「冥王来訪」の感想


 
コメント
トータル・イクリプスという小説は2007年に出版し、シュヴァルツェスマーケンという小説は2011年に出版しました。

刊行の年份を見たら、テオドールがマスターになる伏線が用意するかもしれません。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>テオドールがマスターになる伏線
まだ一つも関連書籍も情報も出ていないんですよ。
(吉田社長はその経緯を出すとは言っていますが、8年ほど進展していません)
その過程でカティアがなくったり、アネットやグレーテルとの離別があったのかもしれませんが、あえて書かないで読者の創造に任せるというのもそれはそれで楽しみ方の一つです。

前日譚の「隻影のベルンハルト」も、アクスマンが中央偵察局から出向してくるところで話が終わります。
ベア様もアイリスも学校の卒業も配属も未定のまま終わるんですよ。

しかしベアトリクスは、陸軍士官学校の出のはずなのにシュタージの第8局(高速道路網管理の部署)に入って、それから戦術機部隊に転属になって少佐にまでなるのはかなりハードだと思うんですよ。

軍や警察に19歳や20歳で入ったとしても、佐官(校官)に上がるまでは、帝国陸海軍や自衛隊を範にとると、最短でも10年近くかかります。

ラトロワ中佐が42歳と聞いたときは、非常に現実的だと思いました。
ユウヤと同じ年齢になる生き別れた息子がいたとなると、20歳前後に結婚して、そこから息子を生んだのかなと。
(ロシア人は伝統的に早婚で、今も女性の結婚年齢は20代前半です)

 武装警察軍って戦術機を乗り回すだけじゃなくて、被疑者の逮捕、尋問、調書の作成、おそらく裁判手続きもあるのだろうから、とんでもない忙しい職場ですよね。
ユルゲンのことを思って独身でいたベアトリクスじゃなかったら、いい男見つけて寿退社するんでしょうね……