「冥王来訪」の感想


 
コメント
>便衣兵を乱用する戦術を用いたのは主に共産主義陣営が多かった気がします。

これは山下奉文が治安粛清要綱をつくり、ドイツ国防軍が”Bandenbekämpfun”をする原因ですが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
>ドイツ国防軍が”Bandenbekämpfun”をする原因ですが?

 Bandenbekämpfungをネット検索してもほとんど英語文献なので恐らく純粋なドイツ語ではないのでしょう。
wikiの英語版を見たところ、第一次大戦のベルギーにおける非正規戦闘も書かれてましたから、ドイツ軍の非正規戦闘全般における言葉として考えて話をすすめましょう。
 第一次大戦時のベルギー政府は社会主義政党の活躍や中立国という事もあって、軍備の更新が進んでいませんでした。
軍服は遠方からはっきり視認できるような極彩色のもので、重機関銃も重砲も足りなく、小銃も後装式の単発銃でした。
 そこで10万人規模の戦闘補助員を動員し、市民に銃火器を配りました。
その際、軍服を渡すのではなく、襟や上着に付けるピン式の認識票を配りました。
 制服を着ていない戦闘員の事は、占領したドイツ軍にとっては恐怖でしかなく、かなりの範囲で便衣兵狩りが行われました。
 ベルギーでもフランドル地方のように便衣兵狩りの起こっていない場所もありますが、10万単位の小火器が全土にばらまかれたのでその混乱は大きかったでしょう。
 ベルギー占領の際、よくエヴァリスト・カルペンティエが書いた1914年に書いた戦争画が画像で出ますが、彼がフランス革命に同情的なベルギー人の歴史画家であったことを割り引いて見るべきでしょう。

>治安粛清要綱
 支那に関してはすでに1920年代には完全にソ連から軍事顧問団を通じて、テロ・ゲリラ戦法が入ってきていますからね。
重畳になりますから、今回はあえてこれだけにいたします。