「冥王来訪」の感想


 
コメント
ベアトリクスが全体主義の体制によって、BETAを打ち切り、そして倒し、故郷と全人類を救いたいです。

だが、全体主義の体制では、全力に貫徹するできるのはBETAでしょう。BETAには死を恐れない、兵站の重荷は少ない、兵員の補充も速い、そしてBETAの全員は全身全霊に任務を專注し、内ゲバやセクショナリズムのこともしない。

そんな敵の前に、全体主義の体制で、G弾ドクトリクと並んで甘い考えではありませんが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 BETAはここの存在は弱いですが、害虫と一緒で数が増えすぎると駆除が恐ろしく大変ですからね。本編でも艦砲射撃、核飽和攻撃など対応策をしていますが、カシュガルハイヴがあるせいで鼠算式に増えていきますからね。
 このマブラヴ世界の力の身では勝てないでしょう。
内政チートや技術チートを行ったところで、足を引っ張る人間が出てきますし、ハイヴ攻略には時間も費用も掛かりすぎる。
 最初の3年でソ連と中国の人口の3割が死滅しているんですから、その影響たるやすさまじいですよ。

>G弾ドクトリン
BETAを倒すのにBETA由来の技術とは……
ハイヴ攻略するたびにG元素取り出ししかないのも問題ですよね。
せめて劇中でストパンのネウロイの巣みたいに順々と攻略している途上ならよかったのですが、一つも未攻略ですからね。

>全体主義体制
それも東ドイツを犠牲にして世界を救うという荒唐無稽な方策ですからね。
これはベアトリクスが東ドイツの体制に恨みを持っていることとも関係しているでしょう。
ユルゲンを殺し、自分の青春を奪った、東ドイツの独裁体制をBETAを利用して滅ぼす。

これはアイリスやカティアの理想よりずっと犠牲が大きく、仮に成功したとしても失われたものが大きすぎます。

 身近なものを犠牲にして世界を救うというのは香月博士と通じるものがありますが、それを実現するにしても、彼女はあまりに若すぎますし、復讐心で現実が見えない面もあります。

 そういう事も勘案して、怒るべき悲劇から救うには、ほかの世界から強大な力をもってマブラヴ世界を変えるしかないと考えて、この小説を執筆しました。