「冥王来訪」の感想


 
良い点
共産党首脳陣の悪足掻きの表現が上手く書かれている。
 
コメント
シュミットは諦めが悪いですね。マサキが落し所を考えてるのか楽しみです。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご感想有難う御座います
>共産党首脳陣の悪足掻き
まず帝政時代、ソ連時代を通じて言えることですが、ロシアという国は規模が大きいので柔軟な政策決定が反映され辛いのです
しかも、社会主義政権とは権力の正統性として自らの無謬(むびゅう)を打ち出します
それ故に、政策判断で明らかな誤りがあったとして方針転換をすることが出来ないのです
仮に非を認めて、謝罪しようものなら政権、或いは国自体が傾く事態になります
『カティンの森事件』の際も、業を煮やしたポーランド政府からの再三の苦情の結果、1987年にゴルバチョフが認めるまで実に40年近い歳月がかかりました
全容は今で不明で、ソ連崩壊後の1992年にエリツィン政権の時代に公式謝罪になりました

>シュミットは諦めが悪い
20年以上の時間をかけて、国家保安省の将官になり、そこから東ドイツを牛耳ろうとしたのですから、簡単には諦められぬでしょう
しかも『柴犬』の歴史の流れとは違って、軍の主力を握っているシュトラハヴィッツ少将は健在で、現政権は彼等を支援する立場を取っています
今回、一気呵成(いっきかせい)に戦術機で暗殺を企みましたが、失敗しました

マサキが、この件に関与するか、或いは静観するのか……
 
今後の推移を見守って頂ければ、幸いです