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旧エクリプス(機動戦士ガンダムSEED編 )

作者:cipher
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第07話 自由条約黄道同盟(ZAFT)

■C.E.64年10月12日
エクリプス社が極秘に、L3宙域に大規模な宇宙コロニー群を完成させる。(3番目のラグランジュ点である L3 は地球から見て太陽の裏側にあり、太陽からの距離は太陽から地球までよりもやや遠い。)
宇宙コロニーと呼ばれているが、実際は巨大都市型移民船であり、独自の航行が出来る。
イメージは、マクロス・フロンティアの移民船団と同じで、ドームを覆った開閉型のハッチが設けられており、開くと太陽光パネルになっている。
艦内は人工重力で1Gに保たれている。動力源は核融合炉を使い、ワープ航行可能である。(銀河英雄伝説の世界の技術を使っている)

■C.E.65年 6月 3日
プラントはモビルスーツの実用第一号機、秘密裏にロールアウト。
"黄道同盟" は活動を活発化し、シンパを拡大すると共に、名称を "自由条約黄道同盟(ZAFT)" に変更する。

■C.E.67年 8月12日
プラントはモビルスーツの実用第一号機 "ジン" を完成させる。
マイウス市の一部を極秘裏に改造し、モビルスーツの増産を開始した。

■C.E.68年 4月 1日
シーゲル・クラインが、プラント評議会議長に選出される。


C.E.68年 4月 7日 プラント アブリリウス市(首都) 会議室

Side シーゲル・クライン

光輝(こうき)一条(いちじょう)は、シーゲル・クラインを訪ねて来ていた。

「ようこそ、イチジョウ博士。この度はなんの御用でしょうか?」

「はい、この度は太平洋連邦の特使として参りました。
プラントは独立しようと考えているのではないかと心配しています。
プラントは理事国が出資している為、独立すれば理事国との戦闘の危険性があります。そこで太平洋連邦の支援の元にL3宙域に、コーディネーターによる独立国を作るお手伝いを考えています。」

「嬉しいお申しですが、それには時間が掛かり過ぎます。」

「議長の懸念は理解できます。しかし既にL3宙域にはコロニー群が完成しているのですよ。」

光輝は映像を見せる。

「すっ、凄い。しかし形が変わっていますね。」

光輝は移民船の設計図を見せる。

「・・・。ワープ航法に、重力発生装置、核融合炉まで・・・。」

「エクリプス社が開発した物です。これを譲渡します。形式上はエクリプス社が売却した事にして下さい。移民の船はエクリプス社が用意しています。」

(かたじけな)い。これでコーディネーターの人権が護られる。」

「いえ、太平洋連邦に取ってもメリットがある話です。交易国としてコーディネーターの独立国と優先的に交渉が出来るのです。」

Sideout


■C.E.68年 4月12日
ZAFT所属議員が評議会の多数派を占める。
シーゲル・クラインの提案でL3宙域への移民が開始される。
コーディネーターの独立国、ZAFTが建国される。
同日、太平洋連邦はZAFTの建国を容認した。

■C.E.68年 4月18日
理事国はコーディネーターの流出を阻止すべく。
プラントに自治獲得と貿易自主権獲得を与えたが、流出は止まらなかった。

■C.E.68年 5月 9日
ブルー・コスモスが強大化して行く。
末端の "自称" まで含めると数十万人規模と言われる勢力となり、地球在住のコーディネイターへの迫害激化が進が、NPO法人エクリプスがコーディネーターを保護すると同時にメディア通じて、ブルー・コスモスを批判した。
この影響で、コーディネイターのほとんどがオーブやZAFTへ移民した。
クライン議長は、極秘裏に太平洋連邦や南アメリカ合衆国と取引し、ZAFTと両国間で、食料輸入及び、工業製品輸出が取り決められる。
理事国側は、クライン議長の解任と議会の解体、ZAFTの自治権完全放棄を要求するも、ZAFT側が反発する。
それに対し、理事国側はZAFTへの食料輸出の制限を行うが効果はない。
マスコミもZAFT擁護(ようご)のキャンペーンを展開する。

■C.E.68年 7月10日
マンデルブロー号事件。
南アメリカからZAFTに食料輸出を行おうとしたエクリプス社籍の貨物船団を理事国側が撃沈しようとした。
マンデルブロー号事件を契機に、南アメリカ合衆国が太平洋連邦に加盟した。ZAFTはパトリック指導のもとに軍備を解体・再編成され、ZAFT内の警察的保安組織と合併、モビルスーツを装備した軍事的組織であるZAFT軍が組織される。

■C.E.68年 7月31日
L4のコロニー・メンデルにおいてブルー・コスモスによるバイオハザードのテロ事件が発生するも、光輝達の警備により未然に防止された。
エクリプス社が正式にコロニー・メンデルの買取りの交渉開始した。
これに伴い、GARMR&Dはエクリプス社が買収した。

■C.E.68年 8月16日
ザラ議員、アスランをアポロ(月面都市)から呼び戻す。アスランは、互いにコーディネイターである事を明かしあったキラと(ヒカル)
をZAFTに誘うが、キラとヒカルはアポロに残る。再会を誓い、別れる三人(共に13歳)。

■C.E.68年 8月27日
ヤマト夫妻、情勢悪化を鑑み、キラを連れてアポロからオーブの資源衛星 "ヘリオポリス" に移住した。
ヒカルも同様にバイオロイドの両親と共にヘリオポリスに移住した。

■C.E.68年 9月 1日
エクリプス社は月面都市(アポロ)資源衛星(ヘリオポリス)に無人戦艦や無人戦闘艇(スパルタニアン)を配備する。(銀河英雄伝説の世界の技術を使っている)
また、試作次元潜水艦を作った。(魔法少女リリカルなのはの技術を使っている)

■C.E.68年10月 2日
エクリプス社が極秘に、火星のテラフォーミングを本格的に開始した。
アステロイドベルトだけでなく、木星や土星の衛星にも基地を作り、資源採取を始めた。
また、月面からヘリウム3の採取と合わせて、木星に軌道ステーションを設置して木星の大気からヘリウム3を分離精製する技術も研究中である。

■C.E.68年10月 8日
火星に地下基地と軌道エレベーターの建設が開始された。

■C.E.68年11月 4日
プラント理事国がプラントを摂取した。これでプラントに残っていたコーディネーター達がL3宙域に移住した。
プラントはナチュラル手で運用される事になる。

■C.E.68年11月10日
エクリプス社がプラントの買収計画を発表した。
東アジア共和国はこの計画に賛同する。しかし他の理事国は反対の立場を取り、東アジア共和国の理事国脱退とプラントの分割か他の理事国による権利の買取りを主張した。

■C.E.68年12月16日
エクリプス社が極秘にZAFTと共同して、ニュートロンジャマーとモビルスーツに搭載可能な小型核融合炉を開発した。燃料にヘリウム3が使われている。

■C.E.68年12月22日
エクリプス社が極秘にZAFTと共同して、試作モビルスーツ撃震(げきしん)をロールアウトした。銀河英雄伝説の世界の慣性制御とマブラヴ オルタネイティヴの世界の間接思考制御を取り入れている。
ビームライフルとビームサーベル、フェイズシフト装甲の試作も行った。ミラージュコロイドの共同研究も行っている。
 
 

 
後書き
原作の開始まで、後3年になります。
コーディネーターを利用して、マブラヴ世界の戦術機のシェイプアップを行っています。
理事国はプラントからコーディネーターがいなくなって、涙目です。 
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