東方輪廻伝
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第二話
ヒューーーーーーーーーッッッ………ポチャン…
「とでも言うと思ったかぁーーー!!!!」
ボガァァァァーーン!!ッ!
「痛い…特に腰が…」
あの神の野郎…野郎じゃないな…まぁ神のやつ…落とすならマットぐらい敷いとけ!
って言うか…俺!ミスって死んだって言われてなんの能力も持たずに来た!普通くれるだろう!!
「死んだかも」
バサリッ…
「バサリ?」
そぉいえば俺の背中思いような…。
「翼だ…赤い翼…うん翼だな…ないない…翼か…あるわけなぁぁぁぁぁぁいいい!!!!」
パサリ…
「パサリ?手紙?どれどれ?」
龍夜殿へ
あなたには転生してもらいました!
東方の世界ですがあなたにまだ迎えは来ておりません。
「来てねぇのかよ!そんで!?」
あなたにはとある神獣を憑依させ半獣として生きてください。
老いもせず死にもしません。
ただし能力は自分で開花させてくださいね!
では失礼します。
神
追伸神獣は私の眷属鳳凰ですのでくれぐれも!扱い方にはご注意を。
「鳳凰?」
すでにチートっぽい能力ぅぅぅぅー!!!!
なんのこっちゃ…もぉ何が何だか…。
はぁ…暇…一応今は人のいる世界にいるんだが…人からは俺が見えないようだな。
暇だなぁぁぁぁ。
俺の連れも見つけたよ…俺がいること忘れてやがる…。
俺の地元は田舎っぽい都会だからな…。
ただ新たに神社が出来てることに気づいた。
まだ名もない神社らしいが。
そこに俺は居候している。
ただ気づいたんだがなぜか野菜やらなんやらが供えられてる。
だれかが供え物としておいてくれるのか?
まぁいいか…いがいと日本って人が見てないだけで妖怪がいるのな。
もぉそこらじゅうにいるよほんと。
めんどくさいぐらいに…毎日襲ってくるが大抵殴り飛ばせばどっかとんで行く。
ほんとめんどくさい奴らだな。
あれから数年、誰かが信仰してくれてるのか知らんがいつの間にやら神になってたよ…。
鳳凰神社…そのままだし…。
ま、嬉しいのは嬉しいんだが神力も徐々に増えて来たし?能力も出せるようになった。
力と名がつくものを操る能力と神火を操る能力。
にしても迎えとやらはまだこんのか?
そしていつの間にやら妖怪山と化しているここ名もなき山。
ってもその辺フラフラしてるのによく会うだけなんだが。
さらに数年
俺は座敷で茶を飲んでた。
まぢでなんもやることない上に最近妖怪もむやみに襲ってこない。だから暇に暇を重ねて超暇だったんだが…。
「あんた…だれ?」
「だれ?と聞かれても…ただのしがない妖怪ですわ…」
急に目がいっぱいあるへんな空間がでてきたとおもったらなかから女性の妖怪が出てきた今日このころ。
「俺は風地龍夜あんたは?」
「私は八雲紫スキマ妖怪よ」
「で?その妖怪さんがなんのよう?」
「あなた幻想郷って知ってる?」
「幻想郷?知らないこともないが」
「幻想郷は平和なところよ?」
「で?その幻想郷とやらがどぉした?」
「あなたを幻想郷に招待したいのよ」
「へぇー?楽しいか?」
「さぁ?ふふ」
そういいスキマ妖怪は扇子を口元に持って行き微笑む。
「じゃその招待とやら受けようか」
「そう?じゃあすぐすむわ。そとに出る必要もない荷物をまとめる必要もない。すぐよ」
そういい扇子を一振りする。
「さぁ移転完了ね。」
そう言われたので出てみると…ほほぉー
「めちゃくちゃいい景色だなぁ」
「この神社は人里から近いし信仰を集めるのも難しくはないはずよ?」
「気に入った」
俺は今日から幻想郷の住民だな。
「そう?ならすでにいる住民に挨拶しておくことね。」
「はいはいんで?ここにはどんな奴らがいるんだぁ?」
「さぁ?その辺に飛べばいつかはたどりつくわよ」
「そうか…あれ?」
気づけば彼女は何処か消えていた。
さてとどっか飛べばつくかなぁー…よっと!
俺は翼を出してあてのない行き先へと空を飛んだ。
気持ちいいなー。そーらーを自由にとーびたーいなぁー!
はいっ!うぉっと!
「誰だー?」
「あたいはチルノ!幻想郷最強のあたいが…あたいが?」
「あたいがなんだよ?」
「あたいが…あたいがあんたを退治してやる!」
突拍子もねぇ!?
「氷符アイシクルフォール!」
「カエンミズチ」
氷の突風と炎の大蛇がぶつかる。
まぁ…炎と氷なら勝負は見えてるが?
「あっつーぃ!溶けちゃう!あんた!覚えときなさいよね!」
「あ、どっか言った」
なんだったんだ?
最初はあの山からーー!行くぞーい!
っとそぉいっても、すぐついたな。
これからは山登りか…正直めんどーだ。
ま、登るしかないか。
少し登るとだんだん妖怪の気配が多くなって来た。
「誰だぁ?」
すると目の前に犬耳がついたような女の子が立っていた。
「私は犬走椛。この先には登らせない」
「なぜ?この上には登ってはいけない?」
「ここは妖怪の山ここは我々天狗の領域これ以上上に登るなら…排除する!」
「おいおい…」
刀…か…なら俺も
「あなたは剣士ですか?」
「ま、一応な」
俺は腰に下げてた棒状のものから布を外す。
「名刀龍ノ太刀」
太刀とはいっても長くもない日本刀だが波紋が龍のような美しさを持ち程よい曲線と鋭い切れ味そしてなによりもとてつもない頑丈さ。
「さてと?やるか!」
キィーン…カキンッキィンッッッ!
剣の腕はなかなか…!?
「狗符 !レイビーズバイト」
ぎゃ!怖い!死ぬ!あ、死なねぇんだった。でもこえー!
「龍ノ太刀…一ノ陣!龍風一閃!」
キィーンッストン…。
「まだやるかい?」
俺は女の子が持っていた刀を切っていた。
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