つぶやき

さき姫
 
おじゃばぶるせっけんはどちらの手に?(ぷよぷよフィーバー2よりクルーク×ラフィーナ)
※このSSは自サイト運営時にサイトにUPしていたSSです。過去に書いた物なので文章が未熟な部分がありますがご了承下さい。




下校中のラフィーナ。彼女は今きらしていた愛用のせっけん、おじゃばぶるせっけんを買いにおしゃれなお店へ行くところだ。

「おじゃばぶるせっけんはそんじょそこらのせっけんとは比べものにならないくらいの最高のせっけんですもの♪おじゃばぶるせっけんがないなんて考えられませんわ!」

そう言いラフィーナはおしゃれなお店に入っていった。

「えっ……と。おじゃばぶるせっけん、おじゃばぶるせっけんは……っと……、あ、一つ残ってましたわ」

一つ残っていたおじゃばぶるせっけんを手にとろうとするラフィーナ。そこにもう一人、おじゃばぶるせっけんを手にとろうとしている少年がいた。

「ちょっとそこの君!僕が先に手にとったんだけど……ってラフィーナ!!」

「クルーク!!どうしてあなたがここにいるんですの!?」

「僕の愛用のせっけん、おじゃばぶるせっけんをきらしていたから買いにきたんだよ!」

「あ~ら、あなたもおじゃばぶるせっけんを愛用しているんですのね。私もおじゃばぶるせっけんをきらしていたんですの。手を離して下さる?」

「嫌だね!君が離せばいいじゃないか!」

とラフィーナとクルークはお互いに譲らず一つ残っていたおじゃばぶるせっけんの取り合いと口喧嘩を繰り広げていた。そうしているうちにそのあまりに激しい取り合いのせいでおじゃばぶるせっけんは半分にわれてしまった。

「ちょっとクルーク!!あなたが手を離そうとしないから半分にわれてしまったではありませんの!」

「それはこっちの台詞だよ!君がさっさと手を離せばよかったのさ!」

「なんですってぇ!!……と言いたいところですけれどいいですわ。これで争いを終えられましたし」

「ふん、ま、今回は引き分けという事にしておくよ」

この二人にしてはお互い素直に身を引いた。どうしてだろう?おじゃばぶるせっけんが半分にわれてしまったというのに。

実は二人はお互いにこんな事を思っていた。

まぁ……、たまにはこういうのも悪くありませんわね(悪くないかもね))



END