ご意見をいただいたウクライナの1930年代の人工飢饉
その件に関しては、昨今の時勢に関係なく反映させる心算でした
『隻影のベルンハルト』で、ユルゲンたちはウクライナに派兵されています
ですから話の展開上、外せないものと考えています
この問題に関しては故・ロバート・コンクエスト教授の古典的名作、『悲しみの収穫―ウクライナ大飢饉』があります
邦訳は大分高騰していますが、英語原著は比較的安価なペーパーバックや電子書籍が入手可能です
"The Harvest of Sorrow: Soviet Collectivization and the Terror-famine" (Oxford University Press, 1986).
(小生は2007年の邦訳出版直後に入手して読みました)
英語原著はあくまで参考で、読まれるのには大変な労力の要る著作です。
同様の趣旨は『共産主義黒書』〈ソ連篇〉の邦訳版に書かれています
こちらは筑摩書房の文庫版が入手可能で、安価な古本も多数出回っています
2022年 04月 02日 09時 21分