良い点 / 悪い点 / コメント |
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シェーンコップ中将も含めて、ヤン・ファミリーの面々は、彼等なりに、フィリップス提督に対しては気を使っている、という事なんですかね。 まぁ、最前線で幹部同士が二つに割れた結果、イゼルローンが陥落した実例を、一番近くで見てる人達だから、気を使わざるをえんのかもしれませんが…。
作者からの返信
2014年 09月 26日 19時 50分 |
ハラボフさんは甘党と。 案外これが一番ドーソン閣下と合わなかったのでは?w コメント トリューニヒトとヤンてある意味同族嫌悪なんじゃないかと思いました。 どちらも過度に民主主義に傾倒し、片方は社交的、片方は内向的な民主主義信奉者の極みと考えると、水と油みたいに毛嫌いしますわなw
作者からの返信
2014年 09月 26日 19時 49分 トリューニヒトとヤンは両極として描いています。両極は案外似通うものなんですよ。 |
更新お疲れ様です。 なるほどねえ。 イゼルローンは逃げ場がない者の最後の砦ですか。 そりゃあ結束は固いし、何が何でも抵抗しようとするでしょうな。 だからこそシトレ派とロボス派ではできた派閥の一時休戦や馴れ合いもできず、食うか食われるかの大戦争になっちゃうわけですが。 それにしてもトリューニヒト派でも、エリヤではなくてロックウェルやパエッタが来たらと思うとぞっとしますね。どう考えても激突間違いなしですから。 そしてエリヤがこれまでずっと「徹底して筋を通す」ことを重視していたことが知れ渡っているからこそ、ある意味イゼルローンの人間にとっても安心できるんでしょうねえ。正直でいさえさえすれば、エリヤは積極的に不利益な行動をとるようなことはしないと。 勿論、ハイネセンからの命令があれば、エリヤはハイネセンの命令通りに動くことは知っている訳ですから、ある意味危うい均衡ではありますけど。 しかしアッテンボローよ。どう考えてもその行動は憂さ晴らしているようにしか見えないのが何とも。 『じゃがいもの子分がいれたコーヒーなんか飲めるか』と啖呵きっても、トリューニヒトの権威をにおわすこともせずに、誠実かつ筋を通す態度取り続けているエリヤ相手だと、そりゃ実際には喧嘩を売りづらいでしょうしねえ。
作者からの返信
2014年 09月 26日 19時 37分 トリューニヒトも適当に選んだわけではなくて、ちゃんと人を見てるのでしょうね。エリヤを投入すれば、膠着状態に持ち込める。そんな判断なんでしょう。 アッテンボローはまあ、戦ってないと死んじゃう人ですから。 |
あらま、結構話が進んでたw エリヤ提督、幕僚陣からふるぼっこなのが何とも。 ヤンも首から下は不要だの何だの、散々に幕僚(ヤンファミリー)からいわれてましたが、それに通じるものを感じたりします。 悪い点 キルヒアイスの死にしても、ちょっと歴史の修正力(原作展開への修正)が強すぎる感も。 完全にオリジナル展開に入ってしまうのも、それはそれで善し悪しですが。 後まあ、外付け設定を説明するための大物オリキャラは使用せん方が……と思ったり。 原作設定の矛盾や説明不足への後付けな説明は、やはりあくまで理論的(屁理屈ともいう)に行った方がスマートじゃないかと…… コメント 結構強硬な態度に出ましたね>ヤン召喚・イゼルローン方面軍解体 それだけトリューニヒト政権の政治基盤が原作より強化されているということでもあるのでしょうが、エリヤ君はおくとしてもアル・サレム、モートン、カールセンと、そこそこ「使える」艦隊司令官が複数いて、ヤン抜きでも帝国に対する防衛戦争が成立する見込みが立つのも大きいのでしょうね。 ……原作だと救国軍事会議のクーデター鎮圧後における正規艦隊はたったの一つ(第一艦隊)ですから、ヤン召喚はまだしも駐留艦隊解体なんて荒技使ったら、政権どころか同盟そのものにとどめの一撃を与えかねない…… ただ、原作を参考にすると、ヤン自身が査問に嫌気がさして辞表を叩きつける可能性はあっても、政府側から解任に持ち込めるだけのネタがあるかどうかはちょっと疑問ですので、何か隠し球でもあるのでしょうか……と期待してみたり。 (128話程度の記述だと、あからさまな命令違反や規定違反として問答無用の解任に持ち込むにはちょっと弱いので、どうしても政治臭がきつくなりそう) で、エリヤ君がイゼルローン要塞とイゼルローン駐留艦隊を掌握するよう命令されても……どうにも、シェーンコップやキャゼルヌやアッテンボローやポプランにいいように弄ばれて、逆に掌握される未来図しか思い浮かばないのですがw (そりゃまあ、チーム・フィリップスの面々も何とかしようとはするでしょうが……チュン参謀長とビューフォート少将にプレツェリ准将といった親父ズに期待するしかないか) 更に、ユリアン少年やキャゼルヌ家のご令嬢達に軽蔑されるという精神攻撃も。 そこはエリヤ提督のこれまでの経験で何とか……なる気がしない…… ……ところで、移動要塞は来るのでしょうか……タイミングによっては随分と面白い状況になりそうですな。
作者からの返信
2014年 09月 26日 19時 47分 キルヒアイスはあそこで死ななければ、ラインハルト陣営を割ってたと私は思っています。そうなったらなったで面白いでしょうが、さすがに本作では手に余ると判断しました。ラインハルト陣営を割らないためには、内戦終了直後に死ぬのがギリギリのタイミングでした。 大物オリキャラに関しては、必要な役割なのに種々の都合から原作に登場しなかった人に名前を与えただけと思ってください。以上です。 イゼルローン方面軍はこれだけの戦力があれば、必要不可欠ではない。そう判断する余地があるということですね。前の歴史とは大分違います。 どうやってヤンを解任に持ってくつもりなのかは最新更新回で明らかにしました。 |
確かに原作の歴史と同じような感じできてますが同盟の損害も少なく、帝国の混乱もまだまだ続きそうですね・・・この時点でワーレンが上級大将に昇進とはワーレンもやりづらいでしょうね。 ところでワーレンと一緒にキルヒアイスの部下だったルッツはどうなったんだろう?ひょっとしてアムリッツァで死亡したラインハルト麾下の提督ってルッツなのかな。
作者からの返信
2014年 09月 26日 19時 32分 ルッツはどうなったのでしょうか。いずれ判明すると思いますが。 |
今、エリヤ君の旗艦の艦名の「ゲティスバーグ」って意味深ですよね。クーデター時に、同盟の戦争目的は、帝国に対する「征服戦争」ではなく、(独立戦争に限りなく近い)「防衛戦争」だという主旨の演説していましたが、何だかアメリカ独立戦争を意識してしまうのは私だけなんでしょうか? 其れとも、これらの符丁は何かのフラグなのか、今後が非常に気になります。
作者からの返信
2014年 09月 26日 19時 30分 |
更新お疲れ様です。 ヤンが辞表だしたら、後はエリヤが代わりに始末をつけろと? 逃げた方がいいんじゃないか…前世的に逃げられないか…。
作者からの返信
2014年 09月 26日 19時 28分 |
エリヤの艦隊を強制的にイゼルローン要塞に乗り込ませてヤンをハイネセンに召喚し、現イゼルローン方面軍を解体するって事は現イゼルローン方面軍を反乱予備軍と認定したと言う事。つまりエリヤの役目は、イゼルローン要塞の占領と現イゼルローン方面軍二百万将兵の武装解除の役目を担うって話しになる。1月下旬に国境紛争が合ったばかりなのに無茶ですぜ。 外には隙あらば同盟領内への侵攻を狙う帝国軍 内には怒り心頭のイゼルローン方面軍二百万将兵 これで帝国軍が大挙としてイゼルローン要塞へと攻め込んで来たらまず勝ち目ないよ。 それに裏でフェザーンの暗躍が有るのは間違いない。 フェザーンが同盟政府に圧力を掛ける=帝国軍の同盟侵攻の準備が整った←の図式が見え見えですわ。
作者からの返信
2014年 09月 26日 19時 22分 |
そろそろアイランズも! コメント 下記、ご返信ありがとうございました。 「第115話で書きました。エリヤが根拠にしたのは、ハイネセンの治安責任者たる首都防衛司令官の判断で発動できる国防基本法第107条の治安措置です。」 自由惑星同盟では、首都防衛司令官が独自の判断で、上官たる国防委員長(or宇宙艦隊司令長官)の命によらず、独自の判断で、治安出動できるという法律があるという設定でしたか。失礼しました。 国防基本法第107条は、こんな感じでしょうか? 「首都防衛司令官は、間接侵略その他の緊急事態に際して、一般の警察力をもつては、治安を維持することができないと認められる場合には、隷下の部隊の全部又は一部の出動を命ずることができる。」 確かに、クーデターのような緊急事態には、首都防衛司令官が自ら緊急事態を認定して、独断で出動を決定する必要がありますね。一時的にシビリアンコントロールを無効とする訳ですね。 そうして考えると、クーデター側がエリアを味方とできなくて幸運でした。エリアがクーデター側なら、いつでも首都防衛司令官の判断で、合法的に治安措置がとれる訳ですから。 現実世界でも、民主国家のタイでは、政府の知らないところで、陸軍司令官が、政治的混乱の収拾、平和と秩序の維持を目的(名目)として、陸軍に治安出動をさせていますしね。 原作はシビリアンコントロールとヤンの葛藤がおもしろかったので、てっきり自由惑星同盟はシビリアンコントロールが物語の前提と思ってしまい、失礼しました。
作者からの返信
2014年 09月 26日 19時 21分 首都防衛軍司令官の治安権限を保証しているのは、国民の代表たる議会が制定した法律。すなわち、国民の代表から正式に委ねられた権限を行使しています。ですから、シビリアンコントロールの範囲で動いています。 原作のヤンはシビリアンコントロールに関しては、あまり悩んでないように見えますね。外伝二巻では、国防委員会の指導をたびたび無視している様子が描写されています。国民の代表たる政治家を無視する態度も「政治は最終決定を行い、軍人は政治を尊重してアドバイスをする」というシビリアンコントロール下の軍人のあり方と真っ向から対立するものです。 シビリアンコントロールのあり方にも二通りありまして、政治が軍に積極的に介入するのを良しとする「主体的統制」と、政治が独立した組織としての軍を尊重した上で上位に立つ「客体的統制」がありますが、いずれにせよ軍人はプロとして政治家に助言する義務があります。 アイランズは次章から登場します。重要人物ですので楽しみにお待ちください。 |
いよいよ前々から読者が予想していた事態になりましたね<エリヤのイゼルローン方面軍司令官代理就任 くせ者が多いヤンファミリーとの交渉ではエリヤはチーム・フィリップス総出で対抗すべきです。 チーム・フィリップスはエリヤを自らのリーダーとして認めていますし、自らのリーダーをけなされて黙っているほど情けない人間ではありませんからね。 個人的にはエリヤとも親交のあるパトリチェフ副参謀長がうまく接着剤になってくれることを期待したいところです
作者からの返信
2014年 09月 26日 18時 59分 チャンネルがあるのが幸いしました。 |
ヤンが史実で査問に呼ばれただけで終わったのは、帝国遠征作戦でまともな部隊がいなくて、中央が不満に思っていても、代わりになる人材がいなかったことが原因だったと思います。ヤンを更迭した後、では誰を司令官にしてどの部隊を配置するかという問題に突き当たるわけです。 翻って、この作品では、指揮官クラスの人材はともかくとして、部隊は史実ほど悲惨なことにはなっていない。 ただし、そうはいってもイゼルローンで帝国に対抗できる司令官が、本来ならばヤンしかいないはずだった。だから無茶をやっても政府はしぶしぶヤンをそのままにしておくだろう。常識的に考えて、重要拠点を用兵に不安のあるエリヤ君を代わりに配置するわけにはいかないよね。この考えが間違っているとは思えません。 ヤンにとって誤算だったのは、本来なら指揮官向きではなく、軍政家向きのエリヤ君が、海賊退治を成功させてしまったことと、それによって、ヤンの代わりにエリヤ君を司令官にしても問題ないと、中央に確信を持たれてしまった(?)ことだと思います。 トリューニヒトが疲れていた件。 意外にもトリューニヒトはヤンの事実上の更迭には反対だったけど、周囲に押し切られてしまったのかなと思いました。忘れ去られているかもしれないけれど、政権をとるまでのトリューニヒトって、自分の都合のよいようにはなかなかどころか全然いかない政治家でしたから、なおさらそう思ってしまいます。 ラインハルト陣営。 キルヒアイス死亡。史実は変えられなかったか。原作でもそうでしたけど、キルヒアイスを人柱にして、ラインハルト政権ができました。リヒテンラーデの策謀が、変な方向に暴走してしまったみたいですね。 性急な改革によって、いろいろと帝国内部に歪が出てくると思うので、もしかするとこの小説内部では、内政に時間がかかるかもしれません。
作者からの返信
2014年 09月 26日 18時 57分 トリューニヒトは何を思っているのでしょうか。最終回までに明らかにはなると思いますが。 アムリッツァで勝ちきれなかった影響がラインハルトの運命を変えてます。内戦の傷がどのように作用するのでしょうか。戦いを長引かせる方向に作用する可能性もあれば、短期決戦に踏み切らせる可能性もあります。 |
第十三艦隊も原作に比べると生き残りが多そうですね。ヒューズやシェイクリに出番は有るのでしょうか? ヤンファミリーと言われなかったブラッドジョー大佐やグエン少将の出方も気になりますね。 でもってザウケン、扱い悪!空気だった原作よりマシ?
作者からの返信
2014年 09月 26日 18時 48分 泥を被せても構わないぐらいに影が薄い人物という条件でザウケンを選びました。 |
ヤン艦隊の名前を公式に認めるというのも無いのでしたっけ。 原作より戦力も残ってるし、ヤンが辞表を出しやすい環境にあるとも言えるなぁ。 ヤン艦隊幹部とエリヤ艦隊の幹部が本音で話し合う機会があるかどうかで今後の展開が変わるのでしょうね。 そういえば、フォークはどうなったのかな?
作者からの返信
2014年 09月 26日 18時 46分 エリヤとヤンの協調は必要なのかどうか エリヤ以外にも提督はいます フォークに関しては、そろそろ描写します |
この作品全ての話に関してのことですが、各人物に対する掘り下げや、オリジナルキャラクターの魅力 コメント 本来の歴史と違い、政府の命令を翻弄してきてきたヤン&イゼルローンの人物が、素直に査問に応じてハイネセンにヤンをむかわせるのかな?それとも策を練るか?ヤンに退役願望があるとはいえ、どうなるか興味があります
作者からの返信
2014年 09月 26日 18時 44分 |
>まあ、これ以上の議論は平行線だとは思います。少なくとも、本作ではヤンの行動はロボスなどと同じ「一流の政治家」のそれとして扱いますので、ご了承ください。 そうですね。議論にお付き合いいただきありがとうございました。 お体ご自愛くださいませ。 |
更新お疲れ様です。 ひとまず順調な海賊討伐作戦。 何気に今回一番でかかったのは、カプランが徐々にですが使える指揮官になっていったことと、それに触発されて、チーム・フィリップスの若手組が戦果を挙げた事でしょうねえ。 現状、分艦隊司令部などが信頼を持てない(本来ならば分艦隊で執り行うべき業務も、現時点では艦隊司令部が直轄で行っていることなど)点からみて、彼らにどう経験を積ませるかが今後のポイントになるのかなと。 キルヒアイスは史実通りに退場ですか。 部下達の勢力争いによって幼馴染であり無二の盟友が死んだのでは、そりゃあラインハルトが激怒するでしょうねえ。 そしてその死を最大限に活用したオーベルシュタインは流石といっていいかと。 ただ、ラインハルトの経済改革って、貴族の資産没収を前提にしている訳ですけど、貴族が抱えていた負債等を保障(少なくとも反乱前までのもの)しないと、フェザーンの金融部門の大混乱引き起こして、貸し渋り・貸し剥がしを引き起こしかねませんので、原作で出ていた「貴族から没収した資産にはまだ余裕がある」というミッターマイヤーの言葉はどこまで真実かわからんのですよねえ。 まあ原作ではラインハルトの経済センスが高い逸話はありませんでしたので、あの狂ったような大軍拡は、大不況になりそうだったので、とにかく国内で資金回して軍艦等を作ることで雇用を増やし、兵に引っ張ることで失業率を減らし、フェザーンを占領し且つ新帝都にすることで、フェザーンの不満を和らげる目的があったんじゃあと思ったりもします。 そしてイゼルローンとハイネセンは遂に激突することに。 国防委員長がヤンを階級名で言っていない時点で、ヤンへの評価が最悪クラスにまで落ち込んでいるのが容易にわかります。 本来ならばこうした状況を防ぐために、せめてクブルスリーかビュコックのどちらかが、国防委員長との信頼関係を築いていればこうした事態が防げたはずなのですが、それができなかった(必要性を覚えていなかった)ことが、行き着くとこまで行きついてしまったのだなと。 アッテンボロー辺りは「それがどうした」なんていいそうですけど、ここまで色々やらかしておけばそりゃトリューニヒトじゃなくても、中央政府は黙っていませんよねえ。しかし・・・こうなると、エリヤが要塞戦の指揮取ることになるんですよねえ。 おまけにイゼルローン方面軍がどう動くかも未定。そりゃ泣きたいわ。 で・・・コメントが付いたので返信を。 不特定多数の支持獲得を目的にしない限りにおいては、排他的な集団を作って外部との緊張を高めていくって、政治的には極めてオーソドックスかつ有効な手段なんですよ。内部をまとめつつ、外部に対して要求を通す一挙両得の策です。内部がまとまらなければ意味ありませんし、外部が交渉のテーブルに着かなければ意味ありません。ヤンは両方できてるから、大した政治家です。政治というのは要求を通す技術であって、仲良くする技術や好かれる技術ではありません。勘違いされることが多いですが。 外部が交渉テーブルにつかないと意味がない所までは完全同意です。 そして政治とは要求を通すというよりも要求を実現させる能力と思っているので、これにも否定はしません。 だからこそヤンは一流の政治家ではないんです。 作者様も指摘したように、ヤンの手法は「不特定多数の支持獲得を目的にしない限りにおいて」有効であって、不特定多数の批判を受ける危険性が表裏一体となります。 ですので、こうした手法を取るにあたっては、「ここまでは大丈夫」という見極めが物凄く重要になってくるわけです。 そしてヤンはそれに見事に失敗しています。相手方が自分達を「交渉相手」としてではなく「排除すべき相手」と判断したからです。 レートを高く上げすぎてしまった結果、自らの権力基盤に最悪の結末を齎す危険性を招きよせた。政治家として失格です。 ですので、「強力だが忠実でない」と思われることそれ自体、政治的には有効なカードではありますが、瀬戸際外交と同様、中~長期的には碌なことにならないことが多いんですよ。政治は仲良くする技術ではありませんが、相手に一定の安心感を与えるのも政治家としては必須なんですよ。恐れられているだけでは粛清対象です。 だからこそ、上述した『クブルスリーかビュコックが国防委員長との信頼関係を築いている』位はしておかないといけなかったんです。 まあ・・・シトレ派も、最初は、交渉道具としてのイゼルローン方面軍の戦力をちらつかせる程度だったのが、クーデターの粛正余波で、もう縋るものがなくなって、露骨にカードとして使った可能性も高い訳ですが。 つくづく政治的センスのある提督がいなかったのが大きかったでした。
作者からの返信
2014年 09月 21日 20時 58分 ラインハルトの経済センスについては、今後作中で触れることになろうかと思います。グリーンヒル大将は「貴族資産を没収しても、五年以内に金がなくなる。だから、帝国はその前に勝負に出る」と言っていましたが。 結局、旧シトレ派の超然主義がまずかったという結論になります。 排除対象に指定されたところで、排除が完了するまでは失敗したとはいえません。排除が失敗したら、そこに付け込んで要求を引き上げられますね。さてヤンはどうなるのでしょうか。 あなたが「ヤンは政治能力がない」とお考えになるのはご自由ですが、私は「ヤンに政治力がなければ、トリューニヒトはとっくにイゼルローン方面軍に手を突っ込んでたか、査問なんて方法を使わずに堂々と更迭してた」と考える立場です。あのトリューニヒトをここまで本気にされた時点で相当なものと思いますけどねえ。 まあ、これ以上の議論は平行線だとは思います。少なくとも、本作ではヤンの行動はロボスなどと同じ「一流の政治家」のそれとして扱いますので、ご了承ください。 |
限りなくここが正念場になりますね。イゼルローンを掌握するのは無理ですがどうにか協調まで持っていけるなら勝ちですけど。 ヤンときちんと話ができてヤンが幕僚と話ができる時間をとれるかが勝負ですね。
作者からの返信
2014年 09月 21日 20時 58分 |
なんだかんだ言いながらも最終的にはエリヤがヤンやラインハルトに勝つのは目に見えているからなんとでもなりそう。 ~追記~ 本来の史実 宇宙歴798年1月・帝国歴489年1月 シャフト技術大将、ラインハルト元帥府を訪問 同盟軍アッテンボロー少将分艦隊、帝国軍ケンプ大将麾下分艦隊と交戦 ケンプ大将、ミュラー大将両大将にイゼルローン要塞攻略が命じられる 宇宙歴798年3月・帝国歴489年3月 同盟軍ヤン大将にハイネセン召喚命令が下る 帝国軍、ガイエスブルク要塞のワープ実験に成功 宇宙歴798年4月・帝国歴489年4月 同盟軍ヤン大将ハイネセンに到着、査問会が始まる 同月10日「第8次イゼルローン攻防戦」始まる ガイエスブルク要塞がイゼルローン回廊に到着 戦艦ユリシーズを旗艦とする同盟軍哨戒艦隊が発見 同月14日ガイエスブルク要塞がイゼルローン要塞に向け要塞砲を発射 本来の史実だと計画が始まってから僅か2ヶ月でガイエスブルク要塞を移動要塞化に成功しているんだよなあ。 多少のタイムラグがあるにせよそう遠くない内に帝国軍の大攻勢が始まる。 さて、どうなりますかねえ。 ~追記~ ガイエスブルク戦役は起きないだろうけど、代わりにイゼルローン要塞破壊作戦が実行されそう。 イゼルローン要塞にイゼルローン要塞と同じ大きさと同じ質量物をぶつけるだけで、エリヤのイゼルローン方面軍を始末出来る。 そしてその後にガイエスブルク要塞をイゼルローン回廊に持ってくるだけで、同盟は帝国に王手をかけられてしまう。
作者からの返信
2014年 09月 21日 20時 43分 さて、どうなるんでしょうね。 |
ルドルフ大帝の軍事理論なら銀河帝国士官学校では全部必読書では無いでしょうか? 自由惑星同盟ではルドルフの軍事的才能については評価されていても簒奪者ルドルフの理論だからけしからんとされている可能性はあります。 しかしベッカー准将、亡命時にルドルフの著書持ち込んでたんですか… 良く没収されなかったなぁ
作者からの返信
2014年 09月 21日 20時 41分 |
ルドルフの兵法を逆利用とか何か良い意味でも悪い意味でもフラグたててる気がします。 特にヤンは過度な民主主義支持者であり、歴史家気取りでも有り、逆に過度な反独裁主義な訳で、当然ルドルフに関しても勉強し尽くしていると思います。 共にエルファシルの英雄であるヤンとエリヤ君は対立するのか、それともわかり合えるのか楽しみです。 コメント まぁエリヤ君的にはヤンと敵対なんてしたくない、というか、誰とも敵対したくないでしょう。 ここからが本当にエリヤ君にとっての正念場なんでしょうね。
作者からの返信
2014年 09月 21日 20時 40分 おっしゃるとおり、エリヤは誰とも敵対したくないでしょうが。それを押し通せる立場でもなくなりつつありますね。 |
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2014年 09月 24日 07時 30分