「冥王来訪」の感想


 
コメント
マブラブ世界のドイツ民主共和国における軍事装備について説明できれば、詳しいでお願いします。 
作者からの返信
作者からの返信
 
まず簡単なものから言いましょう。
軍服です。
史実では1974年から順次、開襟式の勤務服に変更になるのですがドイツ軍の伝統に回帰して、折り襟式の勤務服が使われ続けます。
婦人用勤務服も史実の様に女性の特性を重視したものではなく、男性用の勤務服の前合わせを右に変えたものになります。
野戦服は、だいぶ着崩した着方が容認され、米軍式の認識票を付ける様になりました。
(制服に関してはあとで写真資料か絵画資料をUPするか、手書きで模写した画像を載せるか考えております)

個人携帯の銃火器ですが、これは史実とほぼ変更はありません。
ただ東独軍はあまり豊かな軍隊ではありませんから古い小銃や機関銃を使い続けていました。
アニメやゲームでAK47やAK74ばかりだったので、軽い違和感を覚えました。

次に戦車です。T72が1970年代中ごろには東独軍に配備になっています。
史実では1979年から10年かけて500両近くそろえたのですが、すでに1976年の時点で主力戦車になっています。
そしてそのすべてがソ連製で国内仕様です。
史実ではその半分がチェコスロバキアのライセンス品でした。
(ただアニメ版とゲーム版だとT-55が写りこむので、一応時代考証は入ったようです)

次に航空機や対空兵器ですが、ツポレフ爆撃機がドイツ人民空軍の主力機になっています。
あと史実では、1984年採用で配備前のモスキートミサイルがすでに実戦配備されています。
(両方ともソ連は東独の所有を許可しませんでした。
ソ連は、東独の戦力強化を必要以上におそれていた節があります)

最後に水上艦艇ですが、第三帝国時代の戦艦を再整備して、戦艦や多数の揚陸艦艇をドイツ人民海軍が持つようになります。
史実ではソ連海軍から譲渡されたフリゲート艦の維持に大変な労力を割いていました。
(水上戦力の維持は大変な金額がかかります。核保有をしている英国は核戦力の維持のために水上艦隊を大規模削減しました。
半面、日本は核保有をしていませんから、GDP比しては少額の軍事予算をもってしても十分な海軍力の増強に努められるのです)

ざっと目に付く者だけでこんな感じですかね。