「冥王来訪」の感想


 
コメント
今の創作者たちは転生という設定をしないと物語の書き方が分りませんが?(推しの子のこと) 
作者からの返信
作者からの返信
 
 転生物はそれこそ19世紀から存在しますが、19世紀から20世紀の異世界転生は基本的に行って帰ってくるものでした。
古典、「コネチカットヤンキーとアーサー王宮廷」では、主人公は最後に19世紀の米国に帰っています。

 今の異世界転生は現実逃避もありますが、基本的に二次創作の延長から入っているんです。
現代社会を題材にした小説で細かい設定を詰められるのが嫌になった連中が、二次創作という形で世界観と題材をそのまま借りた一次創作を始めたのが起源だった気がします。
その内、固有名詞を書き換え、一次創作にして、なろうに発表したのが、今の異世界転生小説の始まりです。

 異世界転生だと、現実の因果から逃げることが出来て、自分の都合のいい物語に没入できますからね。
私の様な歴史を基にした架空戦記やそういう形の二次創作は、極端ななろう信者に嫌われる傾向にあります。

ハーメルンで以下のようなメッセージを頂きましたから、異世界転生で、財産家の貴公子に転生し、ハーレムを作って美女に囲まれ、酒池肉林の日々を送る貴族の暮らしをする小説を読むような層には嫌われているのでしょう。

「落ち着いて読める出来のものに当たることがほとんどないが、これもそういうものの一つ。
ルビがくどく邪魔。行頭開け、会話文改行などが一律でなく、読み物として面白いとかそういう次元にすら至っていない。
描写も未熟で自己満足の域をでない。」