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IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
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IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)の感想一覧
「IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想
DD13
2015年 09月 23日 09時 18分
良い点
IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
【外伝1 哀戦士】
>無防備に私の上に倒れこんで来た。今でも思い出します、喉を切り裂かれるその瞬間まで侯は楽しそうに笑っていました。
やはり、ここまで書いていただくと、作者の意図する所がはっきりして、読者としてモヤモヤしたものが霧散し納得することができました。
自分の手にした刃に倒れ込んで、覚悟の自裁(己が誇りのためにする自決)されたのでは、エーリッヒ=ヴァレンシュタイン氏のトラウマが深いものあったと納得できしました。しかも、相手は、自己投影しているラインハルト=フォン=ローエングラム侯爵であれば、その闇は一層に深く、彼から生きる気力を奪い去るのも至極当然です。
そして、親友 アントン=フェルナー氏による、懸命かつ手を尽くした呼びかけが、絶対零度の虚脱にとらわれた英雄に届き、未来へつながる文末には、読者として救われる思いです。
しばらくは、中断している他の作品群へ向かわれることと拝察しますが、このまま完結とせず、英雄の復帰後、陛下の目線、混乱し夫にすがる奥方など種々の物語へ続く期待を残していただければ幸いです。
DD拝
2015年 09月 23日 09時 18分