ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~
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コラボ編:アマツ狩り:大乱闘!チーターブラザーズX
前書き
大乱闘……って言わないかもしれない。
ライト「本編どうぞ」
もう、説明するのが面倒なので簡略させてもらい、今回のメンバーはこいつら。
ライトの永遠の相棒地獄の蘇生者<混沌の滅殺者>ダーク。
向こうではダークのツッコミ役兼苦労人<翡翠の剣士>ミヤビ。
今回のクエストでかなり大技を発動している<音の死神>スノードロップ。
そして、最後に戦場に降り立つ一人の女神<境界の女神>サナである。
と言うより、上記の内、三人だけチートとか言っては行けない。言った時点でダークがスキルを喰らいに行くので気を付けよう。
「……ん?何か呼ばれた気が……」
「それよりダーク!!あっちを蹴っ飛ばして!!」
「おおっしゃ!!」
スノーの叫びに反応し、左のアマツと右のアマツを蹴り飛ばす。
そして、中央のアマツを<メテオファイト> で軽く怯ませると、サナが遠距離からの援護を入れる。
今回のクエスト、何故かアマツ通常種が三体も居たため、一人一体の討伐、そして、サナはそのアシストに回る。
「しゃら……くせぇ!!」
ダークはそのまま<ストリング・ブリング>で高速移動しつつアマツを切り裂く。
すると、水流ブレスを放ってくるので影に入る。
『いってぇ!!』
但し、地面が抉られればダメージは入る。モードシャドウ唯一の弱点だ。
『オラァ!!』
アマツの影に入り込むと、そのまま<光影双牙>を発動。
光と影が太刀に纏わり、アマツを切り裂く。
「っと……」
そして、影からでると、
「<氷塊「グレートクラッシャー」>」
四角い氷の塊がアマツの頭に落ちて、地面に落ちる。
で、そのまま凍り付いた地面に落ちた瞬間、アマツの身体は凍った。
「……相変わらずえげつ無いな」
「当然。これくらいはしないと、怒収」
どうやら、三体のアマツを討伐するのに、かなりのストレスを抱えているらしい。しかし、腹いせにスペカは酷い。
「なら、ダーク、実験台」
「嫌だ!!」
「と言うか僕の方は手伝ってくれないの!?」
遠方から声が聞こえ、見てみると、スノーがアマツに追い掛けられていた。そんなに堅かったか、あのアマツ。
「よーし、そこ動くなー?」
すると、太刀を一つ仕舞い、ダークはスノーに向かって駆け出す。
「うぇっ!?」
「顔を借りるぞ」
そして、そのままスノーの顔面に足を乗っけて、飛んだ。
「グエッ!!」
「スノー君!?」
サナの叫び声と同時に、
「ドリャアアアアアアアアアッ!!」
ダークは<ヴォーパルスター>を放って、アマツを吹き飛ばす。
「よっと」
すると、スノーが鎌でダークを叩く、否、叩きながら斬る。
「あった!!お前何するんだよ!!」
「何するんだよは僕の台詞だよ!!僕の顔に普通乗っかるかい!?」
「緊急時だったんだから仕方無いだろ!?」
「だとしても肩とかに乗ると言う手段は無いの!?」
「うるせぇ!!ここでは俺がルールなんだよ!!」
「何、その暴君みたいな発言!!まだロード君の方がマシだよ!!」
「ああん?あの馬鹿の方がマシだと!?訂正しろコンニャロ!!」
「訂正するもんか!!」
突然、ダークとスノーが喧嘩をし始める。元々、そこまで相性が良くない二人だから仕方無いけど。
「……はぁ。まだまだ子供」
「……子供……と言うか高校生中学生何ですけどね……」
ミヤビとサナが呆れる。
そして、サナは凍ったアマツに二体をアイビスで壊すと、ミヤビと共にダークとスノーの所へ行く。
「ちょっと、喧嘩は良くないよ!!」
「落着」
ダークをミヤビ、スノーをサナが掴むと、ズルズルと引き離す。
「おい!!放せミヤビ!!幾らお前でも怒るぞ!?」
「ちょっと放してよサナちゃん!!あの腐れ馬鹿に剣技を叩き込まないと!!」
「んだと!?テメェのスキルなんざ喰えないと思ったか、んにゃろーが!!」
「実際狙ってないじゃないか!!」
「よーし、それは挑んで来いと言う宣言で良いんだな?よし、来やがれ音楽馬鹿!!」
「戦闘狂に馬鹿って言われたくない!!」
「んだと!?」
再び暴れだす二人に対し、ミヤビとサナは笑って言う。
「ダーク………凍?」
「スノー君、今ここで私が殺して上げようか?」
ミヤビはダークに冷たい目で睨まれ、サナはスノーにアイビスの先端をつきつけると、二人は汗を流して首を振った。
「「………はぁ」」
二人は溜め息を付くと、手を放す。
途端、ダークとスノーは得物を持って両者に突進する。
「食らえ、<アクセル・ストライク>!」
「<マジシャンイリュージョン>!」
お互いに速度重視の剣技を放つと、互いに技を食らう。
「まだまだぁ!!<シールドブレイク>!」
「<ハイプリエステス・リフレクト>!」
ダークの剣技をスノーが鎌で吸収する。
「<グングニル>!」
「<タワーオブスピリット>!」
ダークの突進系剣技を避け、倍増した<ザ・ワールド・カタフストロフ>をダークに放つ。
「っ!!!」
瞬間、影に入り込み、それを回避、反撃に<影閃脚>をスノーに叩き込む。
「っう!!」
「ほら、もう一丁!!」
今度は<ユニコーン・チャージで突貫しよう……とした瞬間。
「いい加減にして。<フローズン冷凍法>」
「スノー君、止まろうか?」
ダークは氷漬けとうなり、スノーは頭に銃口を向けられて停止させられた。
前者はミヤビ、後者は言わずもがなサナだ。両者共に、額に怒りマークが出来ている。
「幾ら温厚の私でも……」
と、笑いながら言うと、
「……容赦なく引き金引くけど良いよね」
突然感情が無くなったかの様な顔に口調をされ、スノーは硬直する。
「ダーク……出来れば今ここで生命終わりにしてもいいよ?ただで終わらせる訳無いけど、それを覚悟して戦ってたなら良いよね?」
此方も此方で普段簡略化されてる口調が怒りで乱れていた。
当然、固まって身動きすら不可能なダークは、目でミヤビを見て恐れを抱いていた。
「「今後、一切私達の前で喧嘩しないこと!!良い!?」」
「はい………」
「……………」
スノーは頷くと、ミヤビとサナは武器をしまって集会所に戻った。
そして、取り残されたスノーとダークは。
「……ダーク、女の子って怖いね」
『今更か。いい加減分かっても良かったのでは?』
ダークはスノーの返事を精神体の状態で答えると、
「『ハァ………』」
二人は盛大に息を吐いて立ち尽くした。
それと、忘れ去られているかと思うが、ダークとスノーの近くに、まだ一体アマツが残っていて、それに気付くのは、ダークが尻尾で身体を粉々にされてからの話である。
後書き
ダーク「オイテメェ何してんだこのやろう!!」
ダーク……君はね、チートの度合いが酷いのさ。だから、一回無惨な死に方をしろ。
ダーク「それが作者の言葉か!!」
そうだ。
ライト「ようやく、コラボも一段落で、次回から本編を再開します。次回は、シノン視点から」
ミヤビ「次回、希望の復活、迷いなき剣士。ダーク……その剣は、何処に向いてる?」
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