つぶやき

さき姫
 
もう会えない君への想い(魔導物語1 3つの魔導球よりアルル→カミュ)
※このSSは自サイト運営時にサイトにUPしていたSSです。過去に書いた物なので文章が未熟な部分がありますがご了承下さい。




魔道幼稚園の卒園試験に無事合格したアルルは卒園試験で出会った少年、カミュの事を忘れられずにいた。

「カミュ……、君が先生の作ったイリュージョンだったなんてまだ信じられないよ……」

アルルがカミュを先生が作ったイリュージョンだと知ったのは卒園試験が終わって夕食を食べた後だった。

「カミュ……、君がいなかったらボクは怖くて逃げ出してたよ……。君が……カミュがいたからボクは卒園試験に合格出来たんだよ。ねぇ……、カミュ……会いたいよ……、ボクが卒園試験に合格した事を報告したいんだ」

アルルは届く事のない想いを呟く。

「君が先生が作ったイリュージョンでもいい……、せめてもう一度だけ……会いたいよ……。君とライバルとして争っているうちに……ボクは君の事を好きになっていたんだ……」

そう呟いてももうカミュには会えない。アルルの想いがカミュに届く事はない……。



END