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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第五話 大角大尉!!今度は薙刀だ!!その十四

「何かなあ」
「ああ、俺達って本当にな」
「人気ねえよな」
「笑える位にな」
 今更ながらこのことについて思うのだった。
「本当にな」
「不人気街道爆進だな」
「いるのは敵ばかりでな」
「人気の糞もねえな」
「芸人さんでこれだとな」
「もう食えてねえよ」
 次に吉本の芸人さん達を見て言うのだった。
「先輩に食わせてもらうしかな」
「ああ、ないよな」
「アホ!おどれ等みたいな連中誰がおごるか!」
「御前等はうちよりお寺入らんかい!」
 その芸人さん達の返答である。
「禅宗のお寺で心入れ替えて来い!」
「おどれ等根性ババ色過ぎるわ!」
 関西特有の言葉まで出て来た。
「お坊さんに根性叩きなおしてもらえ!」
「それか生まれ変わってやり直せ!」
「とにかくおどれ等うちでもお断りじゃ!」
「その性根の悪さどうにかせえ!」
「糞っ、吉本の芸人さん達まで総出でブーイングかよ」
「本当に俺達って理解されてねえな」
 嫌われてるとは思わない彼等だった。
「ヒーローは皆から理解されないものだけれどな」
「ちょっと辛いぜ」
「まあそれの辛さ、ロンリーに耐えるってのもな」
「ヒーローだからな」
「いいか」
 勝手なことを言い続ける彼等にだ、全世界の声援を受けている大角が言って来た。
「そろそろ」
「ああ、そうだよな」
「俺達戦いに来たんだよ」
 言われてやっとこのことを思い出した二人だった。
「だったらな」
「戦わないとな」
「そうだ、毎回前置きが長いな」
「それがこの作者の作風なんだよ」
「あれこれ台詞入れるんだよ」
「とにかく台詞が多くて脚本みたいだけれどな」
「それも下手な、な」
 下手だけ余計だ、実に。
「とにかく進まないのがこの作者なんだよ」
「それこそドラゴンボール並だよ」
「やたらドラゴンボールが嫌いでしょっちゅう悪い例えで使うけれどな」
「そこは気にするな」
 ただの作者の好みの問題である。
「とりあえず進むのは遅いんだよ」
「気にしたら負けだよ」
「それでも俺達就職したら負けとかは言わないからな」
「ちゃんと働いてるからな」
 バイト料を貰うヒーローだ、こうした存在は珍しいかというと。
「最近は職業仮面ライダーもいるからいいだろ」
「ボードの人達な」
 赤と青の二人がいた、二人共やけに騙されやすくもあった。
「だから俺達もな」
「ちゃんと働いて金もらってるからニートじゃねえぞ」
「貰った金でアイドルの写真とか買ってるぜ」
「ボーナスは吉岡美穂さんの写真集だ」
「あの人位黒ビキニが似合う人いないぜ」
「あのスタイルと顔立ち」
「もう一回見たら止められねえぜ」
 こう言う二人だった、大角に対しても。
 その彼等にだ、大角はあらためてこう言った。
「でははじめるか」
「だよな、あれこれ話してもな」
「そうしてもストーリーが進まないからな」
「それじゃあそろそろ」
「本当にやるか」
「はよやらんか、アホ!」
 すぐに芸人さんから抗議の言葉が来た。
「おどれ等アストロ球団の試合か!」
「おい、ここで突っ込んだらまた話が進まないから言わないけれどな!」
「そこの芸人顔覚えたからな!」
「御前が出る番組のスポンサーに抗議の電話送ってやる!」
「ついでに2ちゃんのスレで誹謗中傷書きまくってやる!」
 相変わらずな二人だ、しかし何はともあれ。 
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