魔法少女リリカルなのはStrikers~毛探偵と愉快な仲間達
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探偵組捜索事件
とある管理世界~
「はぁぁぁぁ!でやっ!キャロ!」
キャロ「フリード!お願い!」
フリード「きゅくるー!」
「がぁぁぁぁぁ!」
「わっ!」
キャロ「え、エリオ君、大丈夫!?」
エリオ「だ、大丈夫だよ」
この少年はエリオ・モンディアル
フェイトの養子の少年で槍使いである
そして、彼の側にいる少女はキャロ・ル・ルシエ
相棒の竜、フリードを齢5歳で使役する事に成功した少女である
特徴的なピンク髪が主な特徴である
今この二人は、六課の他メンバー何人かと共にとある管理世界にきていた
その理由は、暴走した怪獣を鎮めてくれという依頼があったためである
だが、いつまでも見つからなかったので、二手に別れて探している所にピンポイントで発見され、通信による助けを求めた後、押さえ込んでいたという事だ
エリオ「このままだと逃げられる……!
なら、無理をしても仕留める!」
キャロ「っ!?転移反応!?
出現場所は……大変!直進ルート上!」
エリオ「えっ!?」
だが、なす術があるはずもなく、無情にも転移は完了した
そして現れたのは―――
荻「………ん?どこだ此処は?」
若葉「あら~?見た事ない場所………」
梓「うー?」
鉄人一家であった
あぁ、さらばモンスター
君の死亡理由はただ一つ
『鉄人一家が直進上にいた事』である
「がぁぁぁ!」
エリオ「ま、間に合え………!」
しかし、モンスターは高くジャンプし、無情にも―――
荻「ふん!」
仕留められた
どうやら、荻の一撃がモンスターの急所に入り、仕留めたらしい
例えて言うなら、飛行機の真下からミサイルを放つようなものである
そりゃ一撃で沈むだろう
荻「何だこいつは
見た事ない生物だが」
見た事ない生物の急所を一撃で当てるのは凄いぞ
若葉「どうしましょう…………」
梓「うー!」
娘の梓を抱きかかえて、困った様な顔をする若葉に
両手をバンバンする梓
エリオ「…………………………」
キャロ「…………………………」
因みに、今までエリオとキャロが黙っていたのは今の光景を見て、唖然としていてたかららしい
荻「あそこに子供がいるな………丁度良い、保護するついでに此処がどこか聞くとしよう」
若葉「可愛い子達ね~」
梓「パーパ!」
荻「すまない、少し聞きたい事があるんだが…………」
エリオ「あの………人間………ですよね?」
まぁ当然だろう
子供とはいえ、魔導師の自分を手こずらせるモンスターをデバイス無しの素手で一撃で倒した人を誰も人間とは思えないだろう
荻「………一応人間だ
それより、此処はどこだ?
そして何故あんな危険そうな奴が出る場所に君達の様な子供達がいる?」
エリオ「えっと………一応仕事です」
「エリオ達が言ってた場所までもうすぐよ、スバル」
スバル「じゃあ早く行かないと!急ぐよ、ティア!」
上から彼女達を紹介をしよう
まずはティアナ・ランスター
オレンジツインテールが特徴的な少女である
性格はツンデレである
スバルの様な親しい一部にはティアという愛称で呼ばれている
次にスバル・ナカジマ
藍色の髪で仲間を大切に思う人物である
アツイ所とその性格故に、ティアナの様なタイプにはめっぽう強い
姉に、ギンガという姉がいる
ティア「っ!スバル待って!転移反応!何かこっちに来る!」
スバル「ガジェット?」
ティア「反応が違うみたい…………少なくとも、ガジェットではないわ」
スバル「じゃあ、時空漂流者かな?」
ティア「もしそうなら、保護しないとね
…………来るわよ」
スバル「………ゴクリ」
スバルとティアナの前方が光出す………そこに現れたのは―――
圭「o早すぎるわ!」
この台詞は圭君のこれの一つ前の台詞と組み合わせてご覧下さい
圭「…………あれ!?此処どこ!?」
突っ込みに気を盗られるから反応が若干遅れていたぞ
まだまだだな、野崎 圭よ
圭「お前何様だよ!
ってか何で上から目線なんだ!」
圭の鋭いツッコミを目の当たりにした二人が警戒して念話で会話する
スバル(………ねぇティア
思ったんだけどさ)
ティア(………何かしら?)
スバル(頭大丈夫かなあの人)
ティア(貴女に言われちゃお終いね)
スバル(そうだね…………ちょっと待って、今のどういう意味?)
ティア(あ、動いたわよ)
スバル(ティア?何で無視するの?)
圭「にしても此処どこだよ………因幡さーん?優太くーん?庵さーん?荻さーん?」
ティア(やっぱり漂流者よ、行くわよスバル)
スバル(ねぇ聞いてる?)
ティア(さっきからウルサいわよ
一体何?)
スバル(原因作ったの自分じゃん………私よりましってどういう事?)
ティア(そのままの意味よ
あんたの頭が弱いって事よ)
スバル(わ、私の方がましよ!)
ティア(口調変わってるわよ)
スバル(あっ……………と、とりあえずあの人凄い怪しいから犯罪者扱いで―――圭「何でいきなり犯罪者扱いなんだよ!」えぇぇぇぇぇぇ!)
念話通話による会話でスバルが圭の事を犯罪者扱いした瞬間、圭は流れる様な仕草で足元に落ちていた小石を拾ってスバルのいる方向に投げていた
スバル(ティア!?ねぇ見た!?今の見た!?)
ティア(念話なしで私達の場所を把握するなんて………あの人は何者かしら?)
ただの一般人兼自称常識人兼ツッコミである
圭「おーい!皆ー!!……………やっぱりこの辺りいないのかな
………何か出たら対処出来ないじゃんかよ~…………」
スバル(ねぇティア
どうしよっか?)
ティア(そうね…………一応保護しましょう)
スバル(そう、だね…………)
ティア「(じゃあ早速)すいません、遭難者の方ですか?」
圭「っ!やった!人がいた!」
ティア「とりあえず、詳しい事情を説明するのも、されるのも
貴方を保護して一息ついた頃にお話する、という事でよろしいですか?」
圭「それで良いです!ありがとうございます!」
スバル(………う~ん、やっぱり変な人に見えてきちゃいそうだ)
どうやら、未だスバルには頭がおかしいと思われているようだ
六課・部隊長の部屋~
なのは「それじゃその漂流者こっちに連れてきてね」
スバル『解りました
ではまた』
そのセリフを最後にしてスバルは通信を切る
先程見つけた圭達の身柄を六課に連れてきて欲しい
そういう通信をしていたのだ
これからなのはがやる仕事は二つ
まずは洋への報告
そしてはやてへの報告の2つである
はやてにはこの事についての資料を作らなければならないため(本局への洋達の言い訳の為に)
洋には悪いが、まずははやてに報告するなのは
因みに、エリオ達の報告は最初はフェイトにするつもりだったが、一緒にいるんだから纏めようという話である
なのは「………はやてちゃん、今大丈夫?」
はやて「大丈夫やで」
扉をノックして、はやての合意を得た後、ドアを開き入るなのは
はやて「どないしたんや?」
なのは「うん、スバル達が次元漂流者を見つけたみたいだからこっちに連れてくるみたい」
はやて「このタイミングで、ていう事は………」
なのは「多分因幡さんの知り合いだろうね」
はやて「この事、因幡さんには?」
なのは「まだ伝えてないよ」
はやて「了解や
こっちは資料を纏めておくから、なのはちゃん伝えに行って頂戴」
なのは「了解しました、八神司令」
はやて「………今、一応勤務時間外なんやけどなぁ………」
なのは「こういうのは形が大事なんだよ♪」
はやて「何でそないに目ぇキラキラさせるんかなぁ………」
既に19歳とは思えない程
目をキラキラ輝かせるなのは
そんななのはを見て、遠い目をしながら苦笑するはやて
しかし、万歳でもなさそうだ
なのは「じゃあ因幡さんにも言ってくるね」
はやて「はいは~い」
なのは「因幡さん、ちょっといいかな?」
洋『ん?何だ?』
なのはがドア越しから声をかけると、同じくドア越しから聞こえてくる洋の声
なのは「ちょっと言いたい事があるの」
洋『解った、今開けるよ』
しばらくすると、ドアが開く
洋「ささ、入ってくれ入ってくれ
っていっても俺のじゃないけどな」
なのは「ですね………………あれ?優太ちゃ……優太君はどこですか?」
ドアをくぐり抜けながらなのはら質問する
洋「………クイックイッ」
なのは「?」
洋の指が天井を指していた為、釣られて上に視線を向けるなのは
そしてその天井には―――
優太「……………」
なのは「……………………」
優太が天井に張り付いて、忍者が使うような柄の布を両手で抑えて(此処重要)いた
その異常な姿に顔が物凄い形相のなのは
結局なのはが取った行動は―――
なのは「で、話したい事があるんですよ」
無視する事であった
恐らく、今のなのはの目を見た人間は殆どの人がこういうだろう
『あぁ……考える事を止めた目だ』と
洋「で、その話って?」
これが日常茶飯事なのかというぐらいの慣れ具合で現時点のなのはの目はかなりヤバいのにスルー出来る洋のスルースキルが恐ろしい
なのは「…………因幡さんの身内だと思われる人が発見されたんです」
洋「っ!本当か?」
なのは「こんな事で嘘は言いませんよ
それで、全員揃った時にやりたい事があるんですが…………」
洋「何だ?」
なのは「一応、魔力ランクを計らないといけないので、計らせます」
洋「魔力ランク………ってあれか、魔導師が持ってる魔力の量をランク分けした奴だっけ?」
なのは「あれ?何で知ってるんですか?」
洋「いや、この部屋に置いてあった本に粗方書いてあったよ
フェイトにもらった翻訳機もフル活用する羽目になったけど
まぁ勉強は出来たしな」
なのは「……意外に勉強熱心なんですね」
洋「おう、一応探偵だぜ?」
なのは「そ、そうでした…………と、話を戻しますね
本局からいつも言われてる事なんですが、魔力ランクを書いて提出、めぼしい人がいたら管理局に勧誘する
といった形に向こうがしたいみたいで」
洋「う~ん…………でも俺達地球生まれだぜ?
魔力なんて全くないと思うけどな………」
なのは「私とはやてちゃんは地球生まれですよ?」
洋「嘘!」
なのは「偶にいるみたいなんです
魔法技術が全く発達してない世界で魔力ランクが異常に高い人が」
洋「そういや、どれくらいの魔力が地球の軍隊なんて解るか?」
なのは「そうですね……………私の憶測ですが―――」
魔力ランクB以上A未満:一般軍隊兵士レベル
魔力ランクA以上S未満:戦闘機レベル
魔力ランクS以上:軍隊一小隊レベル
なのは「―――だと思いますよ?」
洋「…………」
笑顔でニコニコと語る彼女に洋は若干引いていた
洋「確かなのはのランクって………」
なのは「今は落としてますけど、本来ならS+です」
洋「あぁ………通りで………」
なのは「?何か言いましたか?」
洋「いや、何でもないよ」
実は洋は先ほど知ってしまっていたのだ
先ほど本を見ていた時に管理局の資料にこう書いていたのだ
『高町なのは:管理局の白い冥王
フェイト・T・ハラオウン:雷神
八神はやて:歩くロストロギア』と
その時はどういう意味かはよく解ってなかったが
なのはから話を聞いて理解したのだ
洋(なのはは怒らせたら駄目なタイプだ)
まったくその通りである
なのは「それじゃ、私の仲間達も戻ってきますんで、もし、つれて帰ってきた中に身内がいたら言って下さい」
洋「おう」
そして、洋ははぐれた仲間と出会うのであった
後書き
次回!多分ヤギ登場!
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