東方仮面果物劇
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人里に到着!
白玉楼から離れて数時間後
俺は朝早く出かけたのでまだ昼飯よりちょっと前位の時間である
そんな俺はあるちょっとした出来事に巻き込まれていた
「電王とその仲間め!貴様らを葬ってやる!」
電王・S「うっせぇ!こっちだってよく解ってねぇのにやられるかよ!てめぇも手伝いやがれ!みかん野郎!」
紘太「オレンジだよ!それに鎧武だ!」
電王・R「それにしても、こんな所にまでイマジンがいるなんてね………」
電王・A「とりあえず、倒してからや!」
電王・G「お前倒してもいいよね?答えは聞いてない!」
電王・W「行くがいい、我が臣下達よ」
電王・L「皆…………落ち着いてよ」
何だよこの状況は
とりあえず、今は状況整理の為に一旦今までの行動を思い出そう
えっとあれは、白玉楼を出てから同じ数時間後だっけ―――
紘太「いい天気だな~
こんな天気で野原にいるとピクニックに近い気分だな
昼飯に弁当もあるし、もう少ししたら食べるとするか」
俺は肩掛けのリュックを背負いながらゆっくり人里までの道のりが書いてある地図を見ながら人里まで歩いていた
幽々子は、日が暮れるまでには着くと言っていたから
多分着くだろう
まぁ、着かない様ならビークルを出して進めば問題ないしな
そんな事を考えていると向こうから走ってくる人影が見える最初は俺を見つけて気になって走り出した人かと思っていたがそうではなかった
一人だと思っていた人影は十数人だったし
そもそも人間ではなく―――
「うぉぉぉぉぉ!」
―――怪物だったのだから
紘太「…………ってマジかよ!変身!」
『オレンジ!/レモンエナジー!
ロックオン!ソイヤッ!ミックス!
オレンジアームズ!
花道・オンステージ!
ジンバー・レモン!ハハーッ』
見る限りではこっちに突っ込んできているから、とりあえず変身
数も多いからソニックアローで対抗
向こうがこっちに着くまでに―――
『レモンエナジー・スパーキング!』
―――数を出来るだけ減らす!
「ぐぁぁぁぁ!」
紘太「………そんなに減ってないか
なら、しばらく撃ち続けるだけ―――」
喋っている最中に何かの音が聞こえた
まるで電車が来るときのホームに流れる様な感じの音
気になって辺りを見渡すと
なんと俺の前を遮る様に電車が通りすぎた
その電車は止まらずにそのまま俺の前を通りすぎていき
通り過ぎた後には7人の人影………いや、『一人と人型の怪物が六体』いた
「変な所に迷い込んだかと思えば………やっぱイマジンかよ!
本当にどこにでもいるんだな!」
「まぁまぁ先輩、一応僕らもイマジンだからね?」
「せやけど、どっちにしろ倒さなあかんからな」
「早く戦おうよ~」
「我が出たからにはすぐに終わらせよう」
紘太「………な、何だこいつら?」
「ちょっと皆……あんまりはしゃぎすぎないでね?
特にモモタロスとリュウタロス」
俺の前にいる唯一の人が赤いのと紫の奴に声をかける
モモ「何だよ良太郎!
こんなにいるんだから暴れても構わねえだろうが!」
リュウ「そうだよ良太郎
最近ずーっとデンライナーの中にいたんだから暇だったんだよ~!」
良太郎「もう………キンタロスとウラタロスも何か言ってよ」
キン「せやかてなぁ…………確かに此処最近暇やったんは事実やったしなぁ」
ウラ「でも、良太郎に迷惑かけられないのも事実なんだよねぇ………此処がどんな時代なのかも解らないのに下手な動きは出来ないから」
キン「せやなぁ…………ま、とりあえず倒してから考えようや!」
モモ「そっちの方が手っ取り早い!変身!」
赤いの………モモタロスだっけ?がどこからかベルトを取り出してボタンを押した後、
四角い何かをスライドさせて―――
『sword form』
ってあいつライダーだったのか!?
ウラ「そうだね、とりあえず倒しちゃおっか」
青いのも同じ動きをして………ってまさか!?
『rod form』
キン「行くでぇ!」
『ax form』
リュウ「じゃあ皆で競争ね!」
『gun form』
「我も久々に―――」
『wing form』
良太郎「ジークまで…………」
『liner form』
一斉に変身をしだしたから俺の思考はこの時停止してたんだろうか?
よくよく考えてみたら人じゃないやつがライダーなのはかなりおかしい事なんじゃないか?
電王・S「俺、参上!」
変なかけ声と共にポーズを取り出した…………何だあれ?
電王・R「君達、僕に釣られてみる?」
…………多分こいつは人間ならナンパばかりする奴だろうな
電王・A「俺の強さに、お前らが泣いた!」
………何でお前の周りには紙吹雪が舞ってるんだ?
電王・G「お前達倒してもいいよね?答えは聞いてない!」
…………聞けよ!って突っ込んだら負けだな
電王・W「降臨、満を持して」
………一番まともか?
駄目だ麻痺してきた…………
というかこいつら俺の存在に気づいてる………………とは思えねえなぁ…
電王・L「よし………皆行くよ!」
『モモ・ソード』
(以下、『電王』表記を名前表記に直します)
モモ「行くぜ行くぜ行くぜー!」
あのモモタロスっていう奴の特攻で敵はかなり怯んでいた……………ヤンキーみたいな戦い方だけど
リュウ「えっへへ♪それ!」
リュウタロス………だっけ?あいつは何か踊りながら戦ってるけど…………意外とああいう戦い方でも戦えるもんなんだな…………
ジーク「…………ふむ」
あの白いのはじっとしてるだけだな…………何もしないのか?
良太郎「やぁぁぁ!」
唯一変身した人間のライダーはモモタロスっていう奴と似たような戦い方をするんだな……………って!
紘太「俺もじっとしてる場合じゃない!」
『チェリーエナジー』
チェリーのエナジーロックシードを取り出して、そのままベルトに装着する
『ロックオン!ソイヤ!オレンジアームズ!花道・オンステージ!ジンバー・チェリー!ハハーッ!』
速度を上げてそのまま乱戦状態の場所のあそこに突撃する
モモ「あっ?誰だお前!」
紘太「葛葉紘太!
仮面ライダー鎧武だ!」
モモ「あぁ!?隠れ家淘汰!?仮面ライダー皆無!?」
紘太「何をどう聞いたらそうなるんだ!?」
聞き間違いとかそんな次元の返事の仕方じゃなかったぞ!?
モモ「うるせぇ!そんなに違いはねぇだろうが!」
ウラ「先輩、流石にかなり違いがあるよ
割と本気で聞き間違いじゃないと思うんだけどね」
モモ「うるせぇ!さっさと片づけるぞ!」
『full charge』
モモ「必殺…………俺の必殺技!パート1!」
技名無いのかよ………………
ウラ「それじゃ僕も………!」
『full charge』
ウラ「ふっ!」
ウラタロス(だったか?)は持ってた槍を相手の一匹に投げつける
当たると、六角形のマークが現れる
そして、助走をつけてジャンプ
そのままキックを当てる
そして敵の一匹は爆発した
…………蹴り技なのか………
キン「おっ!モモの字と亀の字もやっとるなぁ!いっちょ儂もやるか!」
『full charge』
リュウ「あ!クマちゃんがやるなら僕も僕も!」
『full charge』
キン「……………ダイナミック、チョップ」
キンタロスは飛び上がり、そのまま相手を真っ二つに切り裂き
リュウタロスは武器の銃にエネルギーを貯めて撃ち出した
……………てか名前あってるか?
イマジン「くそ!せっかく集めた仲間達が!」
モモ「残りはてめぇだけだ―――」
という事があって現在に至るという事である
っていうか中々混乱した状況だよなこれ………
イマジン「だが……流石にこの数は多すぎる!一旦逃げさせてもらう!」
モモ「逃がすか!」
『full charge』
ウラ「誰が倒すかな?」
『full charge』
キン「儂もやるでぇ!」
『full charge』
リュウ「僕も僕も!」
『full charge』
ジーク「臣下に力を見せるのも主の役目だ…………」
『full charge』
良太郎「もう皆急ぎすぎ!」
『full charge』
紘太「だーっ!もうどうにでもなれ!」
『オレンジスパーキング!チェリーエナジースパーキング!』
しかし、一匹しか残ってないのにオーバーキル過ぎるだろう…………
イマジン「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
俺達全員の攻撃を受けたせいであいつは爆発した…………
良太郎「僕は野上良太郎
後は左から、モモタロス」
モモ「よろしくな!」
良太郎「ウラタロス、キンタロス」
ウラ「よろしく~」
キン「よろしくや!」
良太郎「リュウタロスに、ジーク」
リュウ「よろしくね~!」
ジーク「よろしく頼もう」
紘太「俺は葛葉紘太
よろしくな」
お互いに自己紹介の後に軽く自分達が何故此処にいるのかを話し合った(ただし、俺は死んだ事は伝えなかった)
良太郎達はデンライナーっていう時間を超える電車に乗っていたのだが、何らかのショックにより、この世界に迷ったらしい
とりあえず、俺がこの先に里がある事を話したら、そのデンライナーに乗って行く事になったんだが………確か幻想郷の出来た時って、まだ明治維新が始まって間もないぐらいじゃなかったか?
そんな人達が電車を見たらビビるんじゃないかなぁ……………とか良いながら俺もちゃっかり乗ってるんだけどね
人里~
村人A「だから、後ろの奴らは何なんだよ?
どう見たって妖怪じゃないか?」
良太郎「えと、だからこの人(?)達は危害は加えませんから、お願いします」
村人B「と言われてもなぁ………お前らが乗ってきた『それ』も怖いからな」
俺達は今、人里の入口の前で立ち往生している最中である
理由は二つ
やっぱりというかなんというか、デンライナーが村人にとっては正体不明の巨大な物体である事
二つ目は―――
モモ「襲わねえよ!今更俺達が襲ったって何も得なんてねぇよ!」
ウラ「ま、それはあくまでも僕達の理由なんだけどね
この人達には関係ないよ」
キン「それでも襲わんっていうのは教えとかななぁ!」
リュウ「むぅ!もう早く入りたいんだけど!」
ジーク「我はまだ辛抱強い方だが………この者達がそうであるかと聞かれればそうでないとしか言いようがないな」
村人A「ほらみろ!妖怪の手下だぞこいつら!」
村人B「慧音さんを呼んでくる!」
村人A「頼んだ!」
良太郎「ジーク!余計な事言わないで!」
ジーク「我はただ、真実を述べたにすぎん
事実、こやつらはそこまで辛抱強くはないだろう?」
良太郎「いやいや!流石に皆我慢出来るよ!ね、皆!」
ウラ「僕は我慢出来るけど……………先輩がね」
キン「儂も我慢出来るけどな………モモの字がなぁ…………」
リュウ「僕、モモタロスみたいにがさつで乱暴じゃないもーん」
ジーク「我はこやつみたいな性格をしてないのでな」
モモ「お前ら……………俺をおちょくってんのか!?あぁ!?」
紘太「…………こいつら、デンライナーの中に入れといた方が良くないか?」
良太郎「それが…………皆中に入りたいから……………」
………………良太郎って周りに振り回されるタイプだと確信した
村人C「慧音さん!早く早く!」
慧音「何だ?何があった?」
ん?誰か出てきたな
やたら銀髪が目立つ人だなぁ…………頭の上に乗ってる物が凄く気になるけどな……………
慧音「ん?君たちは?」
良太郎(inカメ)「初めまして、僕の名前は野上良太郎と言います
これからよろしくお願いします、麗しきお姉さん」
…………イマジンっていうのが人間に取り憑くっていうのはデンライナーで良太郎に教えられて知っていたし、ウラタロスがナンパをよくするってのも教えられた
けど、幾らなんでも速すぎだろ?
慧音「お、お姉さん?///」
いきなり過ぎてその人もびっくりしてるしな
村人A「こいつ!慧音さんに色目使ってんじゃねー!」
ほら、反応する人がいるじゃないか
どうしてくれんだよ
他の人も集まってきたし…………手に負えねぇよ
慧音「………つまり、この里にこいつらを入れさせて欲しかった訳だな?」
良太郎「えぇ、そうなんです」
何とかかんとか話し合いは結論に行き着いた………ウラタロスはあの後、他のイマジン組に無理矢理追い出されていた
慧音「だが、里に異形の者が入れば安心して暮らせる人がいないというわけではない………………なら、こうしよう」
ライダー組「「「?」」」
慧音「私と戦って勝てば…………里に入れてやろう」
紘太「なっ!?」
この人いきなり何言ってんだ!?
良太郎「いや、それは流石に………」
慧音「だてに人里を守っている訳じゃないさ…………それに試したい物もある事だしな」
良太郎「………解りました」
慧音「うむ、すまないな」
紘太「良太郎、俺が行こうか?」
紘太「大丈夫です、僕も戦えます
それに、あの人は里を守りたいから戦うんです
僕もそれに少しでも習いたいんですよ」
紘太「………ならいいけど」
モモ「よっしゃ!なら俺がーーー良太郎「モモタロス達はデンライナーで待機、僕がライナーで戦うからさ」………ちぇ、出番無しか」
………ふと思ったが、良太郎って結構猛獣使いな気がしてきたな…………
慧音「準備はいいか?」
良太郎「いつでも」
慧音「……いい返事だ…………………行くぞ!」
後書き
次回、慧音vs良太郎!
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