| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ガンダム大好きですが何か?

作者:和田真
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

燃えろガンキャノン

 
前書き
コアファイター

所属   地球連邦軍

開発   地球連邦軍

製造   ジャブロー

生産形態 試作及び量産機

全長   8.60m

重量   8.90t

出力   12000hp

最高速度 マッハ4.8

装甲材質 ルナ・チタニウム合金

武装   4連発小型ミサイル×2
     30mm2連装バルカン砲×2
 

 
「それにしても大尉はどこからあんなMSを持ってきたんですか?」

「人には聞かないほうがいい秘密というのもあるんだぜ、アムロ」

今回は大気圏突入の準備でブリッジが忙しいため問い詰める役がアムロになっていた。
しかし、アムロはこれまで色々と世話になって来て、歳も近いことから士郎のことを兄のように思っていたために問い詰めもあっさりしたものだった

「大尉はシャアがこのまま引き下がると思っていますか?」

「いんや、もう一回ぐらい仕掛けてくるんじゃねえかな」

「僕もそう思います。シャアのムサイにはもう大した戦力もないはずなのに何故か攻撃してくる()()()()んですよね」

この時、士郎はアムロが確実にニュータイプに覚醒しつつあることを悟った。
最近のシュミレーションでのアムロとの対戦でも少しずつだが勘が良くなってきているのは感じていたが、ここ(アムロ)むこう(シャア)の距離でも敵意を感じれるようになっているのだから

「まあなんだ、シャアが攻めてきたときにガンダムには大気圏突入のオプションが付いてるからって無茶すんなよ」

そう言って士郎はガンキャノンのもとへと向かった
アムロはそんな姿を見ながら首をかしげながら小さく「はい」と返事をしただけだった

・・・一方ブリッジ・・・

大気圏突入まで後8分といったところでブライトが艦内放送を行った

「只今より8分後に大気圏突入を行います。揺れることもありますがご心配なさらず。
各船員は持ち場にて作業を行うように。シロウ大尉、アムロ君も各MSにて待機するように。」

そう言って回線を切ってすぐにレーダーに反応があった

「敵機発見、こちらに接近中。数は・・・7機です!!」

「7機だと!?シャアめ、勝負をかけてきたか。MS部隊発進!4分以内には帰還するように伝えろ!!」

「了解です。アムロ、ガンダムいっきまーす!!」

あの有名な掛け声とともにガンダムがカタパルトから射出され、再び準備のできたカタパルトにはガンキャノンが足を乗せていた。

「大尉、その機体では無理です。戻ってください!」

セイラが止めるのもそのはず。士郎ののるガンキャノンは左腕もとりあえず付けただけという状況であり
ブースターの方も完全に修復できたわけではなかった。

「アムロに7機も相手にさせれるか!どっかで無茶しねえといけねえなら今やってやる!」

誰も何も言えなかった。士郎の言うことにも一理あるがやはりガンキャノンでは無茶があるのだ
しかし、先ほどのヅダは大気圏突入中なんかに出せば一瞬で空中分解するような代物なのでガンキャノンしかないのも事実だったからだ。

そうこうしてる間にカタパルトは射出シークエンスに入っていた

「I have a control. シロウ・イクサバ、ガンキャノン出撃する!!」

制止の声を無視して士郎は戦場へと向かった

・・・その頃戦場では・・・

「黒い亡霊は出ていないか・・・今のうちに白いMSを墜とさせてもらう!!」

「ちぃ!シャアだけでも大変なのに周りを囲まれた!」

シャア率いるMS部隊に囲まれたアムロはなすすべなく防御に徹していた。
しかしそれも士郎とのシミュレーションにより鍛えられた勘でなんとか持ちこたえているという非常に危うい状況だった

「このままじゃ、墜される!!」

そうアムロが覚悟したとき、センサーの範囲外から放たれた実弾が1機のザクの腕を破壊した。
そしてアムロの元に心強い兄からの通信が入った

「アムロ無事か!?」

「はい!援護ありがとうございます!」

「いいってことよ!」

近づくガンキャノンはかなりの速度で移動しつつも狙いたがわずビームを放つ
距離があるため直撃とまではいかなかったが、部位破壊、武器破壊という結果をもたらした

「7機か・・・狙ってる暇はないんでな、乱れ撃つぜ!!」

アムロはその後の光景を見て思った・・・大尉って嘘つきだ
なぜなら両肩のキャノン砲もビームライフルもヘッドバルカンも見事に全弾敵に向かっているのだから。
敵機は皆、防ぐことで手一杯だった、あのシャアさえも、だ

ガンキャノンが見事な乱射?をしている間にガンダムは狙いを定めて1機、また1機と敵を落としていく
しかし、3機を墜した時に1機のザクが重力に引かれそのまま焼け死んだ。

思えば戦闘開始から6分、遠くではホワイトベースが突入を開始していた。

「アムロ、3秒後に敵を離すからホワイトベースまで戻るぞ」

そう言ってきっかり3秒後、士郎はハンドグレネードとスプレー弾を撃って敵を牽制した
そしてホワイトベースへ戻る。シャアの方も限界だと感じたようで降下用カプセルの方に行った・・・たった1機を除いては

「クソッあいつぐらいなら墜してやる!」

それはアムロの慢心だった。士郎のおかげで実力を身につけたが実戦経験の少ないアムロは引き際を読み間違えたのだった

その後、ザクを落とすことは可能だったが、やはりというかホワイトベースまで戻ることは不可能だった。

「こんなに重力が重いだなんて・・・このままじゃ焼け死ぬ!」

「アムロ!耐熱シートを使え!!」

やはりアムロに救いの声をかけたのは士郎だった。士郎は耐熱シートを使えと言いながらガンダムに近寄っていった
そのことに驚くアムロだったが、言われた通りに耐熱シートを広げた

「熱が下がった!でも持つのか?」

「アムロ!俺のも使え」

熱が下がりきらないガンダムをガンキャノンが自身の耐熱シートで覆うと、ガンダムの熱は一気に下がった
しかし、耐熱シートのないガンキャノンは熱で溶け始めていた

「大尉!!」

「安心しろ。脱出する」

そう言ってガンキャノンの体が上下に別れ、中から戦闘機(コアファイター)が出てきた
コアファイターはガンキャノンの装甲を盾にするが既に限界を迎えていたガンキャノンはすぐに燃え尽きた

「「「大尉!!」」」

近くにいたアムロもホワイトベースで見ていた乗組員もコアファイターが燃え尽きることを予測した
しかし当の本人である士郎は落ち着いていた

「・・・これだけ時間を稼げば十分だよな?ハロ」

するといきなり光速で小型のシャトルが飛んできてコアファイターを収拾した。
士郎以外何が起こったのかわからないまま、無事ガンダムとホワイトベースは地上に降り立つことができたのであった 
 

 
後書き
というわけで今回は大気圏突入してやったぜ
ハロとかそろそろ出したかったし、アムロにも戦わせたかったんで今回はちょいとしか話は進んでないぞ
え?アムロが戦ってないって?・・・気のせいさヽ(*´∀`)ノ

次回からはガルマ戦か・・・特に方向性は未定なんで希望があれば即採用だな!
というわけで感想の方もよろしく!
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧