「冥王来訪」の感想


 
コメント
カペー家のchambre des comptes(中央集権)とCompagnie d'ordonnance(常備軍)および20世紀のマルクス主義(階級と財産権を破れ)とルーデンドルフ独裁(総力戦)にもユダヤ人の陰謀ですが 
作者からの返信
作者からの返信
 
>ユダヤ人
 既存の価値観が変容したフランス革命以前はユダヤ人の勢力は小さいものでした。
現にユダヤ人財産家のロスチャイルド一族の発展はナポレオン戦争によるものでした。
 ユダヤ人を過剰に持ち上げたり、恐れたりすることは、逆によからぬ勢力に悪用されますし、事実でないことを述べれば、攻撃材料を与えることになります。

>chambre des comptes
フランスの会計検査院の制度は、中世にできたもので、ナポレオンが着目するまで忘れられた存在でした。
ユダヤ人の関係は薄いでしょう。

 今日ユダヤ人として知られる人々の多数は、東欧系ユダヤ人の祖先をルーツに持つ人が全世界のユダヤ人人口の8割近くを占めます。
このことはコロンビア大学教授で、自身もユダヤ人であるツヴィ・ギテルマン教授の著作、『葛藤の一世紀―ロシア・ユダヤ人の運命』("A Century of Ambivalence: Jews of Russia and the Soviet Union - 1881 to Present"London: Viking, 1988)に詳しく書いてあります。



マルクス自身はユダヤ人で、ラビの家系の人物です。
マルクスの母親は、ロスチャイルドにつながるコーエン一族の遠縁にあたる人物です。
妻は、プロシアの内務大臣を務めたフェルディナント・フォン・ヴェストファーレンの異母妹にあたります。
日本では最近、在野の研究者の林(はやし)千勝(ちかつ)先生がそのことを詳しく研究なされております。
今までの研究と違い、かなり実証的に一次資料にあたって研究されてます。


>ルーデンドルフ独裁
ルーデンドルフ自身は反ユダヤ感情を強く持っていましたからね。それはないでしょう。
ただ、そのことは敵対した人間に利用された節はあると思います。