「冥王来訪」の感想


 
コメント
雄渾さんはフランツ・ハイムの人柄をどう見えますか?西ドイツ政権にはカティア・ヴァルトハイムを本当にやっかいのことが見ますが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
>フランツ・ハイム
ひとことで言えば世渡りの上手い食えない人物ですね。

彼は文中でも言及されていますが、国防軍軍人でソ連抑留経験のある人物です。
1973年の段階で少将なので、おそらくドイツ将校同盟に参加していたと類推できます。

SEDにあまり協力的ではなく、国防軍に矜持を持っていたのは1950年代に制定された折り襟に赤いパイピングの入った将官勤務服を親ソ派のシュタージが影響力を持ってからも堂々と来ていた面からも推察できます。

>カティア・ヴァルトハイム
同輩であったアルフレート・シュトラハヴィッツ少将の娘ですからそれなりに信用していたのではないでしょうか。
利用してたのはカティアよりアイリスディーナの方かなと思っています。


『月光の夜』事件に間違いなく関与していながら、アクスマンらに泳がされていたのですから、なかなかの狸ジジイ(年老いてずるがしこい男)だと思っています。


>ハイム将軍のカティアへの感情
60歳以上の年寄りのはずですから、16歳の小娘の事を自分の想定する範囲なら黙ってみてるでしょうね。
問題は後見人のハイム将軍がいなくなった後の方が怖いでしょう。
1990年代にテオドールがキリスト教恭順派に走りますが、その頃には下手したら亡くなっていたのではないでしょうか。
元気ならば、カティアは1967年1月7日生まれで、1997年の時点ではまだ30歳ですから……