「冥王来訪」の感想


 
良い点
帝国の理由が良くわかりました。
 
コメント
マサキと冥王を駒にするとは命知らず。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご感想有難う御座います 

先日は申し訳ありませんでした

現実の東西統一時に問題視されたのは、NATO加盟なのです
史実のソ連政府は1984年の政府報告の中で1990年には東欧圏の経済発展は終わり、ソ連経済の足枷になると判断していました
一連の経緯からソ連は統一を黙認していたのですが、早くても2000年代であろうと考えて居りました
(最大の反対者はフランスで、イギリスもほぼ同様の立場でした)

米国の軍事拡張戦略や、ゴルバチョフの東欧政策の変化、ハンガリーの政変など、複数の要因があって、東西統一は平和裏に達成しました

しかしマブラヴ世界では、BETAを理由に平和裏には実現しそうにはありません

そうすると、NATOの領域拡大を足掛かりにして、統一に向かった方が対BETA戦には有利です

(オルタネイティブ本編にある日米安保破棄ですが、あれは一概に米国ばかりが悪いとも言い切れません
帝国政府の対応が悪すぎる面もあるので、その辺は考慮に入れるべきではないかと思っています

帝国政府も、米軍の支援が無ければ横浜ハイヴ攻略や京都撤退は想像以上の惨禍になったであろうと思います)


>マサキと冥王を駒にする
この世界の人間は、本編を見て考察するとやはり、利用する事しか考えていないのではという結論になりました
動員兵力が少ないからと言って若年の未婚女性を薬物中毒にまでして、最前線に繰り出させる
その一方で、徴兵拒否や特別身分の人間は最前線に出さない
やる事が本当に滅茶苦茶です

第二次大戦中、各国の指導者層は子息を軍務に関係する仕事に就かせており、何名かの指導者の子息は戦死しております
日本の皇族や名家も例外では御座いません

かくいう小生も、10数年前、マブラヴが出された頃は同情的な意見を持っていましたが、後付け情報や考察が各所で進むにつれて、帝国政府って、かなり酷い政府じゃなかろうかとの結論に至りつつあります

長々と述べましたが、結論を言えば、マサキやゼオライマーの能力を過小評価して、自身を客観視できていない点にあります

苛酷に使いまわしても、逆襲されることはないであろうという慢心や、味方に離反される可能性を考慮していない

その様な推論を立て、話作りに反映させました

劇中で、東独側が慎重な対応を取り続けているのは、その様な事を彼等が考慮して動くのではないかと、本編から考察して、自分なりに解釈した結果です


最後にですが、今回の件の様に、私に至らぬ点が御座いましたら、遠慮なくご指摘いただければ結構です

どうしても読者様、他人の視点が無ければ、作品というのは客観視できませんし、良くはならないと思っています