「IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想


 
良い点
 第10話が「革命家ヴァレンシュタイン」なら、11話は「断罪者ヴァレンシュタイン」だ。亡命編の軍事裁判でロボスやフォークを断罪したときよりも苛烈な舌鋒で、リヒテンラーデ公やアンネローゼを叩きのめす。いや、彼らを断罪することでラインハルトにキルヒアイス、オーベルシュタインをも断罪しているのだ。誰かが書いていたように「ベルセルク編」ではなく「断罪編」に改称してもいい。それにしても「本編」「亡命編」「海賊編」「親爺編」と後になればなるほど、登場するヴァレンシュタインの性格が容赦なく厳しくなっていると感じるのは自分だけであろうか。