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乱世の確率事象改変
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乱世の確率事象改変の感想一覧
「乱世の確率事象改変」の感想
2016年 03月 15日 02時 34分
良い点
文章がしっかりしている。
ストーリーが地に足を着いたものである事。
悪い点
・心情描写がクドすぎて冗長
→丁寧に各キャラクターの心情を描写するのは良い点と言えるが、程度がいきすぎてる。話のテンポを阻害する要因になっている。
・視点と人称がコロコロ変わりすぎて読みにくい
→群像劇なので視点が変わるのは仕方ないが、人称(一人称だったり三人称だったり)まで頻繁に変わるので、誰が語り手なのが把握しづらい。
・登場人物の能力発揮がご都合主義的すぎる
→特に徐州侵攻編。遠からず袁紹が攻めてくると予想できてる=袁紹側の動向を警戒、調べる程度はするはずなのに、実際に侵攻されるまで気付かないとか無能すぎる。攻め手の田豊・郭図が優秀だとしても、同等かそれ以上に守り手の主人公・雛里も優秀なはずなのに。また、袁紹側の諜報能力にも違和感ある。包囲してるわけでもないのに敵地で情報封鎖(伝令潰し)を確実に行えるって、どんだけ優秀で大規模(人数)な草なんだと。地の利のない敵地で十面埋伏の件といい、袁紹側にそれだけの能力(のある武将)と組織力があるなら、曹操倒すのも楽勝な気がする。
要するに、状況演出(主人公を逆境に立たせたい)のための能力発揮具合が不自然すぎて違和感。
・主人公の魅力がイマイチ
主人公に主体性が欠ける。状況に流されてるだけって感じで、正直読んでてイライラする場面が多々。
主人公の在り方が中途半端なのもマイナス。チート能力で活躍・爽快ってわけじゃないし、かといって凡人や微優秀程度から成長していく、あるいは仲間に助けられて立身出世って感じでもない。
コメント
総評として
小説としてのレベルは高いと思います。
が、物語としてはやや微妙。
面白いかつまらないかで言えば、つまらないに評価が傾きます。
戦争とかドラマとかよく書けてはいるとは思うのですが…
なんか地味というか、起伏に欠けるというか、引き込まれるものがないというか…
スポットを当てる人物や勢力を絞って、主人公をもっとアクティブに活躍させたらより面白くなるのではと。
とりあえず90話くらいまで読んだ上での感想です。
分量が多いので続きはまた時間のあるときに読ませて頂きます。
上から目線な感想・長文失礼しました。
ではでは。
作者からの返信
2016年 04月 23日 05時 38分
感想ありがとうございます。
返信遅れて申し訳ありません。
まずお褒め頂き感謝を。
ストーリーについては構想が出来上がっておりますのでご安心を。
文章は……拙い筆力ですがそのお言葉を励みにこれからも精進していきたいと思います。
・心情描写がクドすぎて冗長
はい。自分でも思います。何度も読み返すと言い回しがおかしい部分が多々あり、読み手様には負担を書けてしまっておりますね……推敲で意識してみます。
・視点と人称がコロコロ変わりすぎて読みにくい
申し訳ないですが、視点変更多用型の描き方は読者様への負担を理解しつつ取り入れております。
これについては物語に於ける作者の思惑も絡んで来ます。
side形式が嫌いでして、○○視点等の稚拙な説明などしたくないというわがままも含まれておりますがご容赦ください。
・登場人物の能力発揮がご都合主義的すぎる
徐州の件でご意見への返答を。
まず袁紹側に警戒をするという点ですが、まさか幽州を攻めた1月2月やそこいらで徐州遠征を企てるとは思いもよらなかった、というのが一つ。糧食、曹操軍との位置関係、内部の掌握等々、通常は戦後処理に時間がかかるでしょう。夕ちゃんが思考誘導を仕掛けていたことなど、いくつかイトが絡んでもいます。
情報封鎖に関して。
これについてはご都合主義ですね、申し訳ありません。
曹操軍と違い軍内の間者を殺し切れていないという描写を描くべきでした。敵地や敵陣に平気で乗り込み情報を得てくる草などを創作モノでよく見かけるので簡単に書いてしまった私のミスです。
十面埋伏について
これは……難しいですね。恋姫なのでそこまで戦闘描写や戦描写は小難しく書きたくないのでガチで書くとなると三国志ばりにオリキャラだらけになって二次として崩壊してしまいます。糧食関係も兵力も内政も全てがご都合主義ですし……
戦記モノではなくあくまで恋姫、ということで一つ勘弁してくださいorz
・主人公の魅力がイマイチ
状況に流されている、と言って下さり嬉しい限り。その通りなのです。
イライラしてくださるのも、読者様として物語を俯瞰し主人公を観測していることの証明かと思いますので、作者としてはほっとしました。
通常の作品とは異なり、私の思惑を多々含んでおりますので、その辺りはご注意ください。
主体性というか、物語の筋として彼には「世界を変える」という曖昧で不確かな目的を与えております。そこだけはブレないので注目して頂けたらと思います。
総評について
評価して頂き感謝感謝なのですよ。
物語を描くのはやはり難しいですね。参考になるご意見、ご感想を多々ありがとうございました。
ストーリー、話の進め方、主人公の立ち位置は変えられそうにないです。申し訳ありません。
内緒のお話ですが……この物語のコンセプトとして、主人公は主人公であって主人公ではない、というのを含んでます。
ですが出来る限り参考にしつつ、これからも励んでいきたいと思います。
読んで下さったことに感謝を。
こちらこそ長々と返信失礼いたしました。
よろしければエンディングまで
これからも楽しんで読んで頂けたら幸いです。
2016年 03月 15日 02時 34分