『自分:第1章』
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『クソバカ広島人』
港近くで、広島ナンバーのハイエースに道聞かれた。
現場が解らんって。
車に会社名は書いてない。
鳶とか土木系の服装。
黒の車体にスモーク。
車高もマフラーもホイルもいじってる。
作業車なワケが無い。
それに現場が解らんって有り得んし。
悪さしよる奴の車や。
関わりたくない。
『自分も子供の頃少し居ただけなんで解りません』って言った。
ただそれだけでキレられた。
散々文句言われた挙げ句『まぁえーけん乗れや嬢ちゃん』って。
零那もプチッときた。
『あ゛ぁ?おどれもっぺん言ってみぃや。誰が嬢ちゃんなんぞ?女じゃ思て偉そうにナメ腐りやがって!!』
『は?ワシらに喧嘩売りよんな?偉そうな女は嫌いなんじゃ!乗れ!!』
『乗らんわ!女から喧嘩買うとかガキだろ!マジ有り得ん!ダッサー!弱いモンにしか偉そうに出来ひんねやろ?笑える!』
『行け!!!』
は?
って思った瞬間、後ろから2人出て来て即拉致られた。
あーあー。
はいはい。
ほんま男ってバカばっか。
せやから愛想笑いも嫌なんよ。
下手に出るんもアホらしい。
可愛げにする価値やか無い。
好かれる努力やか以ての外。
男に媚び売る女の心理が理解不能。
クソバカ男やかに。
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