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大陸の妖精

作者:sinの妖精
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ルーシィの初仕事

 
前書き
主人公の口調中々決まらないなぁ 

 


馬車内


ルーシィ「馬車の乗り心地はいかがですか?ご主人様?」


ナツ「・・・・・冥土が見える」


アルト「メイドだけに?」


ハッピー「ご主人様役はオイラだよ!!」


ルーシィ「うるさいネコ!アルトも全然笑えないし!!」


アルト「もう少しでエバルーの屋敷だよ!」


ルーシィ「言ってみれば簡単な仕事よねー」


ハッピー「あれ?嫌がってたわりには結構乗り気?」


ルーシィ「トーゼン!あたしの初仕事だもん!ビシッと決めるからね!」


アルト「屋敷に入って本一冊持ってくれば20万Jってボロすぎだよな!」


ルーシィ「言っとくけどこの仕事、あんたたちはやる事ないんだから・・・報酬は7:1:1:1だからね」


ハッピー「ルーシィ1でいいの?」


アルト「いやー悪いなぁ、俺が7も貰っちまって」


ルーシィ「んなわけあるかっ!あたしが7よ!!!」


ナツ「ち、ちょっと・・・待て・・・俺たち・・・も・・・やる事・・・ある」


アルト「捕まったり、危なくなったりすれば助けてやるよ!」


ルーシィ「そんなミスしません」


アルト「でもルーシィってなんだかんだで抜けてるし・・・」


ルーシィ「余計なお世話よっ!!」




――――――――――――――――――――――――――――――――――――


シロツメの街



ルーシィ「着いた!!!」


ナツ「馬車には二度と乗らん・・・うぷ」


アルト「お腹すいたー、まず腹ごしらえしてから依頼人の元へ向かおうぜ」


ハッピー「ホテルは?荷物置いてこーよ」


ナツ「この先に美味そうな匂いがする・・・」


ルーシィ「えー、私お腹すいてないんだけど・・・ナツは自分の火食べればいいじゃん」


アルト「残念だけどナツは自分で生み出した火は食べられないんだ・・・」


ナツ「お前だって自分で呼び出したプルーや牛は食わねぇだろ?」


ルーシィ「そ、そうなんだ・・・まぁいいや、あたしちょっと街を見てくるから食事は3人でどーぞ!」


ナツ「何だよ・・・皆で食ったほうが楽しいのに・・・」


アルト「しょうがねぇ、俺達で食いに行くか」


ハッピー「あい」




――――――――――――――――――――――――――――――――

レストラン内



ナツ「脂っこいのはルーシィにとっておくか」


ハッピー「脂っこいの好きそうだもんね」


アルト「おおっ!この肉すげぇ脂っこい!」


ナツ「これもなかなか脂っこいぞ!」


ルーシィ「あ、あたしがいつ脂好きになったのよ・・・もう・・・」


ナツ「お!ルー・・・シィ?」



ナツたちが見るとそこにはメイド姿のルーシィが立っていた



ルーシィ「結局あたしって何着ても似合うのよねぇ」


アルト「わぁ!ルーシィすげぇ可愛くなってんじゃん!」


ルーシィ「もうっ!アルトったらぁ、そんなに褒めないで♡」


アルト「これが、あのルーシィだなんて思えないよ!」


ルーシィ「ちょっと、どういう意味よっ!!」




――――――――――――――――――――――――――――――――――――


依頼主の屋敷 内部


依頼主の元へたどり着いたアルトたちは正面玄関から入ろうとしたのだが、依頼主に裏口から入るように言われ、裏口から中に入ったのであった


主人「先程は大変失礼いたしました、私が依頼主のカービィ・メロンです」


ナツ「美味そうな名前だな!」


ハッピー「メロン!」


アルト「その割には頭が黒いな」


ルーシィ「ちょっと!!失礼よ!!」


カービィ「あはは!よく言われるんですよ、それにしてもまさかあの有名なフェアリーテイルの魔導士さんに受けてもらえるとは・・・」


ナツ「そっか?こんなうめぇ仕事今までよく残っていたと思うけどな」


ルーシィ「(仕事の内容と報酬がつりあってない・・・きっと皆警戒してたんだ)」


カービィ「しかもこんな若いのに・・・さぞかし有名な魔導士さんでしょうな」


ハッピー「ナツとアルトとルーシィって言うんだ」


カービィ「ナツ・・・!?あのサラマンダーと呼ばれる方でしたか!」


アルト「いいなー、ナツだけ名前知れてて」


ナツ「かーっかっかっか!」


カービィ「あぁ!思い出しました、確かそちらの黒髪の方は以前、新聞の一面に顔写真が・・・!」


アルト「ったく!俺も有名になったもんだぜぇ!!」テレテレ


ルーシィ「照れるんかいっ!!!」


カービィ「で・・・えっと・・・そちらのお嬢さんは・・・?」


ルーシィ「あたしもフェアリーテイルの魔導士なんですけどっ!」


カービィ「その服装は趣味か何かで?いえいえ・・・いいんですがね」


ルーシィ「ちょっと帰りたくなってきた」


カービィ「それでは・・・仕事の話をしましょう」


アルト「よっしゃ!待ってたぞ!」


カービィ「私の依頼したい事は一つ、エバルー公爵の持つこの世に一冊しかない本「日の出」の破棄、または焼失です」


ナツ「盗ってくるんじゃねぇのか?」


アルト「まぁ盗むのも燃やすのも一緒だけどな」


ナツ「でも燃やすのなら俺の得意分野だ!屋敷ごと燃やしちまうか!」


ハッピー「楽ちんだね」


アルト「本当にいいのかよおっさん、こんな楽な仕事に20万なんて・・・」


カービィ「いいえ・・・200万Jお払いします、成功報酬は200万Jです」


アルト「にぃひゃくぅ!!?」


ナツ「討伐クエスト並みじゃねぇか!?」


ルーシィ「な、なんで急にそんな・・・200万に・・・!?」


カービィ「それだけどうしてもあの本を破棄したいのです、あの本の存在が許せない」


アルト「っしゃあ!なんだか知らねぇけどワクワクしてきたぞ!」


ナツ「燃えてきたぁ!行くぞアルト!ルーシィ!!」


ルーシィ「(存在が許せないって・・・どーゆー事!?)」







エバルー公爵邸



ルーシィ「すいませーん、誰かいませんかぁ!金髪メイド募集の広告を見てきましたぁ!」



その時、ルーシィの足元からゴリラのようなメイドと見るからにエロそうな親父が出てきた



エバルー「我輩を呼んだかね?」


メイド「メイド募集の広告を見て来たそうですが」


エバルー「ふーん、どれどれ」ジーッ


エバルーがルーシィの体をなめるように見る



ルーシィ「(と、鳥肌が・・・)」ゾワッ




アルト「ふんばれよルーシィ・・・」


ナツ「上手くやれよぉ・・・」



アルトたちが物陰から様子をうかがう




エバルー「いらん!!帰れブス」


ルーシィ「ブ・・・!?」




アルト「あら、今のルーシィならいける思ったのに・・・」




エバルー「我輩のような偉ーい男には・・・」


次の瞬間、地面から顔面崩壊したと思えるほどブスなメイドが次々と出てくる



エバルー「美しい娘しか似合わんのだよ!」



アルト「ただのB専じゃねぇか!!」ガーン




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ルーシィ「しくしく・・・」


アルト「まぁ、しょうがねぇよ・・・」


ナツ「使えねぇな」


ルーシィ「違うのよっ!あのエバルーって奴、美的感覚がちょっと特殊なの!!」


ハッピー「言い訳だ」


ルーシィ「キィー!くやしー!!」


アルト「まあ、真の美人ならどんな男も魅了できるけどな」


ルーシィ「アルトまでっ!!」ガーン


ナツ「こうなったら作戦Tに変更だ!!」


アルト「突撃のTだな!」


ルーシィ「あのオヤジ絶対に許さん!!」



アルト「行くぞぉぉぉおお!!」


 
 

 
後書き


 
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