>劉仲敬先生
著作の日本語訳は全くないのですが、日本語で紹介されている内容から類推すると中華民族というのは近代にできた概念でそんなものはないと否定する方ですよね。
同じことは、宣統帝(愛新覚羅溥儀)の家庭教師だったサー・レジナルド・ジョンストンの『紫禁城の黄昏』(Twilight in the Forbidden City)にも書いてありましたね。
孫文が持ち込んだ三民主義思想ができる前までは、『中国人』という意識は支那人になく、満人とか漢人という民族名、あるいは唐人とか四川人などの地域別の名称を用いてたと記してあったので、非常に驚きました。
思えば20世紀まで支那を支配した清朝自身も、外来王朝で支那人ではありませんしね。
3世紀の漢代以降、支那大陸で支那人自身が作った王朝のほうが少ないはず。
2023年 05月 31日 13時 30分