「冥王来訪」の感想


 
コメント
キルケ登場ありがとうございます、女神と同じ名前なので気になるキャラです!
 
作者からの返信
作者からの返信
 
>キルケ
キルケ・シュタインホフの名前の元になった女神キルケーは、一般には太陽神ヘリオスの娘で多情な女神とされています。
また海神グラウコスから、妖精スキュラをめぐる愛の相談を受けた女神キルケーは、一目見たグラウコスを気に入り、スキュラを化け物に変えてしまう陰謀を働く非常に嫉妬深い神です。

元は、オリエント地方に伝わる愛と豊穣の女神イシュタルに相当する存在ではなかったかとする学説もあります。

アイリスディーナの際にも本文中で触れましたが、シュバルツェスマーケンのヒロインたちの名前は、ギリシア神話の女神やキリスト教の聖女や良い意味の言葉を由来とする名前が多いですね。

リィズなどをとっても、リィズ(リーゼ)は本来エリザベートという名前の短縮形です。
エリザベートは、聖書にも出てくる名前、エリシュバを語源として、「わが神の誓い」という大変良い名前です。
またベアトリクスも後期ラテン語の女性名ウィアートリークス(旅行者、運ぶもの)にベアートゥス(祝福される物)という名前が重なってできた言葉で、「幸福を運び入れるもの」というめでたい名です。

良い名前とは逆に、シュバルツェスマーケン本編では悲劇的な扱いを受けた彼女たちですが、せめて二次創作の中では彼女たちに普通の女性として幸せになってほしいと、日々展開を考えながら、悩んでおります。

こういったご意見をいただけると、小生といたしましても非常な励みになります。