「改訂版 真・恋姫†無双 劉遥伝」の感想

Jing
Jing
 
悪い点
劉遥は李典並みの技術チートという設定なのでしょうか?
棒手裏剣程度ならともかく、日本刀やリボルバーをあっさり作っているのがありえません。

日本刀はたたら製鉄で作られる玉鋼、複数種の鋼を混ぜて刃とする加熱条件と鍛造技術、焼入れの際の水の温度、切れ味を発揮させるための研ぎの技術等、数百年かけて蓄積された技術の集大成で、素人が簡単に再現できるようなものではありません。

金属薬莢のリボルバーについてはもっとありえません。
金属薬莢は衝撃を与えると爆発する特殊火薬を起爆剤に使っていて、広い化学知識と劇薬を安全に製造管理する技術が無いと作れませんし、黒色火薬を作るのとは難易度が桁違いです。そもそも金属プレス技術が無いと薬莢作れませんし。

拳銃自体は一応鋳造でも作れないことは無いですが、旋盤による精密加工技術、特にライフリング技術が無いと不発暴発率も高いですし、命中率もまったく期待できません。
手作り回転拳銃なんて有効射程は2mあればいいほうで、ロシアンルーレット並みの暴発率という世界です。
初期のリボルバーがどんなものかはペッパーボックスピストルでググると良いでしょう。

そんなものを作る時間を武術の鍛錬に当てたほうがまだましだったのでは?
あまりに違和感が酷かったので書かせていただきました。
 
 
作者からの返信
 
感想ありがとうございます。

> 棒手裏剣程度ならともかく、日本刀やリボルバーをあっさり作っているのがありえません。
あっさりではないです。
本文の中でも少し書いていますが主人公は鍛冶屋の親父の下で計算では6年以上修行しています。
その場面は完全にはしょっていますけど。

恋姫の原作を知っていらっしゃいますか?
原作を知っているのであれば、あのゲームがいかに矛盾した世界か分かると思います。
JING様の感覚であれば、恋姫の原作も違和感が酷く理解できないものになると思います。

リアリズムな小説を書くなら、恋姫をベースにせず、普通に三国志をベースにしてオリジナルを書くと思われませんか?

アニメ、ゲーム、漫画はそれこそ矛盾だらけのように思います。
難癖をつけようとすれば幾らでも思いつくように思います。