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魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者

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第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
  第四話 束の間の休息

俺はなのはとテスタロッサがいる病室に来ていた

「......」

「そうだったの.....」

俺はなのは達に過去の事を全部話した。なのは達はうつむいたまま黙っている

「今まで隠していてすまない」

俺はなのは達に頭を下げた。誠意が伝わるようにしっかりと

「べ、別に謝る事じゃないと思うよ?そんなこと簡単には話せないだろうし」

「それでも、だ。俺の気が済まない」

「うう....ん」

なのはとテスタロッサはお互いの顔を見ながらどうしたものかと悩んでいた

特に気にしてない二人は対応に困っているのだ

「えっと、じゃあ蒼炎くん」

最初はテスタロッサが話を切り出してきた

「なんだ?」

「なのはは呼び捨てだよね?」

「そうだな」

「でも私は名字で呼ぶよね?」

「ああ、....なるほど呼び捨てでもいいのか?」

「(コク)」

「わかった。これからもよろしく頼む、フェイト」

フェイトは満足したのか笑顔のままなのはの方を見た。次はなのはか?

「その...蒼炎くん。一つ質問いい?」

「ああ」

しかしなのははしばらく何も言わず黙っていた

俺はなのはがしゃべるのをじっと待った

しばらく待つとなのはは言い始めた

「蒼炎くんは、今もまだ過去を気にしているの?」

それは、以外な言葉だった

「気にしているかと言われれば気にしてるよ。でも、もう過ぎたから....さ」

なのはは人の本質を的確に突く、しかも自然に入ってくる

これにフェイトは救われたのかもな

「寂しくはないの....?」

「寂しい...か。どうなんだろうな」

寂しい、ね。ここ最近そんなの感じたことがないな

空気が湿っぽくなってきたので

「ああやめやめ!こんな空気じゃけがも治らないからな。とりあえず今日は休め!元気になったら俺が稽古つけてやるよ。お前ら、またあいつらに挑むんだろ?」

「「もちろん」」

「だったら早く休め、俺も自室に戻るよ」


俺はそういい、この部屋を後にした





































そんな会話から2日経ち、なのはとフェイトの怪我が完治した

学校にも行けるようになり、今頃は勉学にいそしんでいるようだろう

その間俺はデバイスについて学んでいる

アルティメイタムを自分でメンテナンスできるようになりたいからな

なのでなのは達が学校に行っている間はアカシック・レコードの情報で勉強していようと思う



そしてなのは達が帰ってくる時間になってくると俺はフェイトが住んでいるビルの屋上に行く

「おまたせー」

「待った?」

「いんや、ジャストタイミング」

ここでなのは達を鍛える。そういうことを今日からしていこうと思う

といっても俺が教えられるのは近接戦闘だけなんだがな

フェイトに対しては獲物の扱い方をもう少しうまくできるように教えたいと思う

なのはに対してはいかに早く自分の間合い、即ちミドル〜ロングレンジに持って行くかだよな

この二人は見事に適性レンジが反対なんだよな

でも、だからこそこの二人が協力すればどんな敵にでも勝てるだろう

後方からの強力な射撃援護を受けながら近接戦闘で相手を翻弄する

完璧なコンボだろう。正直、この二人の相手を同時にしたら今はまだ大丈夫かもしれないけどいつか負けるだろうな




「ふっ、はあ!」

「狙いが甘いな。もっと相手の隙を的確につけ、それだけの動体視力と反射神経はあるんだから」

フェイトとの訓練は木の棒を使ってチャンバラみたいなことをしている

フェイトの本領は高速移動による翻弄だろう。仮にそれができない場合の指導をしている

武器を操る速度も早いからそれを活かして、相手が産んだ僅かで小さな隙を的確に突くという稽古をつけている

なかなか早く教えたことを吸収しているので結構驚いている

もっと時間がかかるものだと思ってたんだけど...

これならとりあえずなのはの方に移っても問題ないか

「よし、とりあえず休憩な。ちゃんと水飲めよ」

「うん」

フェイトを壁際に座らせて、俺は素振りをやっているなのはの方に向かう

「さてと、なのはは避ける練習な」

「え?それだけなの?」

それだけというが俺の攻撃を避けるってお前には辛い気がするぞ?

もともと空間認識能力が高いなのはだ。動体視力を伸ばすことは割と簡単だろう

動体視力が付けば避けることも格段にやりやすくなるはずだ

というわけで

「いくぞ!」

「え、ちょっ!!待ってええ!!」

最初は問答無用で攻撃して慣れさせる











「「つ、疲れた....」」

稽古が終わるとなのはたちはすぐに座り込んでしまった

そんなに疲れるようなものでも......あったか

「これ位をデバイス戻ってくるまでずっとやるからな」

「えぇ...」

嫌なそうな声を出すなのは

「これくらいで根をあげたらあいつらには勝てないぞ?」

「む、それは嫌だ」

「うん。今度はちゃんとお話したいの」

闘争心はばっちしか。まあ、それなら実力は伸ばせるだろう








ここでなんだが俺の平日を見せようと思う

俺の朝は早い

朝早くに起きて真剣の素振りをする

これをしないとなんか落ち着かないのだ

それが終わると朝ご飯を食べる。普通は自分で作るのだが今はアースラの食堂にお世話になっている

そしたら後はだらだらとデバイスの勉強をしつつ本、小説を読む

俺が好きなのはファンタジーとミステリーだ

もともと魔女のゲームによく参加していたので知識にとミステリーを読み始めたのが小説が好きになったきっかけた

人間が考えたミステリーは時にこちらの度肝を抜いてくれる。それがクセになり好きになった

ファンタジーはファンタジーで面白い

幻想を実際に見たことも無ければ触ったこともないのによくここまでかけるものだ

そしてそれがなかなかに面白いのだ

見たことがないからこそ俺たちでは絶対に考えないようなものを書ける

そういうのに触れるのはなかなか新鮮なのだ

そうそう、最近は料理本なんかも買ったりする

士郎に感化されたのか料理を極めてみるのもいいかもと思ってな



そうしているうちに夜になる。夜になったら今度は魔術回路を開いて魔法の練習だ

最近は脳内に宝具のデータを保存する作業をしている

保存する作業はかなりの時間がかかるが、そうすれば戦闘中いちいち検索しなくても複製できるようになるからな

今コピーし終わったのはゲイ・ボルグ、ローアイアス、エクスカリバーの3つだ

ゲイ・ボルグに関しては因果を歪めるという効果をちゃんとつけてある。ローアイアスも概念付与は終わってる

エクスカリバーは星が造ったものだ、問題ない

それが終わったら寝る

これだけだ

修行というかそういうのは朝と夜だけ、しかも合計して2時間程度しかやってない

ほとんどグータラしてるのが俺なんだよな

以外か?



まあそうだよな。え?なんでそれでそんなに強くなれるのかって?


何年生きてると思ってるんだ







オチはない(キリッ 
 

 
後書き
一日が全然駄目だった....


ちなみにデバイスの勉強無かったら一日中本読んでます 
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