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冥王来訪の感想一覧
「冥王来訪」の感想
2023年 05月 23日 19時 10分
コメント
なぜ、欧州連合のEF-2000タイフーンは日本帝国の技術によって協力しますが?僕は現実を参考すれば、欧州連合の技術力は第二ので、アメリカの技術力に次ぎと日本帝国の技術力よりも高いでしょう。ならば、欧州連合のEF-2000タイフーンは日本帝国の技術によって協力ではなく、日本帝国の武御雷こそ、欧州連合の技術によって協力すべきでしょうか?
作者からの返信
2023年 05月 24日 02時 07分
>日本帝国の技術
現実を参照して、大真面目に考察すれば、日本の航空機産業は仮に戦争による制限を受けて居なくても、米英には大きく後れを取ったでしょう。
戦前から日本は軽工業を中心とした輸出国でしたが、品質管理の概念が希薄で、工業製品の寸法も不安定で、粗悪な品物も多く、1950年代までは「made in japan」は粗悪品の代名詞でした。
これが大きく変化するのは占領中に来日されたデミング博士のおかげです。
同博士は戦時下のアメリカにおいて、工業製品の生産性向上を実施しましたが、米国においては戦後数年もすると顧みられなくなりました。
博士はマッカーサー元帥の招きで、国勢調査の責任者として来日しましたが、品質管理の専門家でもあったことから日本科学技術連盟に注目され、全国津々浦々で講演会を開くほど重宝されていました。
このことは日本の工業化に重大な影響を与え、品質向上によって不良品による損失が減り、コスト削減につながり、日本製品が全世界を席巻するのです。
(日本から帰国したデミング博士は1980年代後半まで米国内では忘れ去られた存在でした)
マブラヴ世界の日本では占領政策を受けて居ませんので、占領政策によってもたらされた恩恵も受けていないことになります。
そうすると、製品の品質管理や統計学的な概念を工業に応用するなどということは、導入するのに時間がかかるでしょう。
とてもロボット兵器の生産ラインを導入しても、うまくいくとは思いません。
また戦後航空機の発展が遅れたのは、日本の産業界の方針として、その全精力を自動車産業に振りむけたからです。
これにより戦前とは比較にならないほどの規模の自動車産業を実現しましたが、日本の国自体が自動車産業がなくなったら傾くほどの依存をしていると言う事でもあります。
>日本……こそ、欧州……の技術
2000年代初頭、ユーロタイフーン戦闘機を導入すべきの論が日本国内で盛んにおこなわれました。
でも日本はその装備のほとんどを米国基準にしているので、F35に決定しました。
一応、F-3戦闘機は英国とイタリアの協力を得ることで進めるそうですが……
たぶん、この様な史実の展開の逆をやることで、吉田社長は己の中にある反米感情を満足させているのではないかなと思っています。
(マブラヴ世界では空母同士の大規模な海戦が行われず、第二次大戦は軍艦同士の砲撃戦だったことが様々媒体で書かれています)
マブラヴは、考察すれば考察するほど矛盾に満ちてくるんですよ……
2023年 05月 23日 19時 10分