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ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
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ALOと久々の出会い

 
前書き
昨日投稿出来なかった奴です。ではどうそ!! 

 
さて、久々のMMOのフルダイブだ。別に久しぶりだからって昔の勘や技を忘れていた訳じゃない。
……ただ、今の状況を昔の俺が見たらどう言うだろうか。
「ニャハハハハッ!君、とても強いねぇ」
今、俺とストレアは領主館なる場所に居た。事の始まりは数分前位に遡る。







































俺とストレアはまず、フリーリアの真ん中に立っていた。
「まぁ、体型はほぼSAOと一緒か……」
「当たり前だけどね」
「それもそうか」
俺はそう言うと、少し悩む。
「どうしたの?」
「………アルンの行き方知らん」
「あ………」
そう。アルヴヘイムに来たは良い。が、肝心のアルンの行き方が分からないのだ。基本、初見突破型なのでキチンとした目的がある以上、攻略サイトくらいは閲覧しておくべきだった。
ストレアは、一応ユイの試作二号なので簡単にここからアクセス出来るだろうが、流石に今回は躊躇う。
だって、ここはもうチートを使わずとも魔法と言う概念が存在しているからだ。それに、プレイヤーに聞けば行き先なんてどうにでもなる。
「………でも、どう聞こう」
「人と話すの苦手ですもんね、マスター」
そう。一番の問題は、<滅刹者>時代の影響か、人と接するのが苦手になったことだ。俺はそこまで人を嫌ってはいないが、体が拒否反応を起こすのだ。こればかりはしょうがない。治すのは時間が掛かる。
「ストレア、頼む。聞いてきてくれ」
「………マスター、だらしない」
ストレアが溜め息を付くと同時に、
「おい、兄ちゃん達退いてくれ」
男の声がした。振り返って見ると、そこには体格の合わないケットシーが二人居た。
「………何で退けと言われなくちゃならん。そっちを通れ」
「兄貴、こいつ新参者っすよ!!」
「そうだな、コリン。なら、教えてやるよ。この中央の道は俺達チーム<グレムリン>の道なんだよ!!」
「で?」
「てめぇらがその道邪魔してるから通れねぇっていってんだよ!!ね、兄貴」
………俺達が何者か知らん以上、喧嘩を吹っ掛ける勇気があるのはある意味で尊敬に値する。
「……なら、力ずくで退かしてみろ」
「言ったな?後悔させてやるよ!!」
途端、俺達二人に二対二のデュエル申請が現れる。勿論、それを受託する。
モードは全損モード。
カウントダウンが始まり、俺はストレージタブを開き、初期武器を装備しようとした。
「……何?」
しかし、ストレージの中は意味不明な文字の羅列が並んでいた。幾つか無事な物もあるため、文字化けと見て間違い無い。
しかし、今日が初めてのプレイだ。当然、アイテムなんて持っていない。
取り合えず、俺はストレージを下にスクロールしようとして、
『………ヨウヤク、オレノデバンダナ』
「ぇ………」
俺は闇に意識を奪われた。




























































???Saido
ふう………久々の身体だ。さて、殺しあいを始めるか。
俺はストレージをスクロールさせ、ある刀の銘を見つける。それを一瞥すると、隣のスクロールに移動させ、ウインドウを閉じる。
すると、丁度カウントダウンが終わり、グレムリンとか言う奴等は俺達に攻撃を仕掛けてくる。
「マス………」
「下がってろ」
俺はそう言うと、前に出る。
「兄貴、あいつ丸腰っすよ!!」
「よし、まずはあいつを殺るぞ!!」
二人は一斉に言い、剣を振り下ろそうとする。だが、
「甘い」
それを右足で薙ぎ払う。
俺のユニークスキル<滅刹剣>体術スキル上位剣技<ストムリーバー>。
「「何っ!?」」
「おい。俺に殺しあいを吹っ掛けたんだ。簡単に終わるなよ?」
俺は言うと、左足で体を蹴る。
「ぐっ!?」
「おおっ!?」
二人は五メートル吹き飛んだが、それでもHPはまだある。
「行くぞ、コリン!!」
「あいよ!!」
すると、緑の光が剣に纏う。
「「フェンリルストーム!!」」
そして、それは一直線に俺に向かう。
「……笑わせてくれる。来い、神刀・希望の未来」
銘を言うと、それは右手に現れ、光を放つ。
「<螺旋>」
そして、鞘ごと振り下ろすと、それは消え去った。
<滅刹剣>上位剣技<螺旋>。
相手の剣技を破壊する対剣技。これは俺が良くプレイヤーが反撃してきたとき使ったものだ。
当然、あんなちゃちな剣技も破壊できる。
「兄貴!!あいつ、フェンリルストームを………!!」
「お、恐れるな!!まだ勝負はついてねぇっ!!」
恐れを抱きながら、あいつらは言う。
そう言えば、あの世界でもそれは俺の糧でもあったな。
「クククッ………さぁ、恐怖し力に屈し、おののけ!!それが俺の糧となる!!」
俺は神刀・希望の未来を分裂させ、<ユイティア>と<死斬・鬼人刀>に分けて、交差させて構える。
「「うおおおおっ!!」」
あいつらは剣を俺に向けて再び放つ。俺はそれを最大まで引き付けて………
「フッ!」
高速で避け、背後を取る。
「「な………っ!?」」
「終わりだ、<メテオバレッツ>」
<滅刹剣>最上位剣技<メテオバレッツ>。
流星のごときの剣戟が奴等に放たれる。
「グァアアアッ!!」
「うわぁあああっ!!」
そう。この悲鳴、恐怖に歪んだ顔。………最高だ。
高速の32連撃を放った後、一人は体を失う。後の一人はまだそこに居た。
「………」
「ヒイッ!!」
俺はそっちを見ると、そいつは悲鳴をあげる。………逃がすわけ無いだろ。
「さぁ、お前の体も壊させて貰う」
俺はそう言うと、男の前にたつ。
「ひぁ………っ」
「恐怖で声もマトモに出ないか………安心しろ。ここでは死なないからな。………最も、恐怖だけは刻み込まれるがな」
すると、死斬・鬼人刀だけが怪しく輝く。
それを振り上げて、最後に言う。
「冥土の土産………では無いが教えておいてやる。俺の名はダーク、滅刹剣の使い手だ」
それだけ言うと、刀を振り下ろした。
<滅刹剣>最上位剣技<撃滅>。
プレイヤーの残りHPに関係無く相手を殺す死の剣技。ここがSAOであったなら………間違い無く、死が訪れる。
「自分の世界に感謝しな、名も知らぬプレイヤー共よ」
俺は刀を腰に仕舞おうとし………
「<インフェルノリザレクション>!!」
「なっ!?」
女の剣に刺され、意識を失った。






























































ライトSaido
俺は目を開けると、両手に刀を持って立っていた。目の前には、ストレアがしゃがんでいる。
「はぁ………。マスター、大丈夫ですか?」
「えーっと………いまいち状況が把握出来ないのだけど………」
確か、デュエル申請が来て、ウインドウを開いて、ストレージを見たとこから記憶が無い様な…………。あれ?確か前にもこんなことが会った様な………。
それを深く考える前に、言葉によって防がれた。
「ら、ライト君!?」
叫び声が上がった方を見ると、そこには見たことある人物が立っていた。
「北………ミザール!!」
そう。ライトの恋人兼元上司である北斗新羅ことミザールである。
「………ちょっと、良い?」
「え!?」
そして俺は、手を掴まれ、ギャラリーの輪を通り抜けた。
「あっ!!ちょ、待ってよマスター!!」
ストレアが叫びながら後を追ってくる。



























そうした理由により、今、俺とストレアは領主館に居ると言うことだ。
そして、市場を説明するはめになったわけである。
「と、言うことだ。俺達は一刻も早くアルンに行きたいから場所教えて?」
「そりゃあ、言われたら言うけどネ?一応グレムリンの奴等を倒してくれた訳だし」
「でも、二人の実力は認めるけど、そこらのモンスターって今のスペックじゃ無理だと思うよ?」
領主とナンバー2に言われると少しへこむんだが。
「そりゃ、俺もストレアも、このスペックじゃ無理だと分かってるよ。でも、早く行かねぇと駄目なんだ。頼む、教えてくれ!!」
俺は必死で懇願する。すると、
「まぁ、頼みなら仕方無いかナ?ミーちゃん、まだちゃんとしたパーティってまだ作ってないよネ?」
「………そう言うことですか、ルー」
「「どう言うこと?」」
俺達二人が言うと、ルーは少し微笑む。
「実は明後日、ケットシーとシルフの間で会談を執り行うんだけド、場所がアルンに近いところなんだよネ」
「だから、私とルーが働きかけて二人を編成に入れることが出来るかも知れない」
ミザールがアリシャ・ルーの言葉を引き継ぐ。
「ある程度近くであれば、後は二人でも行けるから。………私は副官だから同行できないのが悔しいけど」
「いや、心遣い感謝するよ。ありがとう」
「それじゃあ、決まりだネ!早速取り掛かるヨ!!」
「ライト、ストレア。取り合えず私のユルド上げるから、明後日までには装備を整えといて」
「お、おお。分かった」
こうして、俺とストレアは領主、ミザールの助けを得られる事になった。
だが、それよりも気になる事は一つ。
『コウタイノジカンダ………カラダヲモライウケルゾ!!』
気絶する前に聞こえたあの声。前にも………聞いたことが会った。何処で、聞いたか。今となっては思い出せない物だった。 
 

 
後書き
最新話やっと投稿だー!!!
ダーク「ソシテ、ヤットオレノトウジョウカ………オソイゾ」
本当なら過去編やって登場させたかったけどね。そしたらキリトとの出会いやラフコフの出会いも書かなきゃだから面倒。
ダーク「ソレデコソダサクシャダ」
微妙に誉められてない様な………
ダーク「ホメテナイカラナ」
そうかい!!泣くぞ俺!!次回、黒と白、本来ならプロット未編集の特別版!!お楽しみに!! 
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