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『自分:第1章』

作者:零那
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『なつく』

あと2時間。
本気で3時間カラオケする気?
ヘッドホンで...?
間奏中、選曲してる。
他人のアカペラ聴くことやか無いから変な感じ...
でも妙に巧いからドライも旨く飲める。

『風呂どぉすんの?』

『曲よぉけ入れてしもた。また次でええよ』

『わかった』

『歌おや』

『聴くだくで充分』

『店だけやなく普通に友達なってくれん?』

『ん~...考えとく。あんた疲れるし』

『えっ!ひどっ!』

『ホンマの事やん』

『...よぉ言われる』

『でも友達とは楽しく遊んでるんやろ?』

『うんっ♪』

『ならえーやん』

『携帯教えてや』

『持ってないってか飛ばしてるから繋がらんよ。これ店用やし』

『マジで?あ、じゃあ教えるけんかけて来てやっ!』

書いて渡されたけん財布の中に入れといた。

『相当暇で気が向いたらね』

『てかまた呼ぶし』

『カラオケしに?』

『うん!』

『変な奴!』

『良く言われる』


ずっと歌ってる犬っころ。
零那は飲みながらつまんでた。
犬っころも、つまみにきてた。
カラオケはリクエストもしてた。
3時間あっとゆう間に終わった。


部屋代しか持ってないのは最初から解ってたし、飲食代は零那が出した。

帰りどぉすんか聞いたら遠いのに歩く言うからタクシー代渡した。

『次呼んでくれた時また色々歌ってくれたら良いよ』

『またすぐ呼ぶけん!ありがとぉ!』

『んじゃねぇ』

 
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