戦国†恋姫~黒衣の人間宿神~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
二十三章 幕間劇
乾布摩擦での手入れ
昨日の夜は、久しぶりに黒神眷属との鍛錬をやったがみんな前よりパワーが上がっているのが良く分かる。特に愛紗たち恋姫チームは聖剣エクスカリバーの擬態だけでなく、7つ全ての能力を使えるそうだった。でも支配だけは使った事が無いと言っていたけど、使う場面がないからなーと思った。大江戸チームは剣魂との連携攻撃だった。で、鍛錬してたら、ここに戻ってくるのは夜中になってしまったので、ひよたちが寝ている所に俺の布団に静かに入った。
「うーん、もう朝か・・・・。昨日は夜遅くまでだったから、疲労で結構寝てしまったようだな」
今の時刻は、朝だけど周りをよーく見ると人の気配がなかった。
「・・・・いつの間にか、誰もいねーな。寝るときはいたような気がする」
いつもなら、側で鞠が寝てたり、ひよが枕元にいたり詩乃は本を読んでいたりしてたけど。誰もいないという状況は珍しいなーと思った。代わりに神仏たちが、挨拶していたから寝ぼけならがら各神仏におはよーと念じていたけど。
「まあ昨日遅くまで起きていたのは、俺だけだからな。寝るときに小波辺りが知らせてくれたんだと思うなー。たぶん」
障子に当たる太陽光も日の出とは少々違うから、ちょっとしたお寝坊でもあるけどまあいいか。とりあえず顔でも洗おうかなと思い井戸に向かったけど。ここから井戸って遠かった気がするが、日光を浴びながらだからか体調不良ではない。最近翼展開して太陽光を取り込んでないなーと思いながらも大きなあくびを一つしたのだった。
「昨日は黒神眷属のメンツで、全員と試合したからなのかまだまだ疲れているな」
ヴァーリチームに英雄チーム、恋姫チーム、大江戸チーム、ISチームと大所帯だったけど久々にやった方がいいだろうと思って全員と相手をした。ここに来る前とは大違いだからか、力もますます上がっていたから驚いた。けど、やっぱりという全戦全勝した。禁手化使う奴らとは俺も禁手化をしての相手だったけど、倍加に譲渡とあと何だっけな。赤龍帝の籠手には本来ある力がもう一つあるらしく、俺が持っている赤龍帝の籠手を上書きしたら、「透過」というのがあったそうで。何でもドライグ本来の力だとかで、これを使うときは「Penetrate」(ぺネトレイト)と鳴るらしい。すり抜けて宿主の力を直接相手に叩きこめると聞いたときは、またチート能力追加かと思ったが俺にはあまり必要ないなとは思った。それがなくとも、精神系統ので直接攻撃できるのが俺にはあるから。そう考えながら、角を曲がるとそこに井戸があるはず・・・・。
「・・・・・・・♪」
「はい?」
今の春日だよな?曲がったら上半身裸の春日だった気がするが、疲れているから幻影でも見たのか?向こうは上機嫌で鼻歌混じりのを歌いながらだったし、その声が聞こえるから本物か。
「・・・・・・・♪」
俺は一瞬自分を疑った、疲れているのは分かっているから幻かと思うが、違ったようだった。それに武田家の精霊からも、あれは幻ではないと言ってきたから間違いなさそうだな。
「どうなされた、良人殿」
「・・・・いや、何でもないがそっちに行って構わんか?」
「構いませぬぞ。コソコソするのは性に合わないと思いますが故、来るなら来るでいいですぞ」
まあたぶん春日は気にしていないのか、それとも周りに兵がいないからなのか。まああちら側から許可出たから行ってみたけど、やっぱり春日は上半身裸で何かをしているところだった。
「ところで、何してんの?」
「乾布摩擦にござる。良人殿はご存じありませぬか?」
「それは知っているよ、俺らのとこでもやるヤツはいるけど」
乾いた布で肌をこすって、新陳代謝を高める事は知っている。春日がなぜここでしているかは、ここに井戸があるからで汗を拭うにはちょうどいい場所なんだと。それについては理屈あっているけどなー。
「ああ、これは申し訳ない。このような格好で、お目汚しでしたな」
「いや、まあ何というか・・・・」
「ふむ。別に裸くらい、見慣れているとお聞きしましたが」
「まあ見慣れているのは確かだけど、そんなに堂々とされているのはあんまりなくてな」
「それは確かに。良人殿は艶福家ですからな、しかしこういう状況はあまりないのですかな?」
まあ仁王立ちしてるなんて、あまり見たことない光景ではあったけど。普通なら男が来たら、その布か手で隠すはずだけど。隠す余裕もないほど堂々とされては、恥ずかしくないのか?と聞きたいくらいだ。というか聞く方が恥ずかしくなると思うけど。
「して、良人殿はこのような所に何をしに?別に拙の裸など見に来た訳でもありますまい」
「さっき起きたばかりでな、顔を洗いに来たところなんだ」
「これはお邪魔でしたな。拙の事は気にせず井戸をお使いになればよろしい」
「そうさせてもらうよ」
俺は春日を気にしないように考えてから、空間から洗顔用の洗剤とタオルを取り出してから井戸の釣瓶に手を掛けた。俺の脇では春日はこちらの事は気にしていないかのような様子で両腕をゴシゴシとこすっていたけど。まあ近くに人がいたらシャレにならんからさっさと顔を洗おうとしよう。顔を水に浸してから、洗剤で顔に塗ってからそれを落とすように洗い落とした。
「ふう・・・・。スッキリした」
最後にタオルで拭いてからだったけど、相変わらずというか井戸の水は冷たいなと思った。こっちはトレミーにもあるが冷たいように調節しているし、お湯を使うときは赤い蛇口をひねるだけだしな。お湯は冬だけど、今は寒くない時期だから。頭もスッキリしたし、あとは眠気かなと思う。
「そうだ、良人殿」
「・・・・ん。何だ?」
と振り向いたらまだ上半身裸の状態だったけど、まあ俺は見慣れているからどっかの主人公とは大違いだけど。堂々と腕を上げて脇の辺りをこすっていたけど、大丈夫なのかな?あとで光璃や一真隊の者たちに文句言われないかが心配になってきてはいる。
「いや、寝起きの目を覚ますのであれば、一緒に乾布摩擦などいかがかなと思いまして」
「・・・・なるほど。であればやってもいいけど、そっちは俺と一緒で平気なの?一応性別としてはここにいるのは男と女だから」
「・・・・ああ。別に拙とて、恥ずかしくないわけではありませんぞ?ですが、良人殿はお屋形様の未来の御夫君にして、天下一の艶福家。拙のつまらん裸などより良い裸を見慣れておりましょう?」
「まあそこは肯定しとく・・・・。否定するところはないし」
春日の裸がつまらんのだったら、世の中のハードルが高いような気がする。まあ久遠も一葉も美空も光璃もとてもいい身体しているからな、って何言わせてるんだか。
「して、いかがかな?」
「なかなかない機会だし、一緒にやらせてもらおうか。布はもう準備済みだから」
春日は悪気がある訳ではなさそうだし、断る理由もない。
「うむ。そうこなくてはな!」
顔を拭いたあとに、ハンドタオルを船にある洗濯カゴに入れてから摩擦用にタオルを取り出した。そして上半身を脱いでから、乾布摩擦をしているけど。ずっと鍛えているからなのか、中々の筋肉という感じではある。いつも毎日鍛えているだけあってだけど。
「ところで春日?」
「何ですかな?」
「乾布摩擦についてはやり方は知っているけど、ここでは何か正しいやり方みたいなのはあるのかな?」
俺が知っている方法とここでは違うと思って聞いてみた。乾布摩擦は風邪の予防法とかで聞いたことあるけど、角層や皮膚組織を傷つけ、むしろ皮膚炎を起こすという説もあるし、乾皮症や皮膚掻痒症など皮膚疾患を持っている場合は厳禁であるとな。あとはアトピー性皮膚炎がある場合も、乾布摩擦を行なってはいけないとも聞くが、俺にはそういう病はないから問題はないけど。
「書物にも、乾いた布で身体をこすって刺激を与えるのが良いとは書いてござるが、特に具体的なやり方は記してありませぬから。良人殿が知っているのであればその方法でやるのがよろしいかと・・・・」
「まあそりゃそうか・・・・。あまり変わらないのだな・・・・」
これはアバウトすぎてというか、一種の民間療法だし。現代の日本では風邪の予防法として、小学校・中学校・幼稚園・保育園・老人福祉施設などで行われることもあると聞いたことがある。その情報元は百科事典に書いてあったけど、ここと現代でもあまり変わらないようだな。で、慣れているようにこすってはみる。
「ふむ。慣れているなら、肌が赤らむくらいこすっても良いとありますぞ」
「そうなんだ・・・・」
まあ特に痛くは無いけど、やりすぎはアカンとは聞いているから注意しながらだけど。俺は静かにやっていたけど春日は腕を終えて今度は首筋やお腹辺りをゆっくりとこすり始めたのは別にいいんだけど。
「・・・・・・・・」
「・・・・良人殿。どうかなさいましたかな?」
「いやね、肌綺麗だなーと思ってな。小さな傷とかもなさそうだから、鍛錬は欠かさずやっているという意味ではよく分かるという感じだ」
「褒めても何も出ませぬが、良人殿からそう言われるのであれば受け取っておきましょうぞ。それにこれでも不死身の馬場美濃と呼ばれる程度ですからな。しかし良人殿も傷はなさそうに見えますが?」
「俺も前線に行く立場なんでな、春日と同じくらいさ。それに傷が付いたとしても、すぐに治ってしまう身体なので」
最も前線に行って戦うのが、俺のバトルスタイル。左手で銃を持ち右手で剣を持つ、近距離から中距離で戦えるし禁手化したらドラゴンブラスターを放てるから遠距離攻撃も得意だしな。あとは狙撃手でもあるから、目もいいがここの時代の武将はステータスが異常だからな。
「春日は前線で戦うときに、何か考えながら行動するの?」
「拙ですか?拙は特に何も考えませぬが、心を静める事だけを考えまする。良人殿は?」
「俺は前線での司令官でもあるから、軍師みたいに考えたり俺個人で戦うときは相手より速く動くようにしている」
春日もそういうタイプというか、明鏡止水とかの領域だなとも思うが俺もそういうのだし達人の領域ともいうだろうけど。
「ふむ。では拙はまだまだひよっこでござるな。そのような気構えが必要となるのこそ未熟な証。真の達人であればそれを呼吸するかの如くでしょうな。良人殿はまさに真の達人ですぞ。先程から一切隙がないでござるからか、そのような意味では川中島でも見事でしたな」
「川中島?俺は特に何もしていないが・・・・。したと言えば、双方の無力化にいつもの奴を葬り去っただけだが」
「確かに長尾と武田を無力化したのもそうですが、不倶戴天の敵であったはずの長尾勢と、よもや共に天を戴けるなど・・・・想像だにしませんでしたぞ」
「決着をつけたというよりサシでの勝負は光璃と美空だし。勝負終えたあとに一真隊を中に入れただけだけど」
「しかし、その発端を作ったのは良人殿。貴殿にござろう?」
「・・・・まあそうだな」
今回の同盟は、俺の妾同士という所をうまく突いて成立させたわけだ。そう言われると照れるとは思うけど。
「大きな戦は過日の物を入れて三度。小さな諍いは数え切れぬほど。・・・・それほどの相手を打ちのめす方法、思い巡らせはしましたが、講和という道は思い浮かばなんだ。拙は典厩様と最前線で矢戦の指揮をしておりました故、良人殿の直接の働きを見たわけではありませぬが・・・・。川中島の落着は、お屋形様と美空様が良人殿を中心とした同盟を結ぶ事に同意したが故。・・・・少なくともこれで、川中島で傷付く者が増える事はなくなり申した」
「まあ今回は双方が話の分かる相手であった、という事だと思うよ」
「それが、義輝公の仲裁の時にちゃんと成り立っておれば良かったのですがなぁ」
「・・・・まあそれは確かに」
一度目の川中島は一葉が仲裁させたのだったな。
「やっていると、身体が暖かくなってきたな」
そんな会話をしていると、腕や胸元をこすっていると身体に熱を持つ感覚があった。まあ俺は拠点とかでもやらないが、たまにはいい感じではある。風邪なんてひいた事なんてないけど、温泉から出た時のような感じではある。
「そうでしょうとも。両手は胸が終わったら、次は背中もこすると良ろしい」
そう言いながら、春日は手拭いを背中から胸に回した。まあ俺は見慣れているけど、外部から見たら勘違いをされてしまうので俺は後ろを向いたのだった。他から見たら間違いなく罰せられそうだからだ。無論船の連中も見ているけど、見慣れているからいいのではとのらしい。
「何なのら、それ」
「知らないっすか?甲斐は遅れてるっすねー」
「鞠も知らないの・・・・」
向こうから聞こえてくる声は。兎々に柘榴に鞠か、まあ見られても別に減るもんではないけど。
「・・・・春日」
「何ですかな?」
「どうやら人が来たようだ」
「そのようで。・・・・この声は兎々でしょうな」
「そうだな・・・・。兎々もやるのか?乾布摩擦」
「そのようですぞ。今更隠す必要もないですけど、良人殿にとってはご迷惑ですかな?」
「いや、別に構わんさ」
とか言いながら、俺は乾布摩擦を続けていたのだった。春日もだけど。
「あ、一真ー」
「あれ。織斑一真なのら」
「俺がここにいて、何か悪いのか?それと皆がここに来てどうしたんだ?」
「別に大した用事じゃないっすよ」
「兎々ちゃんに、躑躅ヶ崎館を案内してもらってたの!」
「そうなのら!」
「そう言う事か。・・・・なら、二人とも。兎々に迷惑かけないようにな」
「分かってるっすよ。ちゃんとイイ子にしてるっす」
「一真たちは何してたのー?」
「うん・・・・?春日と一緒に乾布摩擦してるけど、見れば分かるだろ」
俺と春日は上半身裸の状態だったけど、俺も春日も堂々としているのか兎々たちも文句は言わなかった。
「かんぷ・・・・?」
「え?乾布摩擦って、あの裸になって背中とかを布でゴシゴシするヤツっすか?通りで、一真さんと春日は上半身裸なんっすね」
「うむ。冬でも風邪をひかずにすむぞ。お主らもどうだ?」
「え・・・・春日さま・・・・?」
「それいいっすねー。越後の冬は寒いから、いつも風邪引きが出て困ってるっすよ」
「お風邪ひかなくなるから、鞠もやってみたいのー!」
「二人とも参加するんなら、布貸すけど?」
随分と乗り気のようだったから、そう言ってみた。というか、俺も春日もまだ上半身裸の状態だったけど、そんなに気にすることでもなかったな。
「ちょっと春日様っ。それって、上を脱ぐあれれすか・・・・?というか織斑一真も上脱いでる状態なのら!」
「当たり前だろう。何を言っておるのだ、兎々。それに今やっているから見れば分かるだろう」
「そ、そそそ、それを、さっきまで、織斑一真とやったのれすか?」
「それが?」
「おいおい。何を慌てているんだ?今やっている最中だろうに・・・・」
とまあこんな感じではあった。兎々に関しては破廉恥だとかバカーとか言っていた。まあ言いたい事は分かるけど、今上半身裸なんだからそんなの言われても、別にどうもせんが。
「はて。兎々、お主はやらんのか」
「そんなとんれもないこと、れきるはずないのらーっ!っていうか、なんれそっちの二人は平然としてるのら!こいつに裸を見られても平気なのら!?」
「んー。別に一真さんにだったら、見られても気にしないっすし・・・・」
「鞠も平気なの。それより、一真と一緒にやりたいから布貸してなのー!」
「はいはい。布用意しておくから、服を脱いでから渡すからな」
「その様子だと、別に一真さんは恥じらいというのを感じないっすねー」
「当たり前だ。今更そんな事言われても恥じる訳ないだろうに、それに妻はたくさんいるのだからな」
とまあこんな感じとなり、結局兎々も早く脱げと春日に言われてたけど。脱げと言ったら春日は兎々にひょいと手を伸ばしていた。兎々は拒否していたけど、鞠と柘榴はやる気に満ちていた。
「で、乾布摩擦はいいっすけど、布はどこにあるんっすか?一真さん」
「ああ。えーと、はいこれな」
と空間をごそごそしていたら、俺が持っているのと同じのを柘榴と鞠に渡した。二人はさっさと服を脱いでしまったからあとは兎々だけだったけど。まあノリがいいのは別に構わないけどな。俺と春日は途中だったから、続きをやろうとしていたらまた外から人が来たけど。
「何か騒がしいわね・・・・。何の騒ぎ?」
「この声は・・・・美空か」
「・・・・・・」
「何か用か、美空?」
「・・・・・・」
何か怒っている様子だったけど、はて?俺何かしたかな。
「何してるの?」
「何って、見れば分かるだろう。乾布摩擦だ」
美空の言葉に一切感情が感じないが、俺はそんな小さな事は気にしないから普通に答えたけど。何か美空怒ってますよみたいな笑顔ではあったな。
「妾の鞠ならともかく、柘榴や武田の将をこんな所で裸に剥いて、一体何をしようとしてたのかしら?」
「だからさっきも言ったが、乾布摩擦のためだ。それ以外に用なんてあるのか?それに俺は春日から声をかけてからやっているのだが?」
「ふーん。で、柘榴。何してたの?」
「カラダにイイコトっす!」
「まあ柘榴の発言には間違いはないな・・・・」
「ちょっと来なさい一真っ!」
「おっと・・・・。そんなに怒る事もないだろ、それにお前はまだ恋人止まり何だからそんなの文句の内に入らないぞ?俺の妻たちなら大抵は喜ぶんだが?」
と俺の耳をひっぱりそうだったので躱したのだった。美空が妻なら別に怒られる対象にはなるだろう、だが美空も愛妾止まりだから別にそんなので怒られても知らんが。
「ちょっと!避けないでくれる?本気で怒るわよ?」
「勝手に怒ればいい・・・・。それより鞠たち、やるんなら服を脱いでからやるんだな」
とまあ美空のお家流が出たけど、美空の敵となった護法五神に対して美空は何でー!という顔をしていた。そりゃそうだろうなー。まだ恋人止まりの奴なんかに文句言われても知らんと言いたいくらいだ。そんで面倒だから護法五神に美空を強制退場させてから、鞠たちと乾布摩擦をするのだった。ついでに騒ぎが大きくなり光璃たちも来たけど、俺らは楽しくやっていたからか、逆に加わりたいと言い出したけど誰も反対しないので光璃たちも加わったのだった。それと美空は護法五神からのお説教を受けていたと後で聞いたけど、別に見られても減るようなもんではないという考え方に、美空は最後まで反抗したのだった。
ページ上へ戻る