トップ
暁について
ランキング
イラスト検索
よくある質問
各種マニュアル
45,944人
トップ
>>
小説検索
>>
IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
>>
IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)の感想一覧
「IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想
2015年 01月 26日 20時 31分
コメント
運がなかったな、ジークフリード・キルヒアイス。
原作ではラインハルトは戦略・戦術ともに天才と評価されている。
だが、原作におけるラインハルトの戦績を見てみると、明らかに苦手な相手がいる。
ヤン・ウェンリーはもちろんだが、ビュコックと戦った時も圧勝する事が出来ず、最終的にビッテンフェルトを使って力で押し崩している。
「金髪の孺子」は天才だが、彼にはその短い生涯に、遂に得られなかったものがある。
時間だ。
そして、負け戦の経験。
場数を踏んだ提督たちは、負け戦か、劣勢の戦いを凌いだ経験を必ず持っているものだ。
あまりに才能に恵まれ、あまりに若くして出世したラインハルトには、老巧な提督たちが地面を舐めて会得した「不利な状況をどう凌ぐか」を学ぶ機会がなかった。
同じく、人並み以上の才能に恵まれ、ラインハルトの引きで出世してきたキルヒアイスには「不利」が「死地」に変わるまでの取り返しの付かない時間を、「逃げる」事に使う事が出来なかった。
彼の性格であれば、負けを知る機会さえあれば、ラインハルトと違って逃げる事を躊躇う事もなかったであろうに。
2015年 01月 26日 20時 31分