまるでダンスを踊るかの様に軽くしゃがみながら避ける
しかし、それだけではすまずそのまま腰をピンと伸ばす勢いで斜めに切り裂く
慧音「ぐっ!」
思わずよろけてしまう慧音さん
良太郎はまたも踊るかの様に慧音さんを回し蹴りで蹴りつける
そして慧音さんは吹っ飛ばされてしまう
慧音「面白い…………私も本気を出すしかないみたいだな!」
『上白沢オーレ!』
慧音「はぁぁぁぁ!」
腕についた角に電気が宿る
慧音さんはそのままその電気を飛ばして良太郎に攻撃をする
良太郎「えっ!?わわわ!」
その場にしゃがんで攻撃をかわすが、もう一本の角にも電気は宿っていた
紘太「良太郎!次が来るぞ!」
慧音「もう一本!」
リュウ(良太郎!変わって!)
良太郎「えっ―――」
慧音「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
『gun form』
慧音さんが攻撃する直前に、良太郎のベルトから音声が流れる
そして、電王に向かって電撃は放たれるが、それを華麗にかわす
良太郎(リュウ)「お前、倒してもいいよね?答えは聞いてない!」
と、決めセリフを言いながらデンガッシャーを銃にし、撃つ
慧音「人の答えは聞くものだ!」
だが、慧音さんは腕の角を器用に使って相殺する
『上白沢スパーキング!』
そしてちゃっかり必殺技の準備をする
良太郎(リュウ)「あ!僕も僕もー!」
『full Charge』
デンガッシャーの銃口にエネルギーを貯めていく
その間に慧音さんは足に電撃を貯めていた
そして、先に貯まりきったのか走り出した
紘太「―――って何だよ
の速度!」
そう、俺が言った通り物凄く速いのだ
一瞬で間合いを詰めて、良太郎の体をぶっ飛ばした
良太郎(リュウ)「う…………そ…………」
キン(リュウタ!交代や!パワーが違いすぎてお前には向かん!)
良太郎(リュウ)「うん………お願い―――」
『ax form』
また音声が聞こえてきた
今度は金色
きっとキンタロスだろう
良太郎(キン)「儂の強さにお前が泣いた!」
慧音「なら、その強さを見せてもらおう!」
…………まさか、一人一人の決めセリフに返していくつもりか?
まさかな…………
慧音「しかし、君は本当にコロコロ変わる奴だな!少し面白いぞ!」
良太郎(面白いって…………)
中身があいつらって解って言ってるのか?…………まぁ、どっちでもいいか
と、考えている間に慧音さんが先制攻撃を仕掛ける
さっきの足に電撃を溜め込む攻撃はまだ続いているのかまたもや一瞬で移動して、背中から攻撃を加える
しかし―――
慧音「なっ!?上がらない?!」
良太郎(キン)「儂のタフさなめんなや!」
慧音「確かに………そのタフさと重さはかなり厄介だな……私でさえ吹っ飛ばす事は出来ないが、ダメージは多少与えられるだろう」
良太郎(キン)「ふん、この程度、どおって事ないわ!」
慧音「…………本当に効いてないみたいだな、これは厄介だ」
そう言うと、一旦距離を置いてから―――
『ロック・オフ』
なんと、変身を解いてしまった
良太郎(えっ!?)
良太郎(キン)「………なにしとんねや?」
慧音「何、私としては『こっち』の方が使い易いというだけだ」
そう言うと、慧音さんが取り出したのは新たなベルト………ってかあれってまさか………!
良太郎(で、電王のベルト!?何であの人が持ってるの!?)
良太郎(キン)「何であんさんがそれ持っとんねや!」
慧音「理由は同じさ
知らない間にウチにあった
それだけさ…………変身!」
『ax form』
キン(な、何や何や!?向こうに引っ張られてまう!)
良太郎「キ、キンタロス!?」
慧音さんが変身した瞬間に良太郎の体の中にいたキンタロスが何故か慧音さんに引っ張られてしまった
あの様子から見るに、少なくともキンタロスは自分で行った訳じゃないのか?
デンライナー車内~
モモ「おいおい!ベルトだけじゃなくて、クマも引っ張られたぞ!どういう事だおっさん!」
リュウ「クマちゃん向こう行っちゃったよ!?」
オーナー「こればかりは私でも理解出来ませんね~…………もしかしたら、何かの影響で向こうに………いえ、こっちの世界に来てしまったベルトかもしれませんね~」
ハナ「どういう事?」
ウラ「ほら、紘太君言ってたじゃない
『幻想郷には忘れられた物が迎えられる世界』だって」
オーナー「もしかしたらあのベルトは私達が倒したライダー…………ネガ電王のベルトなのかもしれませんね」
ウラ「でも、それだとキンちゃん盗られる理由にならないよね?」
オーナー「本当にそればかりは解りませんね~………とりあえず、注意はしてて下さいね」
モモ「よっしゃ、とりあえず俺が―――ウラ「はい先輩待った」何だよカメ!」
ウラ「先輩じゃ、倒すか倒されるかになっちゃうでしょ
あれにどれくらいの力があるか解らないし、それに攻撃範囲とキンちゃんのタフさを考えると僕が適任だから………僕が行ってくるよ―――」
モモ「おい!待ちやがれ―――!」
リュウ「………二人共行っちゃった」
『lod form』
モモ「ちっ!先に変身しやがった………しゃあねぇ!俺はこっちだ!」
紘太「うぉっ―――」
モモ(ゴンタ!体貸しやがれ!)
紘太(紘太だ!ってちょっと待て―――)
紘太(モモ)「待てねぇよ!変身!」
あろう事か、モモタロスは俺の体を使って何故か戦国ドライバーで変身をした
使ったロックシードは…………はっ!?モモタロスロックシード!?俺はそんなん持ってなかったぞ!?
『ロックオン!ソイヤ!モモタロスアームズ!俺、参上!』
紘太(モモ)「へぇ、中々良いじゃねぇか」
紘太(お前自分で変身出来るだろ!?何で一々俺の体使うんだよ!?)
っていうかいきなり変身したから回りの人ビビってるじゃねーか!
良太郎(カメ)「あちゃー………先輩、紘太君使って変身したみたいだね」
良太郎(後で謝っとかないと………)
良太郎(ウラ)「にしても先輩少し優遇され過ぎな気がするなぁ…………先輩専用のロックシードってどうなんだろ?」
良太郎(さぁ…………)
慧音「むっ………何だ?向こうが騒がしいようだが…………」
キン(もしかしたらモモの字か?)
慧音「モモの字…………もしかしてあの赤鬼の様な見た目をした奴か?」
キン(せや、見た目通り気性が荒くてのう………ま、その分心に熱い魂持っとるから憎まれへんやったちゃ…………それよか、あんさん何でイマジンに体を乗っ取られてんのに何で何もないんや?)
慧音「それは私にもよく解らないが………まぁ、今気にしててもしょうがないだろう」
キン(そう言われてもうたら、どうしようもないのぁ…………)
紘太(モモ)「行くぜ行くぜ行くぜーっ!」
慧音「………おい、まっすぐこっちに向かってきているんだが、まさか味方の君がいるのに攻撃する気か?」
キン(多分、電王以外で自分の全力を出せるような力を見つけてもうたから、儂の存在忘れてもうたんちゃうか?)
慧音「私に聞かれてもな………というか本当にこっちに来たぞ!」
紘太(モモ)「おらぁ―――良太郎(ウラ)「はい先輩、ストップ」邪魔すんなカメ!」
モモタロスが暴走して、慧音さんに降り下ろした剣を
ギリギリウラタロスがデンガッシャーのロッドモードで防ぐ
良太郎(ウラ)「先輩まで参加したら、不公平でしょ?
それに紘太君だって迷惑かかってるし」
紘太(モモ)「うぐっ………」
良太郎(ウラ)「はい、解ったらさっさとデンライナーに戻った戻った」
紘太(モモ)「ちっ……………」
『ロックオフ』
変身を解いた後は俺から抜け出し、デンライナーへと戻っていったモモタロス
………正直、今のはウラタロスに感謝だな
紘太「サンキューなウラタロス」
良太郎(ウラ)「いやいや、先輩に振り回される人がいるとそっちもこっちも迷惑がかかるからねぇ…………」
変身をしているのでよく解らないが、なんとなくその時のウラタロスの背中が虚しく見えた………………
慧音「……………もう、いいかな?」
良太郎(ウラ)「おっと…………待たせちゃってすいません
少しお見苦しい所を見せてしまいました」
少しの騒動の後、俺は元の位置に戻って再び観戦に戻る
良太郎(あれ?何であの人、キンタロスが取り憑いているのに普通に喋っていられるんだろ?)
良太郎(ウラ)「さぁ……………もしかしたら、この世界の人の方が僕らより強いから………とか?」
良太郎(生身でイマジンに勝てるってこと?じゃあわざわざ変身する必要ないんじゃあ…………)
良太郎(ウラ)「………そういえば、紘太君言ってたね
この世界にいるイマジンとか、他の怪人は此処の人達じゃあ世界の違いか何かで倒せないって」
良太郎(じゃあ、実力としてはかなり強いけど―――)
良太郎(ウラ)「―――世界の違いで倒せない
ついでに、実力が上だからキンちゃんを表面上にださずにすんでるみたいだね」
何かさっきからぶつぶつ一人で言ってるけど………もしかして良太郎と何か喋ってるのか?
此処からじゃあよく聞き取れないな……………
慧音「それじゃ、改めて行かせてもらう!」
慧音さんはデンガッシャーをアックスにしてウラタロスに降り下ろす
そしてウラタロスはロッドにしたデンガッシャーで防ぐ
………やっぱり戦ってるのはキンタロスじゃないみたいだな
何かあいつらしくない戦い方だな…………と俺は思った
良太郎(ウラ)「ねぇ?ちょっとキンちゃん出して欲しいんですけ………ど!」
ウラタロスはつばぜり合いを無理矢理デンガッシャーで弾き、間合いを取る
慧音「良いぞ、ちょっと待ってろ…………カメの字!儂や!キンタロスや!」
良太郎(ウラ)「あっ、キンちゃん今どんな感じ………って何で攻撃するのさ!?」
慧音(キン)「あの姐さん、儂を意識だけ出して体の動き全部自分で動かしとんねん!なんや自分の体やないみたいや!」
良太郎(元々違うけどね)
良太郎(ウラ)「うそでっ……しょ!」
慧音「………さて、もうそろそろいいかな?」
良太郎(ウラタロスどうしよう………)
良太郎(ウラ)「だよねぇ…………どうしようか」
………………まだまだ戦いは続くようだな
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