勇者指令ダグオンA's どっこい
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第四話 南力抹殺大作戦2
「ふん!ふん!!」
フェイトがバルディッシュで素振りしている。その姿には鬼気迫るものがあった。
「頭冷やそうか・・・」
なのはがとあるターゲットに向かって砲撃をしている。その姿にも鬼気迫るものがった。
「なのは・・・調子はどう?」
「ばっちり・・・今度こそ殺れるかな?フェイトちゃん」
「うん今度こそ・・・」
フェイトの一閃となのはの砲撃がとある男の写真を消滅させた。
「「南力覚悟!!」」
第四話 南力抹殺大作戦2
事件は数日前に遡る。
「ふぁ~~」
昼休みの食堂ではやてが眠そうな顔をしていた。
「眠そうだなはやて」
「あっヴィータ。うん昨日の夜力君と激しい運動したからな~」
ガッシャーン!!
「「?」」
はやてとヴィータが見るとなのはとフェイトが持っていたトレイをおっこどした。しかも物凄い形相だった。
「なんや二人ともどうしたん?」
「は・はやて・・・今の話し本当?」
「へ?」
「・・・あの馬鹿男と夜に激しい運動したって」
「ホンマやけどどうしたの?」
なのはとフェイトに稲妻が落ちた。
((あの野郎とうとうやりやがったな!!))
なのはとフェイトの頭の中にとんでもない映像が再生される。
(許せない!嫌がるはやてを無理矢理!!)
(絶対に許せない!!はやてちゃんの仇!!女の敵!!)
なのはとフェイトが何を想像したかはご想像にお任せします。
「いいですか皆さん!!」
フェイトによって会議室に集められた管理局員達。
「この時空犯罪者を抹殺します!!」
何故ミッドチルダにホワイトボードがあるかは不明。フェイトは乱暴にマーカーを書きなぐっている。
「この最低男を逮捕!もしくは抹殺です!!」
フェイトは力の写真を貼り付けた。そして局員全員が思った。
(そんな写真をどっから仕入れた?)
フェイトがホワイトボードに貼った写真は力がブイサインしながらあっかんべーしている写真だった。だがフェイトは鬼気迫る顔だった。
「この男は八神捜査官をあーしてこうしてえかあああああ」
あまりにもヒートアップしすぎて聞き取れないがフェイトが力のことを物凄く怨んでいることがわかった局員達。
「あの野郎は嫌がるはやてを無理矢理!!徹底的にぶちのめします!!」
(おいおい執務官が私情で動いて良いのか?)
「あの・・・ハラオウン執務官」
「なんですか!?」
「この男がそんなに悪い人なんですか?」
「なんですと!!」
「だってこんな間の抜けた顔した男がそんな大犯罪やらかしますかね~」
「精々ダフ屋とかが関の山かと」
管理局員A,Bの言葉に頷くその他の管理局員。
「そんな事はありません!!良いですか!!こいつは全世界の脅威!もしくは悪魔!女の敵です!!」
私情が見え見えなのでとりあえず撤退する管理局員だった。
一方
訓練生達を10人同時に相手にするなのは。
「はああ!」
アクセルシューターを放ち訓練生を撃墜していく。
「おい高町教導官どうしたの?」
「なんでも凄い強敵と戦わないといけないらしいよ」
訓練生AとBが話している。なのはは先ほどから訓練生を10人同時に相手にするという無茶苦茶な訓練をしていた。
「次!!」
「おいおいなんだかわかんねえけど逆らわないほうが良いぜ」
と言って最高に機嫌の悪いなのはに向かっていく訓練生だった。だが回を重ねるごとになのはの戦闘力は上がっていった。
「まだだ・・・あの悪魔の防御力は並大抵じゃない・・・ここは」
なのはの思いつきで犠牲になったのは某偉大なる無限書庫の司書長だった。
その夜なのはは管理局裏庭で頭に蝋燭立ててにんにく持つなり数珠をもつなりお札持つなり・・・とにかく呪いのアイテムというアイテムを持ち必勝祈願として力のわら人形に槌を打っていた。
翌日
「・・・これだけ?」
フェイトが収集した南力抹殺隊に参加したのはなのはとフェイトのほかギンガとシャッハだった。
「どうして!?フェイトちゃん!あの男は全人類の敵なんだよ!!」
「ごめん・・・私がヒートアップしすぎた・・・」
流石に反省するフェイト。そしてギンガとシャッハは。
「私は前回負けたから今回リベンジにかかります!!」
左腕スナップさせ準備運動するギンガ。
「あの悪魔は世界の恐怖になります!!討伐しなければなりません!!」
と言ってトンファー振り回す暴力シスター。
「「「「目標は南力!!」」」」
力の間抜け面の写真がダーツで滅多刺しにされた。
因みに他の管理局員にとってはただのお騒がせ事件となっていた。
そしてその悪魔はというと・・・
「♪~♪~」
呑気に鼻歌歌いながら帰り道を歩いてます。
「♪~♪~」
財布から小銭を出し目の前の自販機の前でジュースを買って飲んだその時。
天啓が
ピッキーン!
「・・・なんだ?俺に何かが起ころうとしている!!」
こういう事については力の感は鋭くなる。
ズッドーン!!
「とおりゃあ!!」
突如放たれた砲撃を力は跳躍し避ける。自販機は粉々に破壊され力は缶を落とした。
「な!なんじゃ!?」
力が見上げるとそこには白い魔王、金色の閃光、暴力シスター、ローラー少女、などが居た。物凄い表情で力を睨んでいた。
「な・・・なによ?」
物凄くウザそうな力。するとなのはが口を開いた。
「悪魔・・・はやてちゃんのために死んで・・・」
「へ?」
相変わらず理不尽な言い分に?マークの力。そして今回は見に覚えはありません。そうこうしているうちに全員から砲撃される力。
「うわ!うえあ!!」
ガシャコン
「大人しくしてないと楽に死ねないよ・・・覚悟は良いよね・・・・悪魔?」
「へ?ちょっとま「覚悟おおおおおおおおおおおおお!!」
「真剣白羽取り!!」
フェイトのザンバーを真剣白羽取りで受け止める力。
「チッ!やっぱり一太刀じゃ無理か・・・・」
「やっぱりお前チッ!って言っただろ!」
「問答無用!!」
「あひゃああ!!」
フェイトの横一閃を無様な格好で避ける力。
「はあああああああ!」
ギンガの連続突きが力を襲う。必死に捌く力。
「く!上手く当たらないなんて・・・」
「ギンちゃんの打撃なんて当たっただけでお陀仏だ!!」
「誰がギンちゃんですか!!」
「ぬごおおおおおお・・・鳩尾・・・」
思いっきりお腹押さえる力そして。
「はあああああああああ!!」
「げふげふ!!」
シャッハのトンファー乱れ打ちをお見舞いされます。吐血しました。
「大人しくしなさい!!成敗!!」
「逃げろ!地の果てまでも!!」
「「「「待てえええええええええええ!!」」」」
と言ってデバイス振り回して力を追いかける南力抹殺隊だった。
一方
「ふ~疲れた~」
昼休みになった飛鳥。外を歩いていると携帯が鳴っています。
「はいもしもし」
『あ!飛鳥さんですか?』
「お?ティアナどした?」
『はい休憩になったのでお昼ご飯どうですか?』
「おお!いいねえいくい・・・やっぱり止めとく」
『え?どうしてですか?』
「・・・後5歩くらい歩いたら力に巻き込まれる」
『は~そうですか・・・気をつけてくださいね』
と言って電話を切った飛鳥。
1歩
2歩
3歩
4歩
5歩ズッドーン
飛鳥の宣告通り5歩歩くと砲撃された飛鳥煙吐いてます。
「けっほ・・・ったくなんなのよ」
「おお!飛鳥良いところに!!」
「はぁ・・・やっぱり」
突如現れた力に頭抱える飛鳥。そして・・・
「覚悟おおおおおおおおお!!」
「「うぎゃああああああ!!」」
再び振り下ろされるザンバー。力と飛鳥の間を斬りました。そして騒ぎを聞きつけた野次馬達。
「チッ!」
「ハラオウン執務官チッかい!」
「東飛鳥・・・あなたも同罪です!甘んじて受けなさい!!」
フェイトがザンバーを周りに人が集まっているのにもかかわらず振り回された。
「「はああああ!!」」
ギンガとシャッハのダブルコンボが力と飛鳥に襲い掛かった。
「ぐ!」
「は!」
力は腕で、飛鳥は足で受け止めると離脱した。
「あんた今度はなにやらかした?」
「知らねえよ!大体怨まれることなんてやりまくってるから一々覚えてねえ!!」
「はあ・・・北斗とサイモン呼ぶか・・・」
と言って携帯取り出す飛鳥だが・・・
ツーツーツー
「・・・逃げたな」
とりあえず自分以外を巻き込めないと悟った飛鳥は・・・
「ああ!こんなところに乾燥した饅頭が!!」
助っ人召喚の呪文。
緑の魔方陣が展開され楓が抜け出てきた。
「どこだ!」
「確保!!」
「ふぎゅ!」
捕獲された楓。
「なんなんですか!?」
「楓手伝え!」
「は?」
わけが分からない楓はとりあえず砲撃された。避けてます。
「な!なんですか!?」
「新しい仲間・・・」
「はい?」
楓が見上げるとなのはが睨みつけていた。そして楓に低音で尋ねた。
「あなたは誰?」
「へ?私ですか?」
「・・・そうあなた」
「あ、はい、私南力の子孫の南楓と申します」
「「!!」」
楓のことを聞いた瞬間なのはとフェイトは更に怖い表情で力を睨みつけた。
「・・・悪魔の子孫」
「・・・これがはやてから」
「へ?」
二人のテンションに付いていけない楓。
「あの~」
「ごめんね・・・はやて・・・」
フェイトがザンバーを楓に向かって振り下ろしたその時。力と同じ動きで楓は避けた。
「!!」
「・・・やっぱり・・・この男と同じ」
「・・・はぁ・・・よく言われますけど・・・・」
「何で行動は母親に似なかったんだ!!」
「何のことですか!!」
楓は避ける避けまくってます。その時。
「どりゃああ!」
「「ぐは!」」
力に蹴り飛ばされるなのはとフェイト。楓にヒートアップしすぎて本来のターゲット忘れてたようです。
「く!南力!!」
小回りの効くハーケンに切り替えたフェイト。
「お前殺人罪食らいたいのか!!」
「黙れ!お前は死なない!」
力も必死に避けています。
「ぬごおおおおおおおお!!」
吹っ飛ばされた飛鳥。ビルに激突しました。
「うああ!飛鳥!!」
急ぎ飛鳥を負う力達。なのは達を巻きビル内に逃げ込む力と楓。だが時間はあまり無い。
「キュウウウウウ!」
ぶっ倒れている飛鳥。描写はありませんがギンガとシャッハを同時に相手してました。
「どうする?」
「どうするって・・・やるしかないでしょ!」
「行きます!!」
3人がダグコマンダーに手をかけた。
「「「トライダグオン!!」」」
ダグコマンダーが起動すると各々のダグテクターが構築されフルフェイスのマスクが構築される。
「「「ブレイブリキ(ウィザーアスカ)(ストームカエデ)!!!」」」
ダグテクターを装着した3人はなのは達と対峙した。
「あ!ダグオンになった!!って飛鳥さんはどこに!?」
(ここにいるも~んっけっけのけ~)
注意、飛鳥がダグオンだということは奇跡的に知られていません。
「全力・・・全開!!」
「な!なのはさん!?」
相手はダグオンだというのになのはは砲撃しようとしていた。
「雷光一閃!!」
「ふぇ・・・フェイトさん?」
悪者とはいえ仮にも勇者に対して容赦をしないなのはだが・・・
こんなに悪いことをしてただで済むはずが無かった。
ガッシ!!
「へ?」
何者かに肩をつかまれたなのは。振り返ると恐怖の顔になった。
「こ~ら~高町ぃぃい貴様ここで何をやっている!!?」
「さ!佐津田刑事!なんでここに!?」
「貴様らが暴れていると通報があったんだ!!ちょっと来い!!」
「うぎゃあああああああああああ!!」
佐津田刑事に連行されるなのは。
「なのは!「フェイトさん」ギック!!」
フェイトが後ろから声をかけられ油の切れたロボの如く振り返るとニコニコと笑っている会長の姿があった。
「の!ノルウェール一等空将!!」
「いけませんね~法を司る執務官が法を犯しては・・・お話聞かせてもらいましょうか?君も」
「「ひ!!」」
会長の笑顔だが目が笑っていない姿に連行されるフェイトとギンガだった。
「シャッハ・・・」
「は!!」
シャッハが振り返ると何故か後ろに居たカリム。
「あなたは神に身をささげた身でしょ・・・殺生はいけませんよ」
「ですが!!」
「ちょっと着なさい」
「あああれ~~~~」
と言ってカリムに連行されたシャッハ。唖然とするダグテクター装着した力達。
「ってダグテクター付けた意味合ったの?」
「「無い無い」」
と言ってダグテクターを解除する力だが・・・
その時邪神が舞い降りた。
「り~き~く~ん~これはどういうこと~や~」
「あ・はやて」
力の目の前に舞い降りたはやて。指間接ボキボキ鳴らしてます。
「さ~りきくんせつめいしてもらおうか~」
「何で漢字変換しないの?」
「うっさい!!」
リミットブレイク発動!!
「へ?何リミットブレイクって?」
楓の疑問に力が説明する。
「説明しようリミットブレイクとは八神はやてに秘められた全魔力が感情の高まりとともに頂点を振り切った時に発動し身体能力を限界なしで増大させる恐ろしい現象である!!」
「せつめいおわったか~りきくん~かくごはいい?(超低音)」
既に正気を失いつつあるはやて。
「これがお仕置八神スペシャル!!豪華特盛フルコース!リミッテッドエディションじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
この後各々がどういう運命で終わったかはご想像にお任せします。
因みにはやての言った夜中の激しい運動とは・・・
「この馬鹿たれ!!」
「やめろおおお!!今回は無実だあああああああああああ!!」
「じゃかあしい!!」
家の中で金平糖振り回すはやてと逃げまくる力。
力が避けると八神邸に風穴が開くそしてはやては数トンあるであろう金平糖を自由自在に振り回している。そして力はひたすら逃げる。
正しく激しい運動だった。
「はやて・・・これ以上家の風通し良くしないでくれ」
「大工さんしばらくお休みみたいよ~」
開いた風穴を一生懸命塞いでいるザフィーラとシグナムだった。
皆さん誤解を生むような発言は止めましょう
後書き
ん?ここは何処だ?何この格好・・・勇者リキって・・・何!?魔王高町なのはを倒しに行けって!!あんた何者!?
次回!勇者指令ダグオンA’s どっこい リリカルクエスト
何で今回俺が勇者!?
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