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魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者

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第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
  運命の魔術師は皆様々な意味で特殊だ by先生

 
前書き
独自解釈が入りますが、お許しください.... 

 
帰ったら、俺は直ぐに床に正座させられていた

「なんで魔術回路開けてるのよ!?あんた魔術師じゃないんでしょ!??」

デスヨネー

マジであの時は失敗した

反射的に開いてしまったが、別に開かなくてもよかったよね

仕方ない、魔法についても話しますか


ーーーーーー1時間後ーーーーーーーー

「なるほどね。でもどうしてそんなことになったのかしらね」

「わからない。生まれつき根源に繋がっていたというわけではなさそうだし」

「ならば、調べてみればいいだろう」

いきなりアーチャーが実体化してきてびっくりした

「そうね。お願いしていい?アーチャー」

「任された」

「あれ?俺の意見無視?」

「うん♪」

「諦めたまえ」

アーチャーの手が俺の体に神速で触れる

同調開始(トレースオン)

うおっ!なんか変な気分!!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうも、アーチャーだ。リンに頼まれたのでこいつの解析をしようと思う

先ずは身体情報から

ふむふむ。一応人間の域は超えていないか、まあ超人の部類程度だろう

歳は....?よくわからんな。まあいい、特に重要でもあるまい

魔術回路は35本、しかし一本一本の質がいかれてる。総量としてはリンと同等以上だぞ

さて、ここからが問題だ

起源の解析を.....!?

これは、まさか!そんなことがありえるのか!??

だとしたら納得だ。これは....あの両儀以上の異常だぞ

ひとまず、伝えるか

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

それは一瞬だった

変な感じがしたと思った次の瞬間にはもうなくなっていた

だが、アーチャーの顔色が凄く悪くなっていた

どういうことだ?

「え?それって...どうするの?」

「本人が決めることだろう」

遠坂とアーチャーは何か話し合い、決めたようだった

「蒼炎、君は起源とは何か知っているか?」

「あれだろ、簡単に言えば前世の共通項」

「まあ、そうだな。今、君の起源がわかった」

「ってことは魔術適性もわかったってことか!」

「ああ。だが、覚悟して欲しい。もし起源を知れば、否が応でもそれに引っ張られてしまう。ありとあらゆる行動がね。それでも聴くか?」

「勿論」

「そうか」

蒼炎が覚悟を決め頷くと、アーチャーは語り出した

「まずは起源にも属性があるものがあるというのはしっているか?」

「そうなのか?」

「ああ、例えば"燃やす"や"切断"などであれば火属性に適正を持つ、といった具合だ」

「なるほど」

「二重属性であれば二つの起源を持つこともありうるだろう。ただし、相反する属性を持つには条件がある。すべての属性には強さがある、相反する属性を持つ場合、それらが釣り合ってる必要が出てくるのだ。例えば、強度の火と強度の水、といった感じだ」

「なるほど。確かにどちらかが弱ければその瞬間飲み込まれるからな」

なんかアーチャー妙に慣れてないか?とか思いつつ話を聞いていく

向こうでは遠坂も聞いていた

意外に重要な話っぽい?

「基本的に属性は五大元素、すなわち火、水、風、土、空の5種類と架空元素2つ、すなわち虚と無の7つがある」

「因みに私は五大元素使い(アベレージ・ワン)よ」

「まじか!!すごいなおい!!さすが歴史を重ねた家」

遠坂家はけっこう古くからの魔術一家らしい。魔術は年を重ねれば重ねるほどに強くなるものみたいだからな。その例に遠坂は漏れていないようだ

「安心したまえ。君の起源はもっとすごい」

「え...。どういうこと?」

「これから説明しよう。どこまではなしたか、そうそう属性の話か。そして対応は火と水、風と土だ。空は今のところ独立しているから気にしないように」

「ふむふむ...」

そこは四大属性に違いないんだな

「さて、ここで君の属性の話をしよう。なんだと思う?」

俺はそう聞かれ、少し考えた

アベレージ・ワンよりすごいか....

「架空元素二つ?」

「ふむ、それもある」

「それも?ほかにもあるのか?」

アーチャーは息を吐き、ついに俺の起源を告げた

「君の起源は、五大元素すべてを束ねた、極度の聖と、架空元素すべてを束ねた、極度の闇。種別は、"創造"と"破壊"、だ」

..................それって


創造主と同じ属性じゃないか....

「ここから予測される魔術適正は、基本魔術全般はマスターできるだろう。あとは、創ることと壊すことだな。おそらくは武器を創るみたいな魔術は適していると思う」

「....」

さすがの俺もしばらく呆然としてるしかなかった

そういえば先生は言ってたな



ーー運命の適正はある人間はみな特殊だ。無論私も含めてな

こういうことか....

「....い。....おい。聞いているのか」

「っあ、ああ。てことは投影なんかはうまくいくんじゃないのか?」

「ふむ。なるほど、そうだな。だがそれより前に今日からは基本魔術の練習からだ」

「うへぇ....了解で....」

この後遠坂と訓練するが、起源の話であまりはかどらなかったとか


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「はあ.....」

あれからしばらく日にちがたった

とりあえず基本魔術一通りと投影の基本だけはマスターできた

投影に関してはアーチャーがすごいうまかった、というか本物と見分けがつかない

俺の投影はやはりアーチャーと比べると雑だ

まあ、アーチャーは俺のを見て、良くできていると一応は感心してくれたが

ただ、これは普通(・・)の投影に関してだ

物質を理解し、再現する。それを解析によって行うにはさすがにつらいものがある

しかし、しかしだ

(これでいいか)

俺は部屋にあるランタンに手を置く

検索(サーチ)

もし、すべての情報があるアカシックレコードに接続し、そこからコピペの要領で持ってくれば

発見(ヒット)....複製(コピー)

それは。本物と同じ物になるのではないのか?

入手(ゲット)

俺の反対の手には全く同じランタン。解析をしても全く同じ物だ

これが俺の魔術。いやどうだろうな、魔法になるのか?一応俺はこれを"複製"と呼んでいる

これは投影にはない利点がある

戦闘中にそんな暇はない気がするが、検索してくればたとえ現物を知らなくても創れるのだ

というか戦闘中にそんなことしてたら情報量で頭がパンクするわ

「成功か....まあ戦闘中にやるとすれば相手の宝具を複製するくらいか」

それでも十分強い。ただし、真名解放は無理かもしれないが

さてと、遠坂達はいま学校だし、どうしようかねぇ

<たまにはかまってくれよ~う>

「アルティメイタムか、久しぶりだな」

俺のデバイス(相棒)をこの世界で使うわけにはあまりいかない

異端だし、必要以上に注目を浴びるからな

とりあえず、今すべきことは

「練習あるのみかな」

俺は木剣を投影して、剣術の練習をしようとしたときに、事態は動いた

パキンーー

そういう音が頭に響いた


ーー「遠坂、これを」

俺は遠坂に小さい刀を渡した

「これは?なにか魔術的なものを感じるけど」

「俺が作った刀だ。まあ守り刀だ」

そう、これは俺が作った刀。文字通り魂込めた刀

すなわち俺の半身でもある

俺は先生から刀鍛冶を学んだ。それの応用だ

「そう。なら持たせてもらうわ」

だがこの刀にはある仕掛けがある。それはーー

(魔術が起動したっ。転移ーー座標指定、安全確保!!)

保持者の近くに大規模魔術が起動した際に割れる

そうただそれだけ

しかし半身である以上、割れたという情報はすぐに届き、座標もわかる

すなわち

「遠坂!!」

「え?遠藤くん!?」

すぐに転移できるーーーーー 
 

 
後書き
いつの間にかお気に入りが10越え・・・

これからもがんばります!! 
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