「冥王来訪」の感想


 
コメント
劉仲敬氏は、1919年のベルサイユ会議でドン・コサックの独立要求が拒否され、それがソビエトの拡大につながり、1990年のドン共和国の拒否が現在のウクライナ・ロシア戦争につながったと述べました。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>1919年のベルサイユ会議
 ベルサイユ会議(パリ講和会議)もそうですが、ウッドロー・ウイルソンの親ソ容共的な態度のために、連合軍による赤軍を叩き潰す機会を失ったわけです。
シベリア出兵の結末もウイルソンの優柔不断さなければ違ったでしょうね。

>1990年のドン共和国の拒否
 そもそもキエフ以西は、
歴史的にポーランド領ですからね。
ドン共和国をロシアに編入する形ではなく、キエフ以西をポーランドに返還する形だったら違ったでしょうけど、ソ連としては40年かけて手を加えた地域ですから、帰すのも嫌だったのでしょうね。
ドン共和国の扱いは、ウクライナの一部として、独立させるべきだったとは思いますよ。
ただ、ロシアにとって16世紀以降血眼になって奪取した地域ですから思い入れも格別だったのでしょう。
 西で改革者ともてはやされるゴルバチョフ自身も、権力基盤はアンドロポフ以来のKGBでしたから、バルト三国の問題同様譲歩できなかったんでしょう。