「冥王来訪」の感想


 
コメント
雄渾さんはロシアとチベットの関係をどう思いますが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 ロシアとチベットの関係はずっと深いですからね。
蒙古のくびき時代からチベット仏教僧がロシアの地域にいましたし、ハーメルンの方の連載で詳しく書いたカルムイク自治共和国にすむオイラート系の住民は今でも熱心なチベット仏教の檀家ですからね。
 帝政ロシアの時代から、インド海進出のためにチベットに興味を持っていたことは有名でしょう。
アグヴァン・ドルジエフなどを送り込んで、ダライラマ13世を反英思想に染めましたからね。
(これに関しては、鎖国体制を取り、情報遮断をしていたチベット側も悪いのです)
チベットもチベットでしたたかで、ロシアに近づいた節もありますし、ジュンガルとの戦争の際は、乾隆帝を手玉に取って激怒させたこともありましたよね。

(現在のカルムイク人もジュンガルとの戦争で西に追いやられて、ヴォルガ川が凍結しなかったために帰れなかった子孫です)